社長が職人の会社は現場に魂が宿る
今年で創業31年。おかげさまで”塗装職人”という会社名は、塗装業界ではある程度知られる存在になりました。ネット上での発信力、もしくはメディアで有名な塗装会社という意味ではありません。社員の協力のもと、私自身が塗装の職人として今まで培ってきた経験や知識、技術力の本質を一般の方々に理解して頂いた結果だと認識しています。その自信の元になるひとつの根拠は、塗装をして頂いてから10年後に再度ご注文を頂く多くのお客様によって得られているものです。
そしてもう一つの根拠は、評価として頂く口コミです。昨今ではやらせがほとんどを占めていると言われていますが、私たちに頂くお客様の声や口コミは偽装ゼロの100%本物なので、すべて参考にして頂いても大丈夫なものです。
2008年からは消費者から業者に至るまで、786件の塗装関係の質問に回答
外壁塗装の品質というものをお客様に理解して頂くほど難しいものはありません。これは20年ほど前、数年間大手塗装会社の下請け職人として働いていたころから感じていることで、その会社を辞め完全に独立してから発行した外壁塗装ガイドブックを書き上げた理由でもあります。多くの一般の方にも塗装というもの知って頂くため、地元の区役所内に数年間設置して頂いたこともあります。
大勢のお客さまは塗料品質や保証の魅力、はたまたネットでよく見る、または有名だからというものを基準として塗装業者を選ぶ傾向があります。もちろんそのことについては私たちにも合致している部分がある為ため否定はしません。ただ私に言わせればそれと有名なことと最良な工事をするこことはまったく別物です。
少々大げさに言わせれば”まったく関係がない”とまで言い放つことが出来るとさえ思っています。さらに勘違いをしてしまうのは、誤った情報に振り回されてしまうということがとても多いということです。特に「塗料のグレード」・「保証」などはお客様がかなり重要視する部分ではありますが、実はカラクリがあったりします。高級塗料も薄めすぎて使えば耐久性が劇落ちする・・長期間保証も条件だらけで使えない・・など、業者にとって都合が良くないことは伏せられてしまうのは、もう当たり前の世界なのです。
塗装に対して素人のお客様に業界の裏側を言ったらきりがありませんが、その歯止めをかけるべくネットの利用が一般的になったころの2008年からは、外壁塗装ガイドブックから場を移してヤフー知恵袋に回答総数786件のアドバイスをさせて頂きました。
一級塗装技能士が必ずしも良い施工をするわけでもありません
最良の塗装工事をするためには絶対条件というべきほどの重要な前提条件があります。代表者自身が塗装の実務経験があるかどうかです。塗装業界は資格や免許が一切不要でも、塗装業者として営業ができます。塗装工事にトラブルが少なくない本質的な問題は、代表者などの責任者に実務経験がなく机上の知識だけで工事を取り仕切っていたり現場任せにしている工事が多いからです。
上から何も言われなくとも、作業する職人側に仕事に対する向上心やプライド、自分を律することが出来る自主性などの人間性が備わっていれば現場任せもある程度成立しますが、たとえ職人が一級塗装技能士だとしても、そのような前提条件をクリアにできる職人は多くありません。そのような意味でも、代表者が塗装の実務経験者ということは工事の品質を保つ上でも最低条件で、さらに作業する職人自身の人間性、および現場マナーが備わっていればそれ以上言うことはないでしょう。
これまでの経験上わかったことですが、大方向上心(プライドを持つ人間性)がある職人は、技術と現場マナーとの両輪を備えています。
これまで理想とする職人を獲得するために街に出歩き、外壁塗装をしている足場を見つけては作業の良し悪しを確認しながらヘッドハンティングをしたこともあります。私が独立してからは、紹介や募集を含めて理想とする職人と出会うために、これまで100人近い職人と出会ってきました。
必然的にうちの方針やスタイルに合わなければ職人はおのずと自ら辞めていきます。そして技術や仕事への姿勢はもちろんのこと、人間的にもマナー的にも申し分ない職人が今なお在籍している職人たちです。自社施工、下請けなどを気にする方も少なくない中で、塗装職人の形態としては社員から専属の協力業者として独立した職人などでとても忙しく仕事を回しています。
資格について言えば国家資格の一級塗装技能士を超える「職業訓練指導員」の免許所有者も複数名いるため、塗装体験イベントで子供たちにペンキ塗りを教えたり、市役所職員さんたちに丁寧に技術指導を行わせて頂くなどの活動もしています。
現場マナー × 一級塗装技能士 × 職人社長
= 最高品質の外壁塗装
図式で表すと間違いなくこの図式が最高品質になる条件です。さらに職人社長ということの証明として国家資格の一級塗装技能士であればいうことなしです。
手前みそにはなってしまいますが、ぜひ必要であれば塗装職人の事務所まで足を運んでいただき、最高の工事品質をするための確証と安心を得て頂ければと思います。
株式会社 塗装職人
代表取締役社長 曽根 省吾