今回は横須賀市久里浜の現場から施工風景をご紹介します。
職人は一級塗装技能士、塗装指導員の川口が担当しました。
前回、中塗りを2回終えた屋根に、断熱塗料・キルコートの遮熱トップで上塗りを行っていきます。
こちらは中塗りが2回終わっている状態。この真っ白な塗膜の上に上塗りを重ねていきます。
中塗り同様に、上塗りも2回重ねます。
メーカーのマニュアルでは1回仕上げとなっていますが、そうすると中塗りの白が透けて見えることがあるのです。そのため、もう一度塗り重ねることでトップコートの色をしっかり発色させて、美しく仕上げていきます。
今回使用する色はライトブラック。
光りの具合もあり、明るいグレーにも見えますね。塗布し終えた屋根は光沢が輝き、つややかな仕上がりになっています。
この遮熱トップコートは濃彩色であれば、太陽熱の反射効果があり、また防汚性能もあります。
断熱効果に加えて、太陽熱を反射するダブルの効果で室温を低下。過ごしやすい室内環境を整えることで、省エネや電気代の節約にも繋がりますね。
1回目の上塗り後は、よく乾燥させてから2回目の上塗りダメ込みをしました。
ダメ込みとはローラーの入りにくい所をあらかじめ、刷毛や小さなローラーで塗り込んでおくことを言います。
ここでは雨押さえと屋根材の間や、雪止め金具といった部分を先に塗っていきました。細部を仕上げておくことで、全体を塗装するのもスムーズになりますし、塗り落しや掠れを防ぐ意味合いもあります。