またマネされました・・

雨ですね。本当に予定が立てられなくて参ります。

雨予報でも晴れ間が出たと思って現場へ行っても、やっぱり降り出してきたりします。今日も夕方以降は雨予報でしたが、早々と昼から降り出してきて、職人が戻ってきました。

 

私は現場がない日も、事務所で仕事です。PC作業が主な作業となります。

で、今日も何気なく見ていたインターネット。またまた見ず知らずのリフォーム会社さんのホームページに、うちの画像が掲載されているのを発見しちゃいました・・・もちろん許可はしていません。

これでもう何件目でしょうか。そして再認識しました。やっぱり塗装業者というものはどんなに見た目がよさそうな会社でも、相当注意を払わなければならないならない業種なんだ、ということを。

今回発見した会社も、社長の似顔絵からはじまり、お客さんの喜びの声、行政や国からの許可や資格などもそっくりコピーして掲載しています。外装リフォーム会社で、地域の皆様に愛されて46年・・・というようなことも書いてあるもんですから、私がお客さんだったら見積もりを取ってみようかと、つい候補に上げてしまいそうです。

 

ところがどっこい、そのお客さんの工事評価のところに、以前うちが行った工事の写真が、工事前と工事後、そのまましっかり載っかっちゃってるんです。

お客さんの評判も、「娘さんから母親であるこのお客さまへ私たちをご紹介いただき・・・」と、なぜか写真のお客さんとは違う、うちの別のお客さんの声がそのまま掲載されています。きっと写真とお客さんの声で、それぞれよいものを選んだのでしょう。

何といったらよいのか、よくここまで・・・と、もうすごいとしか言いようがありません(笑)。皆さんに、その業者の写真ページと、同じ写真が載ってるうちのページを比べて見てほしいところですが、ここはこらえておきます。

 

塗装工事だけでなく、ほかの建築系のリフォーム工事もみんなそうなのかなーと、思いますが、

「お客様の喜ぶ顔が見たくて」
「お客様のために・・・」

といった文章をよく見ます。この会社のホームページにも、そのようなことが書いてありました。だから驚くというか、もうそういうのには私は慣れっこですが。

それに、確かにお客さんに喜ばれるような仕事ができれば、こちらもうれしくなるのは当たり前すぎるほどの話です。ただあえてそういったことを前面に出す会社ほど、私はどこか疑問を感じてしまいます。その前に必要なのが、自分に負けない根性というかプライドなんです。

人間は自分に甘い動物。こんなことは誰もがわかっているようですが、認めない人も多いかもしれません。

しかし現場では、想定外の臨機応変に対応しなければならない状況がよく起きます。それがキツイ仕事になったとき、自分に負けそうになったり、自分に負けて甘い仕事をしてしまいそうなこともあります。そこを自分に負けない根性で乗り越えないと、お客さんの喜ぶ顔が見たいと思っても見ることはできません。

 

今は現場に出ることがほぼない私ですが、以前はこのように自分と戦っていた毎日でした。

だから職人の仕事で、自分に甘くなって手を緩めたことがわかる仕事を目の当たりにすると、正直イラッとしてしまいます。たぶん私が思うに、「お客さんのために・・・」と連呼するような会社というか人間は、本当は現場仕事の過酷さがわかっていない人ではないか・・・

と、前から思っていたことですけどね。。。今回はこんなきっかけがあったのでお伝えしました。

それでは、また次回!

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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