今回は以前の施工事例から、3月18日に旭区鶴ヶ峰本町で行った作業風景を掲載します。
担当した職人は一級塗装技能士の川口。一人での作業のため、本人が写っていませんがご了承下さい。
前日に足場の組立てが完了し、この日は施工初日となりました。塗り替え前に、まずは家全体を水洗いして汚れを取り除いていきます。
家を水洗いする理由は、ただ汚れを落としてきれいにするだけではなく、塗料の密着度を向上させて塗膜を剥がれにくくする目的があります。特に屋根は、付着物がある状態で塗替えをすると、塗膜が剥がれやすくなってしまうことがあります。高級塗料を使用し、厚膜に仕上げて耐久性を高めても、すぐに剥がれてしまっては屋根を保護することができませんよね。屋根を紫外線や雨風から保護して状態を長く保持するためにも、下地をきれいに整えておく必要があります。
こちらが洗浄前のお宅の状態です。
屋根には黄土色のコケがかなり生えていますね。
ベランダや玄関前の手すりには破れにくいブルーシートで養生をしました。移動の際に足をかけることもあるため、傷や汚れがつかないように覆っています。足場にはメッシュシートをかけて、洗浄の水などが飛散しないようにしてあります。
水洗いで使用するのは、最高150キロ圧もの水流が放出される高圧洗浄機。この機械から噴射される水の勢いで、長年蓄積した汚れや付着物をきれいに洗い落とします。どちらかというと、洗うというよりは削り落すという感覚に近いかもしれません。
洗浄中の写真は撮影できなったため、洗浄の終わったあとの写真を見ていきましょう。
屋根に生えていた茶色いコケはきれいに取り除けました。同時に、弱っていた古い塗膜も除去できたので、白っぽい素地が見えています。下塗りに使うシーラーがよく染みわたると思います。
外壁やベランダの汚れも落ちたので、養生もしっかり粘着してくれそうです。