国道16号線に私たちの会社があります。
ただでさえ濃いブルーの建物で目に付いてるんですが、このたびさらに巨大なサンタが出現して、車を行く人々の目を引いています。
会社の側面には、ハシゴを上るサンタもいます。
「サンタより泥棒みたい」と、妻に言われましたが、イルミネーションと巨大サンタともに、うちの菊池とで3時間ほどかけて取り付けました。
巨大なサンタは目立つので、通りがかりの人たちはみんな見ていきます。
屋根での取り付け作業が終わったので、ハシゴでから降りてくると、なんと小さい女の子がサンタに抱きついたり、手をにぎったりしてるんです。
「かわいいなぁー」と、よく見ると、アレ?!
自宅近所に住む、良く知っている女の子だったのです。
子供が喜ぶ何かがあるっていうのは、こっちもうれしくなります。中には、立ち止まって3歳ぐらいのお孫さんを抱きあげながら見ている年配の方もいました。
今年がはじめてサンタを飾ったのですが、飾ってよかったとしみじみ思っちゃいました。
でも飾るにあたって、少し不安もありました。
「これじゃ酔っ払いがブスッと刺したくなるかもな・・」
「クリスマス当日まで持たないな・・」
菊池や職人がそれぞれ、いいたいことを言います。さすがにまだそれはないですが、翌日にすこしショッキングなことが起こりました。
巨大サンタは、風で飛ばされないように上から針金で吊っています。内蔵のファンが24時間まわっていて、絶えずエアーを供給して大きく膨らんでいます。クリスマスまでまだ日があるため、それまでファンの回しっぱなしでは壊れてしまうと思い、夜中にスイッチが切れるように、タイマーをセットしています。
翌朝。
会社の前は、とある高校の駅からの通学路になっているので、毎朝学生たちがたくさん通っていきます。会社2階で事務仕事をしていると、外から女子高生の声が聞こえてきます。
「キャハハッー! サンタしぼんでるー!」
どうやら空気が抜けた、まるで「クシャおじさん」のようになったサンタを見て言っているようです。
「やっぱり、24時間稼動だな」
すぐに決定でした。
まだまだ、これからイルミネーションを増やそうと考えています。
夜のイルミネーションはとってもきれいで、私の場合はボーッと見ていると癒される感じになります。多くの人が、私たちが飾ったイルミネーションをみて、うっとり?する気持ちになったり、クリスマスのワクワクした気持ちになったりしてもらえれば、苦労して飾りつけた甲斐があるというもんです。
近くを通りがかったら、ぜひ見てください。
※2020年追記 東京店のサンタです。