今回は川崎市宮前区で行った施工の様子をお届けします。
担当した職人は一級塗装技能士の川口です。
(上記写真は見積もり時のもの)
こちらのお宅はサイディング外壁の戸建て住宅。バルコニー部分の壁はタイル調になっており、特徴的な質感があるので通常の塗料ではなく、クリヤー塗料で下地を活かした仕上げをしていきます。
塗替え前に家の水洗いをしますが、今回は外壁と付帯部のみの塗装のため、大屋根以外を洗浄しました。
塗装前に汚れを落とすのは、下地と塗料の密着性を向上させて塗膜を剥がれにくくさせるためです。外壁は、チョーキングという、触れると手に粉が付く劣化現象が起きていることがあります。これは塗装面が傷みむことによって、塗料に含まれている顔料が表層に出てくるのです。チョーキングがついたままではせっかく仕上げた塗装も剥がれやすくなってしまうので、よく洗い落とすことが大切です。
また、塗装しない部分に施す養生がしっかり定着するように、汚れは取り除いていきます。
水洗いに使用するのはエンジン駆動式の高圧洗浄機。ご近所へ作業音の配慮をするため、防音型のものを使用しています(それでも全く音がしなくなるわけではないですが…)。とても強力な勢いで水を噴射するので、誤って体などに触れないように気をつけながら進めます。このジェット水流で蓄積された汚れ、コケ、カビなどを一掃していきました。
洗浄後↓
陽の当らない面の壁や、ベランダの内壁・床には一部緑色のコケが繁殖していましたが、洗浄後はすっきりと除去することができました。大屋根はそのままですが、下屋根は外壁などと同時に洗浄しています。軒やシャッターボックスなど付帯部も含め、しっかり汚れを落として本日の作業は完了となりました。