保土ヶ谷区での鉄階段塗装、錆止めで耐久性アップ

本日も保土ヶ谷区新井町の老人ホーム 花物語さんで鉄部塗替えを行います。
いつも通り日差しが強く、気温も高い中での作業。熱中症対策をしながら、職人たちは集中して仕事に取り組んでいきました。

今回は鉄階段の塗装です。
一部、腐食のため穴が開いている箇所がありました。
小さな穴でしたらシールやパテで埋めることも可能ですが、階段は人が昇り降りする所、特に強度の問題がありますので溶接をして、しっかり補修させていただきました。

前回までの鉄部塗装と同じく、塗替えに入る前に下地調整(ケレン)を念入りに行っていきます。
劣化して剥離しかけている塗膜は、簡単に手でポロポロと剥がしていけるほどです。皮スキや、平らな面はディスクサンダーという電動工具を使用して研磨していきます。

2013年8月21日 保土ヶ谷区新井町にて鉄部塗装:鉄階段錆止め

ケレン後に、グレーの錆止め材を塗布します。
濃厚にたっぷり塗ることで、錆止め材の性能をいかんなく発揮させることができますので、ふんだんに塗っていきました。

凹凸のあるところや細部は刷毛で塗りますが、平面は写真のように毛足の短いローラーで塗り上げます。
短毛ですと、ローラー筋が出にくく平滑に仕上げられるのです。

塗膜の傷みが激しい箇所は、下塗り材(錆止め)が浸透して塗膜が浮いてくることがあります。
そのような場合は、もう一度ケレンをして下塗り材を塗布しました。サビが再び発生することを抑制して、耐久性を向上させます。

錆止め塗布を終えましたら、塗料を重ねていきます。
鉄部も、下塗り・中塗り・上塗りという三度塗りが基本ではありますが、活膜(下地に密着している塗膜)は二度塗り、特に傷んでいる箇所は三度塗り、4度塗りというような具合に状況に応じて仕上げることがあります。
塗装が長持ちする、厚みのある塗膜をつけて本日の作業は完了となりました。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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