今回ご紹介するのは、築24年の今回2回目の塗装で世田谷区のお家です。
ちなみに最近はおかげ様で、初回に続けて2回目の塗装の再ご注文を頂くことも非常に多くなってきましたが、今回は初めてお世話になるお家です。
サイディングですのでシールの打ち替えもあります。今回の屋根塗装は定義こそは”遮熱塗料”ですが、低価格ながら抜群の断熱性能を誇るパーフェクトクーラーベストです。
担当は岩淵、職人は一級塗装技能士でありながら、その上の免許をもつ塗装指導員の星野です。ちなみに2児の子をもつ良きパパです。
さて工事のご紹介と移っていきましょう!
目次
塗装前
- お隣との境界です。作業がしやすい幅ではありませんが、このような住宅は最近では本当によくお見掛けします。室外機が見えますがここの作業は気合ですね。
- 1階から見上げたベランダの上裏部分です。 ここからでも目地シールの肉やせがわかるレベルです。
- 軒天の汚れも目立ってきているご様子。
- お家の全体の外観です。
- 軒裏です。ケイカル板ですね。
- ベランダか作業車を見下ろします。
- 紫外線に当たっている側面はサイディングの敵です。シール部分の劣化条件としては一番の難敵なのです。
- 外壁伝いに電線ケーブルがあります。そのサドルバンドもさびでいます。ただ築10年程度のお家は元々ステンレスでさびない仕様になってきているところも増えてきています。スチールの場合はケレンをしてさび止めをするか、またはステンレス製のものに交換したりします。
- サッシ周りのシールの肉やせもわかります。
- 今回は汚れだけで特に目立った劣化が見当たらなかったためベランダには手を付けません。またベランダというものは足場がなくても施工できる場所です。たとえ劣化があったとしても後から十分施工できる場所でもあります。
足場
【塗装前準備】
仮設足場組み立て及び解体:186平米、飛散防止用メッシュシート張り:186平米、昇降設備:3基
- 正面から見た足場です。メッシュシートをまくり上げているのは、塗装が終了して足場解体まで日が開くため、陽の光を遮らないためにとりあえずめくっています。ただ解体までそれほど陽が開かない場合はめくりあげずに解体日までそのままというただあります。
- 足場を組み立てます。今は黒色のメッシュシートも増えてきていますね。そしてこれは足場を行程的にお見せしたかったので、塗装後の足場です。悪しからず。境界にもバッチリ足場を組まさせていただいています。
シーリング
サッシ廻りシーリング:128M、サイディング目地シーリング:114M、サイディング屋根取り合いシーリング:30M、換気口貫通部等シーリング:1式
- 目地シールの施工前です。
- サイディングの断面に沿って旧シール材をカッターで撤去していきます。
- 撤去した目地を掃除していきます。
- シール専用のプライマーを塗布していきます。このプライマーの塗布が甘くなってしまうと、シール材の収縮がはじまるとサイディングの断面から剥離してきてしまいますので念入りなプライマーが非常に重要なのです。
- 2液タイプのシール材を充填していきます。もちろんノンブリードタイプのシール材です。
- ヘラ均しです。一級シール施工技能士の腕の見せ所です。
- 養生テープをはがして終了です。ここまででがシーリングの工程の流れです。
- 出窓下にもシールの打ち替えをしています
- 外壁周りの床には養生のための布シート。
- サッシ回りももちんろシール。
- 開口部はすべてシールの増し打ちかと打ち替えです。家全体のすべて打ち替えをすればいいとはお家の方からすればそっちのほうがいいと思われがちですが、打ち替えまでしなくても増し打ちでもいい場所というところがあります。わざわざ予算をかけなくてもよい場所にまでオーバーにかけなくてもよくはないでしょうか?
