今回のお客様は16年前の2008年に外壁と屋根を塗装させていただいたお客様の施工の様子をご紹介します。
お家自体は築26年のお宅です。
外壁はサイディングで屋根はスレートです。
前回の施工はもう引退してしまった一級塗装技能士の川口が施工しましたが、今回は当時川口の弟子でもあった曽根の担当です。
だだ今後のメンテナンス状況を考えお客様の希望で、屋根はカバー工法で施工となりました。
今回はサイディングの塗装とシールをメインにお伝えしようかなと思っています。
まずは前回2008年当時の状況からお伝えします。
当時の塗装前です。結構スレート屋根に苔等が発生していました。サイデイングの目地のシールもひび割れて劣化していました。
そしてこちらが塗装後の外観になります。
それから、16年後のお宅の様子です。
ちなみにサイディングは塗料の種類にこだわるより、シールのクオリティが最も重要だと思います。
それがこちら。
さすがに16年経過するとシールもひび割れてきてました。
16年の間に地震やサイディングの動きもあったと思いますが、経年劣化で撤去打ち換えが必要でした。
こちらが撤去状況です。
左右にカッターを使い切り込みを入れ、引っ張ることで撤去できます。
左右の薄皮をできるかぎり撤去することで、新規シーリング材が外壁側面に密着し性能を十分に発揮することができます。
養生後に専用プライマーを塗布します、プライマーとはシール材と外壁の密着を向上させる下塗り材です。
このプライマーは乾くと黄色く変色してしまうので、室外機、土間、仕上がっている屋根にたらさないよう
養生などをし注意を払って作業する必要があります。
専用のガンを使用し、撤去した目地にシーリング材を充填している様子です。
この先端のノズルは職人さんが使いやすいようにライターなどで熱を加えわざと変形させ使用しています。
シール材を充填後、ヘラを使って押えている様子です。
ここの作業を丁寧に行わないと中に空気が入ってしまい、すぐにシーリングが切れてしまう恐れがあります。
養生をはがしシーリング工事完了です。
どうぞ、こちらはシール専門職人の技の動画です。