外壁モルタルと屋根塗装

横浜市旭区の住宅街のお宅の外壁と屋根の塗装工事です。住宅街の中にありまして、このように奥まった場所にあるお宅です。

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今はほとんどのお家がそうだともいえなくもないのですが、敷地が広くないため塗装作業はもちろん、足場組み立て作業も厳しい予感がしないでもありません。

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お隣さんとの境界線もこのように接近していますので、お隣にご迷惑をかけないように注意して作業を進めていきます。

こちらも同様です。裏手にもお家があり右側にもお家があって、敷地がだいぶ狭まっているため、風が強い時などは屋根の塗装などもあるため飛び散らないため作業には気を付けなくてはならないですね。

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見積りの時の様子です。こちらはセメント系の破風になっていますが、それほど痛みは見られません。

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これは2階の大屋根のコロニアル屋根ですね。築9年なので、だいたい傷み方としては、それ相当の傷み方なのかなという具合です。

スレートとスレートの間に隙間があるため、断熱塗料のようなネットリした塗料でなければ、タスペーサーは必要ではないと判断できます。

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ところどころに雪止めがついてます。

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横に取り付けられた雨樋は軒樋といいますが、足場組む前のはしごで登った時の見積りの様子ですが、泥とか誇りとか詰まっている様子は現時点では見受けられません。

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これはベランダです。厳密には玄関の上のポーチのベランダのような陸屋根のような玄関上です。ここもウレタン防水をします。

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帯板の上にほこりがたまって、雨が降ってそれが雨だれになった状況です。

話は変わりますが、隣に足場が組まれていますね。うちの足場と言いたいのですが違います(笑)

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軒裏の部分です。

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右側が物置です。この程度の狭さなら足場を組むことがてきますが、ただ場所によっては移動して頂かないと作業できないところもあります。

それは見積り調査や契約時の打ち合わせの時に、お客様に移動のお願いをさせてもらうか、もしくは物置の中を空にしてこちらで移動するという判断をさせて頂きます。

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お隣との敷地です。

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外壁はそれほど凸凹した模様ではないですので、塗りやすい感じです。

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これは「クシ引き」と言ってモルタルに、髪をとかす「クシ」のような道具で模様をつけるためのジョリパットというモルタル材料のように仕上げた外壁です。角の部分にカビが見受けられますね。

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やはりこちらも下から見ても同様にカビが発生しています。この排気口はキッチンの部分だとは思うのですが、油汚れのようなものが付着しています。

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奥角の部分も少々足場が組みづらそうです。

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ところどころ模様が変わっている部分もあります。左側の外壁はクシ引で、右側がリシン吹きです。

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このような作業員の通る場所に物があるような場合などは、作業中に物を壊してしまったり傷をつけてしまったりとかというトラブルも過去に例があったりしますので、それを避けるためにもあらかじめ片づけをしておくなどの整理整頓のお願いを見積り時に伝えるようにしています。

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家の形はすっきりとした感じてとてもいいですね。

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このようなデザイン的に石張りタイル模様のようなものがところどころに使われています。

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大方玄関周りが多いのも特徴で、こういったデザイン的意識が高い作りのお家は、壁にもよく貼ってあります。

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ちなみに塗装屋からするとこの石張りタイルがあるのでは、作業効率が全然変わってきます。

石張りタイルのない外壁の部分はローラーで塗料をドンドン塗って行けるのですが、石張りタイルの部分まで同じ塗料をもちろん塗るわけにもいかないため、テープとビニールなどマスカーで養生をするので結構手間がかかる作業なのです。石張りタイルがあるのとないのでは、2~3倍の手間が変わってくると思います。

右側の排気口からは油汚れのようなものが垂れているようです。

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ここも同様で、難易度の高い仕事かなと思います。ちなみにこの石張りタイルは本来塗り物ではないです。

塗る場合も中にはありますが、せっかくデザイン的に優れた石材調なので、色を付けて塗りつぶしでしまうと塗る意味もありません。もし塗るとすれば、撥水剤のようなものかクリヤー塗装の選択になります。ただし撥水剤を塗るのにも難しく場合によってはシミになってしまうケースもあります。

実は以前、撥水剤で全面塗装をした時があるのですが、部分的に黒くシミになってしまったことがあります。特別な理由がなければ、高圧洗浄をしてそのままの方がいいと思います。

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右側と左側の壁は塗り、中心の石材調部分は塗料を付けて汚してはいけないので養生をするのですが、石材調と壁の境の部分にきっちり養生をしないと塗料の漏れの原因になります。

