相変わらず多いようですね。
塗装のトラブル。
これは横浜市消費生活センターによるお知らせから。。
特に高齢の方が多いようですね。これも昔から変わらないようです。
不思議なことに、うちのお客さんの場合は、高齢の方がとても少ないです。
おそらくネットから工事依頼されてくる方が多いのだと思います。
高齢の方は、あまり貪欲にネットでリサーチということは想像つかないですもんね。
なので、隅々まであらゆる業者さんを調べ上げてから、うちに見積もりなんて事例も少なくないものですから、お客さんも業者に負けないぐらいの知識を持った方が多いです。
その分チェックも厳しいー(笑)
そういう点でいえば、うちは攻められる立場の業者というのでしょうか。
攻める業者というのは、やはり知識に乏しい高齢者をターゲットにするのかなーとつくづく思います。
攻められると都合がよくない部分があからさまになって、契約には至らないことが業者自身よくわかっているのだと思います。
その前に「私は良い人」のように、人間性から訴えてあげれば、高齢の方は信頼してしまいます。
まぁ営業の基本として、人間性を訴えて共感を得るというのはひとつの方法ですが、これが悪質の工事の場合はやってはいけないことですよね。
で、話がそれましたが、この横浜市消費生活センターからの注意はおもに3つです。
- 屋根塗装で雨漏りが直るとウソをつかれた。
- 公的施設の外壁塗装の市民講座は、勧誘の口実。
- 3社以上の見積もり比較をする。
まず、1,屋根塗装で雨漏りが直るとウソをつかれた。ですが、基本は雨漏りは塗装では直りません。
こんなことを言ってしまうと、雨漏りしているお客さんから見れば頼りなさを感じるかもしれませんが、ほかの業者さんは直ると言ったとしても、直すことができないことのほうが多いと思ってもらったほうが良いです。
これを見積もりのときに言ってしまうと、「じゃあ、直ると断言してくれたあの業者さんに・・」となってしまうので、できないと断言もしにくいんですけどね(笑)
雨漏りといえば、よく縁切りが取りざたされます。
先日も塗装をしたら雨漏りがしたというお客さんからのクレームをいただきました。
事実は塗装が原因ではなく、外壁の高圧洗浄をした時点で室内に水が侵入してきていたのですが、先日の台風でも雨漏りしてうちに連絡をもらう前に雨漏り専門業者さんにどうやら頼んでしまったということです。
その時の調査の結果がやはり縁切りと伝えられたものの、原因は外壁ということがすでに判明しています。
ただ、塗装作業中に想定個所の修復の当てが外れ、外壁のどこから雨漏りしているのかがわからず苦労しながら調査している最中です。
詳しいことは割愛しますが、もちろん何回も塗装をして塗膜が厚くなっていたので縁切りはしています。
これがその現場です。
屋根重なり部の塗膜が厚くなった影響で縁切りすれば雨漏りが直るという可能性はありますが、屋根塗装をして雨漏りがなくなるということはまず考えられないです。
直るとしたら屋根が割れていたので交換したとか、雨押さえが外れていたとか、塗装ではなくもっと物理的に何かを修理したという場合に直ることがあっても、塗装で直るということは考えないほうが、後々苦労しなくてもいいように思えます。
塗装をすれば雨漏りが直ると勝手に自己判断をせずに、雨漏りがある事実を業者に伝えれば、屋根工事や板金職人が塗装作業の前に調査に入ります。
うちの場合でいえば板金大工の内田ですね。
そして、2,公的施設の外壁塗装の市民講座は、勧誘の口実です。
ちょくちょく見ませんか?
もちろんまっとうな業者さんもいるのでしょうが、役所関係などの会議室を借りたセミナーや講座、特に「失敗しない外壁塗装」なんていうタイトルをつけられると信用して、業者選びに悩んでしまう人は行ってしまうと思います。
これでは住所を明かすのも怖くなってしまいます。
あと、3,3社以上の見積もり比較をする。
ごめんなさい。これには賛成できません。
もちろん数的に3社というのは賛成です。
というよりも、今はこんなこと伝えなくても、見積もり依頼してくる方はほとんどこのようにしているからです。
ただし、これがいわゆる優良な業者さんだったら、それぞれ比較しようがあるのでしょうが、そもそもその3社すべてが手抜きをする業者だったらどうするのでしょうか。
特にネットで拝見する業者さんは驚くほど巧妙です。
ちなみにその勘違いや間違いをさけるために、自宅契約だけで判断しないこんな方法もあります。
以上、横浜市からのくわしい情報はこちらにて見てくださいね。
明日から4日間、台風の影響で雨模様。
工事殺到でもさらに工事がすすまない(@_@;)
寒さも増してきていますので、みなさん気を付けてくださいね(^v^)