見積もり依頼

例のごとく見積もり依頼の電話です。

「ハイ、塗装職人です!」

「もしもしあのー、外壁と屋根の見積もりをお願いしたいんですけど・・・」

「見積もりですね。ありがとうございます! 承知いたしました」

「何社か他にもお願いしているんですけど、もし断ったとしてもそれでも大丈夫ですか?」

「そうですねー、正直残念ではありますが、真剣にご検討していただければ、それも致し方ないと思います」

「失礼なこと聞くようで申し訳ないのですが・・・しつこい勧誘とかないですか?」

「はははっ、絶対ないです!!」

というような具合でした。
まだまだしつこい勧誘するところって、あるんでしょうか?

うちは100%ありません。
断言できます。

ただ最近、ものすごい軽い気持ちで見積もりを依頼されるお客さんが、だんだん多くなっているような気がします。
真剣に塗装を考えていれば、見積もりを取るのはもちろん当たり前の話です。

ただ、見積もりを取ったあとに、家の事情で今はできないとか、まだ今のまま持たせていきたいとおっしゃる方もおられます。
塗装をしたらどのくらい費用が掛るのか、ちょっと聞いてみたいぐらいの感じのお問い合わせもあります。

見積もりを届けても、その後はお客さんのほうから連絡してこない限り、うちからはまず一切電話もしません。
じっくり考えてもらってから、決断を頂くようにしています。

そのかわり、決断の結果についてご連絡を必ず入れていただくのはもちろん、真剣に塗装を考えている方からの見積もりしかお受けしたくないというのが、本当の気持ちです。

でないと、見積もりにエネルギーをかけて真剣に向き合うことができなくなってしまいます。
厳しいと思われるかもしれませんが、それがお互いのマナーだと私は思っています。

価格の安さを重視する方の見積もり依頼もしかりです。
価格だけを見て、お客さんが「塗装の適正価格」を判断することはまず、無理です。

同じ3回塗りの工程であっても、広く浅い3回塗りと、隅々まで重厚な3回塗りでは、中身も費用も大きく違ってきます。

格安を売りにした見積もりの場合、そもそも専門知識のないお客さんが相手ですから、言い方はわるいですが、中身には触れずに、安い方がよいと納得させることはできるものなのです。

私共では、お客さんの側に知識がないのは当たり前なので、見積もりの内容を丁寧にわかりやすく説明しますし、どんなささいなご相談にものっています。

真剣に検討された結果であれば、他社に決められてもかまわないと思っています。
お客さんが納得して決断されることが一番です。

ときどきお客さんから、他社さんの方がこれだけ安いなど、価格の違いを伝えられるときがあります。
特に震災以降、値段が下がりすぎて、業者同士のつぶしあいの様相を呈しているようにも感じます。

私は、これから塗装工事を考えている人のことを考え、塗装技能士のことも含め、これまで通り本当に本当の真実を伝えていこうと思っています。

でも、業者本位の説明に翻弄されているお客さんを立て続けに見てしまうと、半ばあきれてしまってその気持ちが萎えてしまいそうな時もあります。

ただこれだけ本当のことを伝え続けても、そのまま受け取ってもらえないというのは、悲しいというより、「恐るべし、塗装業界!」って感じです。。。

参考サイト:
資格業者を選べば、誰でも工事に確信が持ててしまう4つの理由

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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