本日は横浜市保土ヶ谷区にて鉄部のケレン作業です。
陽に当たらないところですが、月日の経過で劣化が進み、塗膜が剥がれたり錆び付いたりしていました。この上から塗装を重ねても旧塗膜と一緒に剥がれ落ちてきてしまうため、長持ちする塗装とは言えなくなってしまいます。そこで皮スキと言われる工具やマジックロンなどを使って作業で古い塗膜を削り落していきます。この時に細かい傷が無数につくため 塗料の密着度も上がり、より剥がれにくい塗装へと近づくことが出来ます。
作業をしているのは一級塗装技能士の星野。個性的なヘアースタイルを好むために外見で勘違いされてしまうこともあるのですが、「真面目とは」と言う話題になると必ずと言えるほど名前が出てくる真面目な性格の職人です。規格通りの忠実な仕事をコツコツと進め、細かい作業にも定評があります。
頭上を見上げての作業になるので、目に削りカスが入らないように気をつけながら作業を進めました。
そうやって剥がした旧塗膜が下の写真。風が強い日だと巻き上げられて周囲に散ってしまうこともあるので、こまめにゴミ袋へと纏めます。
ケレンと言われるこのような作業は仕上がりの目には見えない部分ですが、塗料を長く持たせる為には必ず必要になる、とても大事な工程です。