- 出窓上です。
- 軒天と外壁の取り合い部分も打ち替えしています。
- サッシ回りも。
- サッシ回りのシール後。
- 塩ビ管の貫通開口部。
- エンドキャップ周りもすべてです。
- 換気口カバーも。
外壁塗装
外壁高圧ジェット洗浄:166平米、養生作業:90平米、外壁塗装施工費 (補修十下十中+上塗り) :126平米、下塗り塗料パーフェクトサーフ:4缶、中塗り塗料パーフェクトトップ:2缶、上塗り塗料パーフェクトトップ:2缶
- 高圧洗浄をしています。職人は一級施工技能士の星野です。
- パーフェクトサーフを下塗りします。
- 下塗りの後は中塗りのパーフェクトトップを塗っていきます。
- たっぷり濃厚に塗っていきます。
- 下塗りもバッチリです。
- 足場で塗装の品質も影響されます。足場は同じと思いがちですが職人にすれば高さが届きずらいとか、揺れやすいとか仕事の丁寧さに影響が出てくるものなのです。
- 今回は門塀も塗りました。
- 門塀まわりは植物があるので気を付けて塗ります。問題は土の部分を所をどの辺まで塗るかという問題です。ある程度土を掘らせていただいて塗るようにはしています。
- 門塀は目立つところです。作業は複雑ではないですが家の顔見たいなところがあるので外壁同様バッチリ仕上げていきます。
- 下屋根の仕上がっているのが見えてしまっていますが、外壁も完了している状態です。
- サイディングのアップです。
- 付帯部分の雨どいです。雨どいも光沢が出ると全体の見た目にも好影響が出ます。
屋根塗装
屋根塗装施工費 (下+中+上塗り、縁切):64平米、屋根高圧ジェット洗浄:64平米、下塗り塗料パーフェクトクーラサーブ:2缶、中塗り塗料パーフェクトクーラーベスト:1缶、上塗り塗料パーフェクトクーラーベスト:1缶、雨押え鉄部補修 (4 工程塗装下地調整込):1式
- スレート屋根の高圧洗浄です。カビやコケはかなり頑固です。お隣やご近所にも水しぶきが飛び散りますので、屋根上まで足場のメッシュシートを張り巡らせています。勾配も少々あるので滑らないように気を付けて洗浄をします。
- 棟板金のところはスチールなのでザビ止め作用のあるプライマーを塗布していきます。
- パーフェクトクーラーサーフを下塗りしていきます。
- 遮熱や断熱はたっぷり塗ってこそ効果を発揮します。高級な塗料というだけではなく塗料の扱いのほうが重要という事ですね。屋根全体が下塗りによって一旦白色になります。
- パーフェクトクーラーベストを中塗りしていきます。
- 上塗りです。
- スレート重なりに白い部分が見えているのが下塗り部分です。遮熱や断熱系はその効果を発揮させるため一般的な塗料よりも肉厚に塗る必要もあります。その分重なり部が塗料で詰まってしまう可能性が高くなります。 なのであえて本来はしなくてもいいようなレベルの屋根の縁切りを、わざわざ縁切りしなければならない程度まで重なり部まで塗料を入れてしまうのは、屋根の欠損や傷めない意味でも必要以上にすることはありません。
- 青空と仕上がった屋根。良い感じでgoodです。
- 通常はこの程度まで足場が屋根上の高さまで来ています。
- こう見ると結構勾配きついですね。。
- クーラーベストは、発売されて間もないです。言い方を悪くすれば実績はない塗料かもしれません。ただ日本ペイントの担当者も太鼓判を押してくるほど私たち業者に進めてくる塗料です。遮熱という範疇ですが、実際には断熱塗料との差がないに等しいです。それも価格が断熱塗料に比べて圧倒的に安いのです。
- またまた下屋根と外壁です。 配色も緑系と黄緑色系は対局の色ではないですし、濃淡の使い分けで白サッシのお家にはとてもバランスが取れています。
付帯塗装
軒廻り:16平米、破風:32M、雨樋:44M、庇霧除け:2箇所、換気口:1箇所、水切り:30M、鉄製笠木:1式、軒下通気口:1式、戸袋大:2箇所、戸袋中:2箇所、エアコンホース脱着塗装:1式、外構擁壁塗装:1式
- 雨どいも塗ります。
- 雨戸のプライマー
- 雨戸の上塗り
完成
- 足場解体後。すっきりしました。お隣にもぜひやってほしいですね(^^)
- 後は塗料の性能任せ。期待します。
- どうですか?塗る前に比べてだいぶさわやかなお家に変身しました。 これで訪問販売のセールスがこなくなるという副次的な効果もあります。
- 紫外線が強く当たっていた側面ですね。これでだいぶ耐久性が保持されると思います。
- 曇りがちなので、見栄えをよくお見せできないのが残念です。
- 雨どいが白色で外壁が淡い黄緑、屋根が緑。素晴らしいさわやかな配色の塗装工事でした。
- 最後に北側方面からパチリ。長いこと拝見お疲れ様でした。