一級塗装技能士によるスレート屋根の塗装
カビ・コケが発生しやすく棟板金の釘抜けやひび割れが少なくないのもスレート屋根の特徴です。念入りな高圧洗浄と実績のあるスレート屋根専用塗料で塗り長持ちさせる塗装を心がけます。
特徴
スレートは住宅の塗装の中でも一番多い屋根です。 コケや藻、カビなどが発生し塗膜を劣化させます。代表的な屋根材メーカーではカラーベストやコロニアル、アーバニーという名称のものもあります。クラックが起きやすいノンアスベストのタイプの屋根には塗装に不向きなものもあります。
劣化
主な劣化症状はカビやコケですが、それらは耐久性に深刻な影響を及ぼすほど重症でない時も少なくなく、それよりも強風に備えてクラックや棟板金の下地貫板が脆弱になっていないかを気にします。
補修
屋根の状態は目視だけに頼りがちな見積り時より、足場を掛けた後の方が念入りに調べられます。補修必要な箇所があれば必要に応じて大工を投入し根元から補修をしてから塗装で完成させます。 詳しくはこちらのスレート屋根の補修で詳しく説明しています。
下地調整・清掃
場所的に塗装のはがれの危険性を一番はらんでいるのが屋根塗装です。密着不良を起こさないためにも念入りな高圧洗浄が必要です。
一般塗装
基本は下塗り+中塗り+上塗りの3回塗り。シリコンからフッ素塗料まで色々あります。
遮熱・断熱塗装
断熱塗装の場合は、水性がメインで断熱性能確保の点から肉厚が必要で4回~6回塗りになります。
縁切り
毛細管現象など縁切りしないことによる雨漏りは非常に少ないですが、必要に応じて縁切りをします。タスペーサーを使用する場合はクラック発生のご了承のもと取り付けします。
塗料
シリコン、ラジカル制御型・フッ素など様々な塗料があります、基本的に溶剤塗料を使用し、劣化状況に応じて1液成分形と2液成分形を使い分けます。夏の室温を下げる遮熱塗料や断熱塗料では塗布量などの調節も一級塗装技能士が腕を発揮させて頂きます。
屋根工事
スレートといっても強固でひび割れしにくいアスベスト入りの屋根材もあれば、ひび割れを起こしやすく屋根材表面がポロポロとはがれてもろく弱いパミールなどのようなスレート屋根もあります。塗装だけでは長期耐久性の維持が困難と思われる場合は屋根工事も選択肢の一つです。