ウレタン防水の種類と見積もり

保土ヶ谷区は仏向町にて、屋上防水の見積りに行ってきました。現地調査は見積り担当の菊池と、屋上防水職人のふたりです。

立ちあがり部分にクラック(ひび)が入っちゃってます。
この上に、補修と補強のために、クロスという素材を貼りながら防水塗装します。

クロス工法では、薄くウレタンを塗ってそこにクロスをかぶせてから上から二層のウレタン塗装をします。

施工時にはさらに詳しく説明させていただきます。

こちらは屋上の床部分。
水性塗料で塗ってあるのですが、経年劣化のため浮きが多くなっています。そのためケレン(皮スキ)と高圧洗浄で下地調整をしてから、清掃して通気緩衝シート(AVシート)を貼る予定です。

見て分かる通り、所々が剥げてしまっていて、シンダー目地部分もカバーが剥がれています。クラックも所々剥がれてしまっていますね。

緑が綺麗な鉢ですが、施工の時はいったん移動します。

物置になっている部分や、花壇の部分など、塗装の前に撤去のご依頼をして頂いたのですが別費用となってしまいます。規模にもよりますが、特に物置の場合はそこで解体して、撤去する際の廃材降ろし的な費用の負担が大きくなってしまうのです。

これは以前、シート防水工事でお世話になった時のお宅の写真です。

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現在は、まだ施工未定です。あくまで本日は見積りのみ。
精いっぱい誠意が伝わるよう、よりよい施工になるよう、担当がお客様とたくさん話をして見積りを決めます。もちろん中には安さを追求されるお客様もいらっしゃいます。

当たり前ですよね。安い方が当然いいに決まってます。
ただそこは念入りに作業をさせて頂くので、その価値を知ってもらうように努めます。

そして今回提案させていただいたのは、ウレタン防水のうちの通気緩衝工法という施工方法です。そういえば、ウチで一番多い防水塗装はウレタン防水なんです。

通気緩衝工法は通気緩衝AV工法ともいいます。こちらの動画のようにQV工法という防水方法もあります。

AV工法は通気効果と緩衝効果を併せ持つAVシートの上に、ウレタン塗膜防水層を塗り重ねた、潤密着・絶縁式の複合塗膜防水工法、というものです。これだけ書いても難しくてよくわからないですよね。

簡単に一連の流れだけ説明すると・・・

  1. まず、下地調整を終えたモルタル下地部分に、AVボンドを敷き詰めます。
  2. 通気緩衝シート(パンチシートと職人の間では呼ばれます。もしくはAVシート)を貼ります。
  3. そしたら目止め剤(目詰め剤)で雨漏りを防ぎ、脱気筒を取り付けます。
  4. ウレタンを二層塗りし、最後にトップコートで仕上げます。

 
こうして並べると簡単そうですが、この工程を実際現場でやるとなると、二週間はかかったりします。何せ天気しだいの工事でもありますし、一日に出来る作業量は、いくら優れている職人でも、限られているからです。
施工方法は、その場所にベストのものを選択します。手を抜けば早く出来たりはするんですけどね・・・。

この住宅はまだ見積りの段階で、この先、ご依頼をいただけるか分かりません。
ご縁があればいいと願いつつ、次の現場へと・・・(^v^)

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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