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港北区新吉田東の外壁塗装。大雪に見舞われながらも念入りにクラック補修

港北区新吉田東の施工事例です。

1/29からはじまった外壁塗装工事。寒さが厳しくなってきたところに、大雪が追い打ちをかけます。

目次

足場

Beige house surrounded by metal scaffolding during renovations on a sunny day.

足場はくさび緊結式足場と言い、しっかりと足を踏みしめられる足場を使用しています。この足場が、昔主流だった単管足場(パイプを二本つなげただけのような足場ですね)と違ってしっかりと体を支えられ、かつ、塗装の際は一斗缶なんかもおいておけるので、とても重宝しています。

長い職人であればそのありがたさが身に染み、若い職人であれば恐らく単管では仕事がままならないでしょう。メッシュシートがある意味、高所の恐怖も拭い去ってくれます。

下地調整

鉄部のケレン

高圧洗浄をすでに終え、下地調整を行っていきます。下地調整とは外壁塗装においてとっても大切な手順です。長年付着したたっぷりの汚れを落として素地を出したり、鉄部にいたっては高圧洗浄でつき切らない細かな傷をつけたり、サビを削り落したり。しっかりと下地を作ってあげないといけません。

さっそく、出窓やバルコニーの笠木、鉄部をケレンします。ケレンに使用するのは小学校から馴染みのあるサンドペーパーです。手のひらサイズに折りたたんで、しっかりとサビを削り落します。

サビを落とすのももちろん大切な作業ではありますが、同時に、この細かい傷をつける作業がとっても大切な手順になります。つるつるになっている古い塗膜を剥ぎ落とし、さらに細かい傷をつけることによって、塗料の密着性を高めるからです。

仕上がりを綺麗にするためにも、丹念に余すことなくサンドペーパーをこすりつけます。

サビ止め塗布

Close-up of a hand using a scraper to strip red paint from a metal surface.

ケレンが終わったらさび止めです。鉄部にたっぷりと塗布していきます。先ほど傷をつけた笠木にもたっぷりと赤錆びを塗布してあげると、それだけでもさびが埋まってとてもきれいに見えます。しかしあくまで下塗りですので、このままではいけません。このあとにしっかりと塗料を重ねていきます。

出窓の上だけではなく、コードを抑えているデンデン(金具)もさび止めを行います。家の周りにある鉄部にはすべてさび止めを塗布します。

さび止めが完了すると、鉄部の部分だけがさび止めの塗料色で染まるので、なんだか少し不思議な見た目になります。こうして細かく塗り分けをするのが、長持ちする塗装の大切な見えない部分かもしれません。

もちろん大変ですし、悪い業者であれば外壁も木部も鉄部も下塗り材を一緒にしてしまったりするのですが、そうしてしまうとどこかが必ず適切じゃない下塗り剤のせいで、そこから塗膜がはがれてきてしまいます。

クラック処理

White exterior cylindrical light fixture mounted on a beige textured stucco wall.

モルタルには縦にクラックが走っていました。他にも数か所大きなクラックが入ってしまっていたので、パテでしっかりとクラック埋めをします。

クラックの大きさによって、パテ埋めをしなくていいクラックもあります。塗料だけで埋まるので大丈夫なのです。もちろんしっかりと規定量で希釈した塗料と、適切な下塗り塗料があってこそではありますが。そういったクラックには弾性塗料を使用することで、日々をふさぎ、今後のひび割れにも備えることができます。

Vertical hairline crack in a beige textured exterior wall, with a gray electrical panel and cables at the right.

