晴れ間がのぞいたとはいえ一気に寒くなってきた10月末、秋の喜びも束の間。冬の訪れを予感させるような空気に職人の手もかじかみます。
毎日外で連日の作業。疲労などで体調を崩しやすい季節でもあるので、注意をしたいところです。しっかりと防寒した曽根カズが、ベランダの防水施工を行います。
まずは浮いてしまっているウレタンの撤去から。
お客様が自ら施工したウレタン面が浮いてしまっていたので、撤去するためにサンダーやカッターを入れてウレタン面に切れ目を入れます。
そのまま力任せに持ち上げるのですが、もちろん浮いているとはいえ塗膜ですから剥がすのも大変です。
こうして工具で切れ目を入れて、そこから少しずつ剥がしていきます。
曽根カズが全身を使って剥がしていますが、簡単に剥がれるはずもなく、何度も皮スキで持ち上げ、カッターを入れ、苦労して撤去しました。
終わってからは全ての塗膜を剥がすため、ヘラやマイナスドライバーに似た細いケレン用工具で塗膜を剥がしていきます。
これだけ剥がせば埃も酷く、鼻水も咳も止まりません。
奥の方は細い工具で浮かしてから手で剥がします。広い面はそれなりに広めの幅を持った工具で剥がしていきますが、一気に剥がれるわけもなく、少しずつ何度も皮スキを差し込んでの塗膜剥がしです。これが全て終わってから、やっと、下地補修に入れます。長い道のりではありましたがまだ序盤。
しかし、多少の達成感に身を浸しながらいったん休憩を入れ、気を引き締め直して、下地補修を行っていきます。