本日は、川崎市麻生区の外壁塗装の様子をお伝えします。
担当の職人は、一級塗装技能士の川口。
築年数は7年と、外壁塗装をするには良いタイミングです。こちらの住宅はモルタルリシン壁なのですが、汚れや外壁の傷み方から、基本は7年での塗り替えが良いとされています。
まずは高圧洗浄で外壁や屋根の汚れを洗い落とします。
足場の周りにはしっかりとメッシュシートをはり、周囲への汚水の飛散を防ぎます。足場はクサビ緊結式足場を使用。地上と同じ感覚で踏みしめる事が出来るので、落下の心配をせずに職人が塗装に集中出来る、職人にとっては良い足場です。
また、ご近所様には事前に高圧洗浄の日程を伝え、このように晴れた日でも洗濯物は干さないようお願いしています。屋根の高圧洗浄の際、屋根より高く組んでいる足場とメッシュシートでも汚水が飛散し洗濯物を汚してしまう可能性もあるからです。周囲への気遣いや配慮も、塗装工事のひとつです。
洗浄前の屋根の様子です。長年雨風に晒された分、苔や藻が発生し、土汚れも膜を作っている状態。横樋の中も土汚れが溜まっているので、こちらも高圧洗浄で洗い流します。
屋根に付着した苔や泥だけでなく、横樋の土なども洗い流す為、泥水が飛散してしまうので、メッシュシートは必須です。鉄骨は立っているのにシートが足りない場合はマスカーなどを貼って対処。隣の家が近い場合は、メッシュシートを二重にしたり、マスカーを貼ったりと配慮します。
職人の川口が高圧洗浄中。水しぶきが激しく飛ぶので、カッパのようなものを着込んで長靴を履いて作業。冬場の洗浄は、跳ね返る水で体を冷やしてしまうので防寒が必須ですね。
こちらの住宅はソーラーパネルを設置していたので、届く範囲までは洗浄・塗装をします。
150キロ圧の高圧洗浄で7年間のこびり付いた汚れを剥がすように落とし、更に壁や屋根などには水圧で微細な傷を付けて塗料の密着を向上させます。
体をのけぞらせながら横樋の裏やモルタル外壁を洗浄中。リシン壁などはとくに汚れが溜まりやすい細かな凹凸があるので、汚れを残さないように洗浄していきます。
洗浄後は水しぶきが凄く飛んでいますね。手すりのところに水玉があるのが分かるでしょうか?
しかし、洗浄だけで汚れの取れた壁は一枚剥けたように綺麗です。これを更に耐久性のある、綺麗な外壁に仕上げていくため、下準備である高圧洗浄は欠かせません。ベランダ内、壁、樋の後ろなどくまなく洗浄。要望があれば網戸も洗浄しますが、近くで当てるとゴム長靴すらカットしてしまう水圧のため、古い網戸の場合は破損させてしまう可能性もあります。事前に確認と説明をさせて頂いて、洗浄するかは施主様に判断していただきます。
高圧洗浄が終わったら、一日乾燥させ、翌日から下塗り作業に入ります。