今回は過去の施工から、3月16日に栄区で行った外壁の中塗り・上塗り風景をお届けします。
前日も中塗りをしていましたが、この日も引き続き、別の面の中塗りを進めていきます。
職人は同じく、一級塗装技能士であり塗装指導員でもある川口が中心となって行いました。
外壁はダメ込み作業から開始。
大き目の平バケでサイディングボードの凹部分に塗料を重ねていきます。このようにして、塗料の塗りムラや掠れを防いで均等な塗膜に仕上がるようにしていくのです。目地シーリング部分には縦に刷毛を動かして、こちらもしっかり塗り込んでおきます。
溝への塗布が完了したら、今度は先ほどより大きめの刷毛で凸部分を含めて全面に塗料を重ねていきました。平滑で塗料のきれいな光沢が出るように、美観も意識して刷毛を動かします。
塗装は塗膜によって家を傷みから守ります。剥がれにくいことはもちろん、耐久性のある厚膜に仕上げることが重要になります
中塗りが完了し、十分に乾燥している面から上塗りを開始します。
こちらの写真を見てみますと、同じ色の塗料を使用しているはずなのに色が少し違いますよね?塗料は乾燥すると色味が濃くなるという特徴があります。
色に関しては、光の当たり具合によって見え方も変化するので、塗替えの色を決める際には色見本帳を屋外で確認することをお勧めします。
全体にたっぷり塗料を塗布して上塗りを完了させたあとは、濃紺の壁との境界にマスキングテープを張りました。こうすることで、塗り分け線をきれいにしっかり出していきます。テープとの間に隙間ができているのは目地シーリング部分を避けたためです。
次回は外壁上塗りの続きと、紺色の壁の塗り替えに入ります。