その1はこちら。
全てのスレート板(カラーベスト)が葺き終わり、最後は棟板金の仕上げになります。
全てのスレート板(カラーベスト)が葺き終わり、最後は棟板金の仕上げになります。換気棟包み設置のため、下葺材に通気孔を空けます。この隙間から住宅の湿気と熱気を外部へ放出します。換気棟包みから入ってしまう雨水を止める役物、捨水切の設置。
位置合わせの後、ビス打ちする箇所にドリルで下孔を空けます。タッピングビスで固定します。
捨水切の設置完了。
棟木の固定。位置合わせの後、下孔を空けてからビス打ち。最近の棟木は材木ではなく、合成木材が増えてきました。天然材に比べて、痩せや腐りが少ないのが特徴。
捨水切の端部金物を付け、シール材で防水加工を施します。ビス頭も念のためシール材を打ちます。
通気棟包みの位置合わせを行なった後、繋ぎ部分がスムーズに入るよう加工します。
通気棟包みの穴位置を確認。
下孔を空けた後、通気棟包みのビス位置にあらかじめシール材を打っておきます。
通気棟包みを専用ビスで固定。
このビスにはクッション状の座金が付いています。 通気棟包みが平らになるところで締め込みを止めます。
水返しを広げて、通気棟包み同士を繋げていきます。
板金の専用工具、ツカミで嵌合(かんごう)させます。
換気棟設置が終わり、棟包みの納めを加工します。
棟包みの端部、つかみ込みを計算してカット。
加工のための寸法出しをします。赤ペンでけがいていきます。
指金で直角を出して、加工箇所をケガキます。手さばきの良さが、円熟の職人であることを感じます。
動画はこちらから。
その3に続きます。