モルタル外壁にとって、クラックが一番重大な問題です。サイディング外壁と違って吸収のない外壁なので、地震などの小さな揺れに耐えきれずにモルタル自体にヒビが入ってしまうのです。

ヘアークラックなどの細いクラックであれば、わざわざパテで埋める必要はなく、微弾性塗料をしっかりと塗布してあげれば埋まるのですが、この住宅のように深くしっかりと入ってしまうとそうもいきません。

さらに大きなクラックになってくると、Uカッターで一度穴を深くしてからパテで埋めるほどになるのですが、今回はそこまではいきませんでした。

プライマー塗布

まずはクラックにパテがしっかりと密着するようにプライマーを塗布していきます。隙間にも埋まるように刷毛を動かして、半透明の白のような塗料を塗布します。

パテ埋め

完了したら今度はパテです。これも刷毛にとってたっぷりと塗布していきます。今は外壁の色とパテの色で差異がありますが、この上からプライマー(下塗り塗料)を塗布し、塗料を重ねてしまえばクラックは全く見えなくなります。

また、塗装にはクラックに強いものを使用させていただくので、今後のクラック予防にも一役買います。

養生

Close-up of metal construction scaffolding and crossbars beside a narrow space, with translucent plastic sheeting taped to a building.

最初から養生してしまえればいいのですが、そうすると逆に塗装がしづらい状況が生まれてしまうこともあります。ですので、必要な時に必要なものを。このあとは軒下など、下に塗料が飛散しやすい場所を塗装するので、しっかりと雨戸などの養生を行いました。

養生にはマスカーを使用します。窓などの養生の際は空気が通りやすい養生が行えることもありますが、基本的には締め切った状態で塗装をさせていただくことがほとんどです。

空気の入れ替えや、洗濯物などにご不便をおかけしますが、お客様の協力もあって、しっかりと養生させていただきました。

塗装

下塗り

Narrow utility crawl space in a basement with exposed pipes, a vertical support post, and a rough concrete block wall near a small window.

下塗りにはパーフェクトフィラーという塗料を使用。この塗料はサイディング外壁でもモルタル外壁でも抜群の密着力を見せてくれるので、とても信頼している下塗り剤です。しっかりと規定量希釈して、ローラーで丹念に塗りこんでいきます。

下塗り材には透明なものと真白なものがあり、透明なものでも塗布した後が艶になってわかるのですが、こうして真白だと見るからにわかりますので、一回目を離した瞬間にどこだからわからなくなり、じっと眼を凝らして外壁を見る…ということが減りますね。

隅っこはしっかりとダメ込み(ローラーの入らない部分を先に刷毛で塗ることです)をし、塗布しない部分には養生を施しています。

Construction worker in white coveralls and hard hat on scaffolding beside a beige building, performing exterior wall work.

作業をしているのは、山之内職人です。上下にローラーを転がしてから、最後の仕上げに一度視線を滑らせて確認。薄くなりすぎないようにしっかりとローラーを一斗缶の中の塗料につけて塗布していきます。

クラック補修をした部分は下塗りをすることで分かりにくくなります。

軒下などもすべて塗り終え、一度家は真っ白に仕上がりました。太陽光を反射してまぶしいことこの上ないです。

中塗り

下塗りの上から塗り重ねる塗料は、中塗りも上塗りも同じ塗料です。二度塗り、というとわかりやすいでしょうか?一度で足りない塗膜や性能を、二度塗ることでカバーします。

もちろんただただ下塗りを含めて薄いしゃばしゃばの塗料で三度塗りをしても意味はありません。しっかりと肉厚な塗膜を作り上げることは、職人の一つのプライドでもあります。

仕上がりの色よりも少し薄めの中塗り塗料を使用して、ぐるりと外壁一周を塗装していきました。室外機や給水機などはしっかりと養生をしていますので、塗料の飛散や付着を気にすることなく塗装できるのは、作業効率的にも気持ち的にも大変良い環境でした。もちろん壊れないように、通気穴をあけて養生をしています。

真っ白だった外壁が徐々に完成を見せ始めています。ここまで来るともう一息という感じがしてきます。まだまだ艶は少ないですが、それでもしっかりと塗装したことでやわらかい色に外壁が仕上がっていて、この日の作業を気持ちよく終えることができました。

上塗り

庇には養生をしてありますので、こうしてぼたぼたと塗料が垂れても気にすることはなく塗装ができるのはとても気が楽です。塗装作業に集中できるのですから。

先に塗装が終わっていた雨樋ももちろん養生しています。コードも塗料が飛散してしまわないように養生テープで覆っているのがわかりますでしょうか?

