栄区での住宅塗装、屋根中塗りと上塗り

今回は過去の施工から、3月21日に栄区公田町で行った施工風景を掲載します。

前日はシャッターボックスや屋根の下塗り、破風の上塗りなどを行いました。

栄区での住宅施工、屋根下塗りと付帯塗装

この日は屋根の中・上塗りとシャッターボックスの中塗りに入ります。
屋根は外壁などに比べ、紫外線や雨風を遮るものがほとんどありません。一年中そういったものに晒されているというのは、屋根にとって過酷な環境とも言えます。そのため、耐久性のある塗装でしっかり保護することが重要になります。

屋根塗装の前に、すでに張ってあるメッシュシートに加えてマスカーでさらに養生をしました。段々になっている部分や隙間から、塗料が飛散することを防ぐためです。塗装工事をする際は、ご近所にもご迷惑がかからないように十分に配慮をして施工を進めていきます。

こちらのコロニアル屋根は、スレートの目地が深いため、ローラーだけではとても塗りづらいです。均一なしっかりした厚みの塗膜をつけるために、先ずは刷毛塗装をします。専門用語で『ダメ込み』とも言われるこの作業、一ケ所ずつ刷毛で塗るのは手間も労力もかかりますが、あとから修正していくより効率的でスピードアップにも繋がります。

ダメ込み後は全体に塗料を重ねていきます。細かな部分は仕上がっているので、ローラーを縦横に転がしてスレートの平面部分を仕上げました。塗料はふんだんに重ねますが、場所によって塗膜の厚みにムラがあってはいけないので、ローラーをよく転がして均等に塗布していきます。中塗り後、以前はブルーグレー系だった屋根が、深みのあるブラックに変化しました。

屋根の乾燥をさせている間、シャッターボックスの中塗りに移ります。
前回はサビ止めを塗布して耐久性を高めたので、今回は厚膜を形成していきます。サビ止めが白で、中塗りの塗料もアイボリーなので、写真では塗っている箇所がわかりにくいかもしれませんね。ホワイトボードの下辺りをちょうど塗装している最中なのです。左側に比べると色味が少し違っており、つやつやとした光沢が出ているんです。

下の写真は中塗りを終えたところ。とてもなめらかに塗り上げられています。

再び屋根に移動して、中塗りが十分に乾燥したことを確認してから上塗りに入ります。上の写真は塗り終えた下屋根の様子。たっぷり塗料を重ねているので、艶やかな塗膜に仕上がっています。
下は大屋根。中塗り時点でも塗膜の厚みは確保していますが、上塗りを重ねることでより厚みが付加されますし、塗料のきれいな光沢が輝きます。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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