本日は横浜市瀬谷区で行った施工の様子を掲載します。
担当した職人は一級塗装技能士の星野と曽根カズ。
塗装工事の一番初めの工程は家の水洗いです。最高150キロ圧もの勢いが出る高圧洗浄機を使用して、家全体に付着した汚れをきれいに洗い落としていきます。
下の写真は作業前のコロニアル屋根の様子です。
こちらのお宅は築18年、初めての塗替えということで、屋根の上には長年蓄積したコケなどの汚れが一面に見られました。
特に屋根塗装では付着物が残った状態で塗装してしまうと、下地と塗料の密着性が図れず、塗膜がはがれやすくなることがあります。高級塗料をたっぷり塗って厚膜に仕上げても、長持ちしなければ意味がなくなってしまいますよね。
しっかり密着した塗膜を形成するためにも、念入りな高圧洗浄は欠かせません。
洗浄は屋根下から進め、徐々に上に進めていきます。上から開始するとコケや流れ落ちる水で滑ってしまう恐れがあるのです。
こちらの面は先ほどの写真よりコケが少なく、下地が見える状態。洗浄機のノズルからは勢いよくジェット水流が吹き付けられ、左右に往復させながら屋根材にこびりついている汚れを除去しました。コケはなかなかに頑固なので、丁寧に水を当ててしっかり取り除いていきます。
屋根、横樋の中をきれいにしてから、軒や外壁などの洗浄にかかります。
ここではベランダの内を水洗い。内壁や床、雨戸は段々に沿わせて細部まで汚れを洗い落とします。網戸の洗浄も行いますが、状態によっては水流の勢いで破れてしまうことも考えられるため、こちらはケースバイケースになります。
自分に水が降りかからないように気をつけながら、軒裏にも水を噴射。このようにして1階まで全体の洗浄を行って、塗装の最初の工程が完了となりました。
次回は屋根の塗替えを開始します。