もし塗料が漏れてしまうと水拭きやシンナー拭きなどで掃除すればいいのですが、その作業も手間がかかるので、そのような掃除をするよりかはきっちり養生をして塗料がつかないようにした方が作業側からしても得策なのです。

また職人によっても違うのですが、このような境の部分はマスカーでビシっと貼っても、ゴツゴツ、ブツブツしているため、机のような平面の上にテープを貼るのとは訳が違い、どうしても隙間が生じてしまいます。

そのため刷毛でちょこちょこと少しずつ丁寧に塗っていくわけですが、それでも漏れる時があります。

その対策として透明のコーキング材のような漏れ止めを使うと、ゴツゴツやザラザラした部分もツルツルとした感じになるため、テープもぴったりまっすぐ貼れ隙間がなくなるので塗料の漏れもなくなり仕上がります。ただこれはどっちがいいのかと言うこともできませんが、最終的にはきれいに仕上がる方を当然に選択するため、職人次第と現場次第というところもあります。

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ここからは足場を組んで高圧洗浄をした後からの作業です。

これは水切りにプライマー(接着剤)を塗ってる部分です。もちろんさび止め塗料でもいいのですが、今回はミッチャクロンというプライマーを塗装しています。

オレンジ色に見えるのはエアコン室外機の専用のカバーです。右に見えるエアコンホースは、止め金具バンドのビスとカバーを壁から外して、ビニール養生をしている状態です。

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ベランダに養生をした後は雨どいにもプライマーを塗っていきます。

1階の角の竪樋の下塗り塗装です。

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窓枠が木製だったため、ナイロンたわしで下地調整をしています。下地調整とは素材に研磨、目粗しといいますが、素材に微細に傷をつけて塗料の乗りをよくするための塗る前の準備作業のことです。塗装とは違い、塗ってしまうとやったかどうかわからない作業ですが、とても重要な作業です。

そして繰り返しますが、右側がの石材調部分は塗らないため養生をしています。

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引き続き雨樋の研磨です。

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雨戸の養生です。養生の部分には塗料がついていないため、まだ塗装していないということがわかります。

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150気圧で高圧洗浄をした後のコロニアル屋根のサーモアイシーラーの下塗りです。面積は72㎡。1平米当たり0.28㎏の塗料で塗ると、2缶の下塗り塗料が必要になる計算です。

もちろん屋根の傷み方によって、この塗料の数量は変わってきます。例えば築10年より20年の方が塗膜がはげ落ちる分、塗料をよく吸収するため、築10年の方が塗料の伸びがいいため食いません。ただメーカーの仕様では、どんなに傷んでいようがいまいがに関係なく、1平米当たり0.28㎏で塗るという決まりがあります。ですので、塗料メーカーの仕様というものはあくまでも基準的なもので、本来は痛みの程度によって、塗料の消費量か少なくて済むお家もあれば、その逆で消費量が大きいお家もあります。

これは私が昔から言っていることですが、塗料というものは3回塗りのものが多いのですが、だからと言って築10年と30年の家では傷み方が当然異なるのにも関わらず、ともに同じ3回塗りというのが逆に不自然ではないのかなといつも思っています。ごく普通に考えれば、築10年より築30年の方が塗り回数を多く塗るのが自然です。

3回塗りが仕様ですが、もしかしたら4回塗りが差の家にとっては最適な塗り方なのかもしれません。逆に築10年だと少なく2回塗りで収まっていいのかもしれません。

ただし外壁は古くても新しくても3回塗りが業界では通説ですが、特に木部などは日の当たり方の方角で傷みの差が顕著に違いますし、さらに築年数が違えば全部3回塗りでいいのかと言えばそういうわけではないと思います。

その辺は職人の経験で、どの程度場数を踏んでいるか、経験と技術でカバーして、仕上げていきます。

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これは壁です。透明の水性カチオンシーラーを塗ったところです。

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屋根のシーラーが終わり感想を確認した後に中塗りをしている状態です。

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これはいつも職人が朝現場に到着したら、昨日までの工事内容の完了チェックを入れます。10月5までに終わっている外壁と木鉄作業は、「高圧洗浄」、「養生」、「補修」、「下地調整」が完了しているということになります。「下塗り」、「中塗り」、「上塗り」については、まだ手を付けていない状況ということになります。

そして屋根は「高圧洗浄」、「下地調整」、「補修」、「下塗り」、「中塗り」まで、シーリングや大工、などの工事はありませんということになります。

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施主様だけではなく、近所の方へもどの程度工事の進捗状況をお知らせいただくためにもこのような看板を表示しています。

