会社を訪問する
”もしホームページ上の輝かしい写真や文字データと業者の素顔が逆だとしたら?” 業者選びの裏ワザ、それは塗装会社を訪問することです。もしお知り合いに塗り替え工事をした方がいらっしゃれば、ぜひ「契約の時に塗装会社まで行った?」と聞いてみてください。10人中8人、9人が「行ってない」とお答えになるでしょう。
- 「塗装会社に行くって何しに?」
- 「契約は担当者が自宅まで来てくれるし、塗料の見本は持ってきてくれる」
- 「行っても塗料が並んでいるだけで、どこの会社も変わりないだろうし」
- 「…行っても時間の無駄では?」
本当に「時間の無駄」でしょうか?
確かに、担当者は自宅に来てくれますからわざわざ会社に行く必要はないかもしれません。 でも、会社を見ずに訪れた担当者だけを見てその会社を信用しても大丈夫でしょうか?外壁塗装は高額な買い物です。契約に当たっては決して安くない工事代を払うことになりますが、本当に「いい人そうだから」という理由だけで、100万円にもなる契約を結ぶことは大変冒険なことです。 実際に塗装会社を訪問してみると分かりますが、「○○塗装」という看板を掲げていても、塗装関係とは無縁と思えるような事務所構えの会社もあります。
もちろん倉庫が別にあるというのも一つの理由です。ただそれだけではなく、自社で塗料を管理する能力も必要も全くない「丸投げ」をする会社もあるからです。
塗装会社の中には下請業者に一切合財工事を丸投げしている会社が数多くあります。 問題なのは論外な中間マージンの中抜きということもありますが、塗装の技術や実務経験がない会社が仕事を丸投げすることにあります。 塗装業を起業するには資格や免許などを必要としません。なので創業者や経営者などの責任者に実務経験がないと現場で作業をする職人と技術的な共有が出来ない結果、最終的には業者都合に偏った数字ばかりを意識した工事品質になる可能性が限りなく高くなります。
一方で自社施工など正社員の職人が施工するということについても、その理論はまったく一緒です。例え中間マージンが無いと言えども、現場に掛かる人件費や材料費などのコストを抑えた工事をすれば必然的に品質が低い工事となります。加えてやはり創業者が塗装の職人出身でなければ、職人との技術的共有をすることが出来ず、品質を保つための基準さえわからないため数字に走った工事品質になります。 これはほとんどの塗装会社がそうであるかと思われるぐらいあります。
塗装職人では、自社施工と下請け施工両方の施工を経験しているからわかることです。 下請け職人、自社職人関わらずどんなに仕事への志が高い職人だとしても、ハードとソフトともに良質な工事品質を保つために必要な環境が職人に与えられていなければ、決して良い工事になることがありません。逆にその環境が整えられれば最高の工事をすることができます。 そしてその環境を整える一つの根本的条件としては、工事品質の方向性を決める上でも重要になる創業者などの責任者が職人出身者であるべきかどうかです。
塗装職人では「社長が一級塗装技能士ということが最大の間違いない塗装業者選び」ということを、これまで色々な場面でも伝えています。 実務経験が豊富な職人という証明を国家資格で確かめましょうということです。 ただ国家資格でなくとも経験豊富な職人はいくらでもいます。 もし社長が一級塗装技能士ということがその業者のホームページ等で確認できれば必要ありませんが、もしそれが確認できない場合は、その業者の所在地まで訪問してみれば、スタッフが無駄に多いきれいなオフィスなのか、いかにも職人創業のペンキ屋なのか、その雰囲気で職人創業店かどうかがわかります。契約前に必ず会社に足を運ぶ
「塗装会社には悪質な業者もたくさんいるから気をつけて」という業者自身が実は悪質業者であることも。外壁塗装を「訪問販売」や「通信販売」で完結させてはいけません。 本当にそうなのかな、と思われる方は当社にお越しください。決してきれいではありませんが、工事のことや職人のこと、施工に当たって不安に思っていることを何でもお話ください。 ただ、技術のことをよく知る職人が現場に出てしまっていることもあるので、事前にご連絡いただけると幸いです。