今回は横浜市保土ヶ谷区の現場で行った木部塗装について。
担当職人は一級塗装技能士の川口です。
前回はガレージ裏のトタン外壁を塗装、この日は場所を移し、バルコニーの木部を塗替えます。
まずはケレン。ハンドパッドと呼ばれるナイロンたわしや、サンドペーパーを使用して木部の表面を擦っていきます。付着した汚れやニスなどを剥がしていき、塗料の浸透をよくします。サンドペーパーは数字よって目の粗さが変わり、数字が大きくなるほど目が細かくなります。ここでは150番のやや粗めのもので研磨。
ケレン後はキシラデコールという、木部専用塗料を塗布。こちらは通常の塗料とは異なり、表面に余分な塗膜を作らず、内部から着色・保護するタイプ。木部で気になる、虫食いや腐食などを予防する効果もあります。
塗り替え前には、バルコニーの周囲や、室外機の一部をマスカー(テープ付きビニール)で覆って塗料の付着予防もしました。
刷毛でたっぷり染み込ませるように塗っていきます。造膜しない塗料なので、元々の木目や風合いを生かした仕上がりになりますし、木の材質によって発色の仕方も少し変わってきます。
全体に塗布が終わりました。下塗り段階なので、少し色味は薄めでしょうか。こちらは2回塗りで仕上げる仕様なので、次回は上塗りをして木部塗装が完了します。