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作業しているのは一級塗装技能士の星野です。インディフレッシュセラの中塗りです。壁と石材調の境は、もちろん慎重に塗っていきます。

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床にも布シートやブルーシートも張ってますが、足場のところはメッシュシートを張ってますが、作業で邪魔になって一時外すような状況になることもあります。

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高圧洗浄の時は当然ながら張ってますが、ここも一時メッシュシートを捲り上げてます。工事完了後から足場解体までに時間が掛かるときは、四六時中シートを張っていると室内が暗くなるので、解体日までこうして捲り上げたり、風が強い時も捲り上げを行います。

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インディフレッシュセラの中塗りの続きです。石材調タイルがなければどれほど作業が進むのかと、作業する職人からすればちょっと恨めしくなるかもしれませんね(笑)

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インディフレッシュセラをたっぷりと塗っています。

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この時は塗料の飛び散りの心配がないため、明るさ優先でメッシュシートの捲り上げをしています。

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屋根の上塗の3回目です。塗料缶を見ると「塗料用シンナーA」という名前ですが、もちろんシンナーを塗っているわけではありません。サーモアイの塗料を、塗料用シンナーAの空缶に作業しやすいように程よい量を入れて作業しています。

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足元の部分が中塗り、ローラーで塗っている部分が上塗りになります。

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色がグレーっぽく塗れているのが中塗り部分です。よく見るとわかるのですが、スレートとスレートの間の隙間の目地部分は先に刷毛で塗っているので、オレンジ色になっています。

先に細かいところを刷毛で塗っておいてあとはローラーで塗っています。

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徐々に仕上がりに近づいて行きます。これを見ると屋根の下塗りと中塗りまで終わっています。上塗りの工程にも入っていますが、一部残っていて完全に完了というわけではないということがわかります。

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引き続きインディデイフレッシュセラの上塗りです。

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これはほぼ塗装が終わった状態です。

さっきはメッシュシートがめくりあがっていましたが、完了に近づくにつれ飛散防止作業のためにもう一度下まで降ろした状態です。ちなみに足場の縦管についている青いものは、発泡スチロール状のクッション材です。出入りが多い場所にはゲガをしないように取り付けてあります。

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この角度から見てわかる通り、足場も屋根が隠れる高さまで組む必要があります。高圧洗浄をすると砂ぼこりやコケなどが高圧のジェット水流でお隣に飛んで汚して迷惑をかけてしまうためのを避けるためです。

安い足場かどうかは定かではないですが、高さが足りていない足場やとても簡単に組んでいる足場とかをたまに見かけることもあります。ただご近所さんの迷惑を考えると足場というものはとても重要になってくるものです。見積書をもらう時にでも足場のことは重要なのでよく聞いていた方がいいかもしれません。

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お隣と接近ししているのがよくわかりますが、足場を解体する際足場の部材は重いため搬出するにも、お隣にもぶつけて傷をつけないため、慎重に作業をしなければなりません。とても気を使いますが、今はこういった敷地が接近しているお家が少なくありません。

ただ手前味噌ですが、うちの足場屋さんはとてもその辺は優秀なので、信頼を置いてお任せです。

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残りの作業は、ポストなどの小物関係の養生を外すだけで完了です。

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タイル部も養生が取れてきちんと塗り分けがなされています。

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外観の全体像のそれぞれです。

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玄関です。

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このオレンジ色の壁の部分ですが、よく見ると足場が壁と離れてジャッキアップしています。ねじ式になっていて、どちらかにくるくる回すと縮んだり伸びたりします。強風でメッシュシートが風にあおられて、がっちり壁に押さえておかないと足場が揺れて壁を傷つけてしまうため最初は足場を組む際は壁についています。

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玄関上のベランダのウレタン防水も完了です。

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ベランダです。

ウレタン防水の仕様は、下地補修、ケレン、目粗し、下地モルタル塗布、プライマー、ウレタン2層、トップコートの工程です。

これで雨漏りの心配もなくなると思います。

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足場がなくなりとてもすっきりしました。

石材調のタイルと玄関上のベランダの腰壁のオレンジ色の壁も、全体を引き締めて、さらにオレンジ色を強めにした赤系の色で、とてもバランスが取れていると思います。

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外壁と屋根を除いた、いわゆる付帯塗装ですが、破風板、雨樋、帯板、窓枠周り、軒周り、水切り、シャッターボックス、笠木、エアコンホースカバーなどの塗装がありました。

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一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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