こういった小さなことでも、やっておくのとないのではスピードも違いますし仕上がりも違います。線出しや外壁の仕上がりだけでなく、こういった細かい部分もしっかりときれいなまま仕上げるのも、塗装職人の強みであります。

Scaffolding surrounds a beige building exterior with an overhanging balcony and a small window. Blue safety netting is visible under the ledge.

昨日は少し薄くピンクがかっていた中塗りも、上塗りが完了したら少し暗めに見えます。ちなみに、使用している色がND152というのですが、実際に色見本で見るともう少し暗く薄い色になります。

太陽の当たり方でも色味は違って見えますので、くもり空だと少々薄く見えることも…。

付帯部

雨樋

少しくすんだ状態の色だった雨どいが、チョコレート色に再び生まれ変わります。新築のときのような艶が戻ってきたようです。このままもう一度塗りを重ねることで、さらに艶に深みが出ます。

Rooftop repair: a brown pipe wrapped in tar along the edge, secured with green tape and plastic sheeting over the tiles.

艶を取り戻した雨樋をさらに塗装します。塗装を二回重ねるのは、塗料が持つ性能をさらに高めるためでもありますが、さらに塗り重ねることによって艶に深みが出て、光沢感のある塗膜が仕上がるからです。

しっかりと養生をしているので、屋根につけてしまう心配もなく塗装にも気兼ねありません。これはマスカーという養生テープで、ガムテープと透明なテープが一緒になったものです。

四方は養生テープで留めていますが、もともといったいになったものなのでいちいち透明のビニールを伸ばして、ガムテープをつけて…という手間がないので、とても重宝しています。

フード

Curved metal exterior vent hood protruding from a textured wall with scaffolding in the background.

フードの中塗りです。さび止めをしっかり塗装した後なので、下が透けないようたっぷりと塗布していきます。今、塗料がフード周りの外壁にもついてしまっていますが、もちろん上からさらに塗装を重ねてきれいにするので、問題ありません。

養生はがし

昨日終わった外壁塗装。もちろん家の壁が終わっただけなので、この先にもまだまだやることはあるのですが、ある意味大きな仕事が終わったことにひとまず一息です。

この日は外壁を塗装する際に張り付けた養生をはがしていきます。塗膜が完全に乾いてしまうと、逆にはがした時に割れてしまう可能性があります。かといって、やわらかい状態ですと崩れてしまったり、けばだってしまう可能性も…半日近くおいた今日、丁寧に養生をはがしていきます。

各所の養生をはがしていくのですが、これがまた大変です。丁寧に張り付けている分はがすのもそれなりに苦労しますし、はがしている途中で外壁に触ってしまうとその分削れてしまう可能性もあります。

Scaffolding runs along the exterior wall of a building, with metal pipes and a vented shutter; an orange toolbox sits in the background.

マスカーについた乾いた塗料が飛んで、外壁にくっついてしまっても大変です。手早く丁寧にはがしていくのも、実は職人の技としては必要だったりします。一日かかって家全体の養生をはがし終えると、窓枠などはきれいに出ているラインに気持ちも高ぶります。

記録的な大雪に見舞われた日

こちらの現場の途中(2/10)に大雪が降り、除雪作業をする必要が出てきました。施主様がやってくださった部分もありますが、危険が伴う場所はそのままです。

屋根や足場の上にもどっさりと。これでは塗装どころじゃありません…全部地面に落としていきます。

神奈川では珍しい豪雪でした。

この記事を書いた人

塗装職人の職人やスタッフが日々の出来事をお伝えします。

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