感動。

フィギュアスケート見ましたか?
もう感動です。

でも、つくづくうらやましいと思っちゃいました。

あれだけの観衆から応援を受けて、たくさんの人に感動を与えられる。
自分の演技で、見る人の鳥肌を立たせ、涙を流させてしまう。

すごいです。
まだ、10代なんですよね?

私なんか40代。
どうして、こんなに人生が違うんだろう?(笑)

もちろん、スケートのトップクラスに君臨するわけだから、その陰には見えない苦労がいっぱいあると思います。だから、きっと人に感動を与えられたときは、自分にとっても最高のときなんじゃないでしょうか。

私の場合も、これでも塗装でお客さまから喜ばれることもあります。
当然、うれしいに決まってます。

でも、突き詰めて考えると、本当に喜ばれて「よし」と思っていいのは、すくなくとも5年以上先だと思います。工事完成直後は、どんな内容の塗装でも、たとえ粗悪な内容の工事でも、ある程度はキレイに見えてしまうものだからです。

だから、喜んでもらってうれしい反面、本当はもっと月日が経ってから喜んで欲しいと、すこしだけ複雑な気持ちになってしまうこともあるんです。塗装職人だからしかたありません。
でもきっと、そのころには私の顔さえも忘れ去られているんじゃないでしょうか? (笑)

お客さんに喜んでもらって素直にうれしくなれるという意味では、ラーメン屋さんもいいですよね。

丹精こめて作ったラーメン。
お客さんに食べてもらえれば、すぐに「うまい!」と、反応が返ってくる。チョーやりがいがありそうです。

でも私は塗装職人。
真価が問われるのは数年後。

それでも、笑顔で喜ばれると、理屈抜きにうれしくなっちゃうんですよね。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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