スレート屋根塗装

一級塗装技能士によるスレート屋根の塗装

カビ・コケが発生しやすく棟板金の釘抜けやひび割れが少なくないのもスレート屋根の特徴です。念入りな高圧洗浄と実績のあるスレート屋根専用塗料で塗り長持ちさせる塗装を心がけます。

コロニアル塗装前

コロニアル塗装後

アーバニー塗装前

アーバニー塗装後

特徴

スレートは住宅の塗装の中でも一番多い屋根です。 コケや藻、カビなどが発生し塗膜を劣化させます。代表的な屋根材メーカーではカラーベストやコロニアル、アーバニーという名称のものもあります。クラックが起きやすいノンアスベストのタイプの屋根には塗装に不向きなものもあります。

劣化

主な劣化症状はカビやコケですが、それらは耐久性に深刻な影響を及ぼすほど重症でない時も少なくなく、それよりも強風に備えてクラックや棟板金の下地貫板が脆弱になっていないかを気にします。

カビやコケ

クラック

釘抜け

棟板金の錆び

補修

屋根の状態は目視だけに頼りがちな見積り時より、足場を掛けた後の方が念入りに調べられます。補修必要な箇所があれば必要に応じて大工を投入し根元から補修をしてから塗装で完成させます。 詳しくはこちらのスレート屋根の補修で詳しく説明しています。

釘の打ち直し

棟板金の下地の貫板から抜けかかっている釘を打ち直します

クラック補修

補修材にてひび割れた部分や欠けた部分を接着して補修します

棟板金シール補強

紫外線で劣化した棟板金のジョイント部分のシール補修

棟板金・貫板交換

大工による棟板金や貫板の交換

下地調整・清掃

場所的に塗装のはがれの危険性を一番はらんでいるのが屋根塗装です。密着不良を起こさないためにも念入りな高圧洗浄が必要です。

高圧洗浄

こびりついたコケ・汚れを150㎏圧の高圧ジェットパワーで削り取るように落としていきます。

棟板金ケレン

棟押さえや棟板金などの鉄部は研磨材などで足付けしていきます。

そうじ

雨樋などに溜まっている枯れ葉や泥を取り除きます。

一般塗装

基本は下塗り+中塗り+上塗りの3回塗り。シリコンからフッ素塗料まで色々あります。

下塗りシーラー

何種類もあるシーラーをスレートの傷み具合に応じて密着性を優先させる下塗り

中塗り

塗料性能を高めるよう濃厚に調節した塗料で3回塗り※断熱塗装等を除く

上塗り(完成)

最後に1塗りして完成です。

遮熱・断熱塗装

断熱塗装の場合は、水性がメインで断熱性能確保の点から肉厚が必要で4回~6回塗りになります。

下塗りシーラー

何種類もあるシーラーをスレートの傷み具合に応じて密着性を優先させる下塗り

中塗り

塗料性能を高めるよう濃厚に調節した塗料で3回塗り※断熱塗装等を除く

上塗り

断熱塗装の場合は、上塗りを数回塗って仕上げます。

縁切り

毛細管現象など縁切りしないことによる雨漏りは非常に少ないですが、必要に応じて縁切りをします。タスペーサーを使用する場合はクラック発生のご了承のもと取り付けします。

縁切り不必要

重なり部の隙間が空いているスレートは縁切り不要

縁切りカッター等使用

カワスキや縁切りカッターなどで隙間を生じさせて湿気の排出や毛細管現象を防ぐ

タスペーサー差し込み

タスペーサーの使用。クラック予防のため差し込み後の歩行は極力厳禁

塗料

シリコン、ラジカル制御型・フッ素など様々な塗料があります、基本的に溶剤塗料を使用し、劣化状況に応じて1液成分形と2液成分形を使い分けます。夏の室温を下げる遮熱塗料や断熱塗料では塗布量などの調節も一級塗装技能士が腕を発揮させて頂きます。

遮熱塗料

遮熱シリコン塗料

ラジカル制御形水性塗料

遮熱フッ素塗料

ラジカル制御形溶剤塗料

断熱塗料

屋根工事

スレートといっても強固でひび割れしにくいアスベスト入りの屋根材もあれば、ひび割れを起こしやすく屋根材表面がポロポロとはがれてもろく弱いパミールなどのようなスレート屋根もあります。塗装だけでは長期耐久性の維持が困難と思われる場合は屋根工事も選択肢の一つです。

屋根カバー工法
スレート屋根の張り替え

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