本日は旭区市沢町でベランダ防水の続きを行っていきます。
世間では3連休の中日ですが、職人にはあまり関係がないため通常通り仕事の開始です。
前回のベランダ防水の施工では、立上りにクロスを張ってウレタンを塗布したところで終えました。その後、平場にもウレタンを流し込んで防水層の1層目が完了しています。今回はウレタンの2層目を仕上げる工程をお送りします。
防水層形成の前に、まずは材料の準備を万端にする必要があります。こちらは曽根カズが立上り用の材料を計測しているところ。防水の材料は分量を少し間違えただけでも固まらなくなってしまうので、しっかり秤を使って計量する必要があるのです。金ベラとゴムベラでだいたいの量をすくい取って、重さを確認していきます。
計量を終えたら次は撹拌へ。主剤と硬化剤、希釈のためのシンナーをしっかりかき混ぜていきます。撹拌が十分でないと、やはり硬化不良になってしまうので電動の撹拌機を使用してしっかり混合します。
この撹拌機は電源を入れるとパドルという撹拌羽根が勢いよく回転し出すので、ハンドルをしっかり握って動かします。缶の端がかき混ぜ不足にならないよう、四隅に羽根を当てながら全体を混合しました。
この材料を立上りに塗布して2層目を完成させたのち、今度は平場用の材料を準備して床に流し込みします。
移動させた室外機の裏側はローラーで端までしっかり塗布しています。広い面はスナップを利かせながらコテで塗り広げていきました。このウレタンは仕上げ用で少しゆるい材料のため、コテを動かすと滑らかに広がっていきます。防水層は所定の厚みに均一に仕上げる必要があるので、ムラのないよう平滑に仕上げました。
このベランダ防水での次の工程は、トップコートを塗布して保護膜をつけていきます。