本日は川崎市多摩区の現場で高圧洗浄を行います。職人は一級塗装技能士であり、今月、塗装指導員の免許も取得した星野が担当。
築10年というこちらのお宅の屋根は目地が少し深めのタイプになっており、ローラーのみでは塗料が付着しにくく、内側にもしっかり塗布していくため刷毛塗装をしていきます。
こちらは洗浄前の屋根の状態。うっすらとコケが生えているのがわかりますでしょうか。お宅によっては屋根一面にびっしりコケや藻が発生してしまっていることも。
屋根は付着物があると下地と塗料の密着度が低下して、せっかくつけた塗膜が剥がれやすくなってしまうことがあります。よい塗料をたっぷり使用して厚膜に仕上げても、長持ちせずにすぐ剥がれてしまっては意味がないですよね。屋根を長期間傷みから守ってくれる塗膜に仕上げるためには、高圧洗浄でしっかり汚れを落とすことが大切です。
水洗いで使用するのは、最高150キロ圧もの勢いで水を噴射するエンジン式の高圧洗浄機。その威力はすさまじく、ゴム長靴に当ててしまえば穴が開き、手に当たってしまうと…大惨事になってしまうほどです。使用に慣れている職人とはいえ、取扱いには気をつけて進めていきます。
屋根の上で星野一人の作業のため、洗浄中の写真はないのですがスレート一枚ずつにジェット水流を当てて汚れを丁寧に洗い落としていきます。その勢いのため、どちらかというと汚れを「削り落す」と言ったほうがイメージに近いかもしれません。
屋根の水洗いが完了しましたら、次は軒や外壁、ベランダなどの洗浄を進めていきます。ほとんどのお宅では、外壁などをご自分で洗うことは少ないですから、蓄積された汚れを入念に洗い落として塗り替えに備えます。こちらのベランダ内の床タイルは汚れでだいぶ黒ずんでいたので、しっかり水流を当ててきれいに落としていきました。
明日は屋根のトタン部のケレン、サビ止め塗布や屋根材の下塗りに入ります。