横須賀市でのベランダ防水、ヒビ割れに強いモルタルで下地補修

ここ数日、天気も安定して作業のしやすい日が続いています。
寒さは相変わらず厳しいものではありますが、雨が降らないというのは、塗装作業を行う上ではとてもありがたい事。

さて、本日から、横須賀市浦賀にてベランダ防水を開始いたしました。
モルタルむき出しのベランダを掃除・洗浄してから、下地補修です。

浅いヘアークラックなどであればウレタンを塗布する段階でウレタンがヒビを埋めてくれますし、ヒビが悪化しないようクロスと言う薄いガーゼのようなものを貼り付けるので、それでヒビの補修になるのですが、ここまで深いものだとそれだけではおさまりきりません。

2013年11月28日 横須賀市浦賀 防水:下地補修前

モルタルエースと言うモルタル材を使って、ヒビ割れを覆います。
そのままでは密着しないので、先にパラテックスを塗布してから、モルタルエースの二番でヒビ割れ補修をしました。
モルタルエース二番は、ヒビ割れに強く対応しているモルタルで、また他の現場でもモルタルを使うことはあるのですが、そのヒビの状態に応じて、0番の物を使用することもあります。

2013年11月28日 横須賀市浦賀 防水:下地補修後

遠目に見てもヒビ割れ(クラック)が見えていたベランダの床も、パラテックスとモルタルの塗布でよく見れば分かる程度になってきました。
この上に、ウレタンとクロスを貼り付けて、更に補修します。
本日はこのモルタルを乾かすために作業は終了です。
次はプライマー塗布。ウレタンを密着させるための、いわば接着剤をたっぷりと塗布します。

塗装の現場ではよくあるモルタルエース。
見た目はセメントと変わりませんが、セメントとはまた違う材料になります。
使用される素材として言えば、セメントはコンクリートの元となる粉で、これに砂と砂利と水が混ざったものがコンクリート。
砂と水のみを混ぜたものがモルタルとなり、コンクリートよりモルタルの方が補修力が強いです。
コンクリートはどちらかと言えば、建築現場で多く使用されていると思います。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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