本日は横浜市保土ヶ谷区で行った塗装工事の様子をお伝えします。
職人は一級塗装技能士の星野、二級の曽根カズが担当しました。
それぞれ役割を分担して施工開始。曽根は屋根の塗替え、星野は養生を担当します。
こちらのお宅は外壁も屋根も断熱塗料のキルコートを使用します。こちらは太陽光を反射させる効果、熱が伝わることを抑制する断熱の二つの効果で、室内温度の上昇を抑える働きがあります。また、保温瓶効果もあるので、室内でのエアコンの効きをよくすることも可能。屋根のみでも、その効果はありますが、家全体に塗布することで、より高い断熱性能が見込めると思います。
まずは専用シーラーを塗布して、下地と塗料の密着力が強化されるようにします。この時点では白く見えていますが、乾燥すると透明になります。屋根材に染み込ませるように、たっぷり行き渡らせて仕上げました。
一方星野は外壁塗装の前に、塗替えをしない部分の養生をしていきました。こちらは出窓部分の養生。たいがいの窓は完全に密閉するのですが、今回はマスカーと呼ばれるテープ付きのビニールを足場に固定して、窓の開閉ができるようにしました。
雨樋やエアコンホースカバーもマスカーで全体を包んで、剥がれないようにテープでしっかり固定。庇は軒部分だけ出して覆いました。
塗料は気をつけていても飛散してしまいますし、何かの拍子に付着させてしまうこともあります。塗り分けの線をきれいに出すためにも、最初にしっかりと養生をしておくことが大切です。
屋根に塗布したシーラーが乾燥したあとは、キルコート主材で中塗りです。この主材は2回重ねることで、断熱性能を発揮させる仕様になっています。今回はその1回目、屋根全体に主材を惜しみなく塗布して均一に塗膜をつけていきました。
下屋根も同様に塗装して、この日の工程は完了となります。