鉄部サビ止め、屋根にシーラー塗布
施工日:2010年6月
ケレンした屋根の棟板金に赤錆び色のサビ止めを塗布しました。
これはサビの発生を防いで耐久性を高める働きがあります。ひどく傷んでいた屋根部分は、シーラーをたっぷり塗布して吸込みを止めておきます。しっかり塗ることで、上に重ねる塗料がムラにならず綺麗に仕上がります。
猛暑の直射日光、照り返しのある屋根での作業なので熱中症対策のため着帽しています。
参考動画:スレート屋根下塗りシーラー
参考動画:夏の屋根の温度
軒・樋・雨戸の下塗り塗装
軒(軒裏天井)にはシーラーをたっぷり塗布して、吸込み止めをしておきます。
樋と雨戸にはミッチャクロンを塗り、上に重ねる塗料の密着性が上がるようにしました。雨戸はサビなど、劣化している場合は錆止めを塗布しますが、今回は見受けられなかったので透明なプライマーを使用しています。
外壁塗装前にテープやマスカーで養生
壁の塗替え前に、塗装しない部分の養生を行いました。
塗料が飛散したり、塗る箇所からはみ出して付着することを防ぎます。先ずマスキングテープ(ラッカーテープ)を貼り、マスカーで全体を覆います。あらかじめテープを貼ることで、塗料漏れを防ぐと同時に、マスカーのテープのりが暑さで溶けて壁に付かないようにしました。また、まっすぐな塗り分け線を出すときにもテープを使用します。
参考動画:養生
屋根と軒の中塗り塗装
屋根(鉄部含む)の中塗りを行いました。ローラーの入りにくい細部や端をハケで先行して塗り込みます。こうすることで、残りの広い面はローラーでスムーズに塗ることができます。軒も外壁との境界などを刷毛で塗った後、ローラーを使用していきます。凹凸模様があるので、谷にも塗料がしっかり行き渡るよう塗装しました。
屋根中塗りと軒・破風の上塗り
前日に屋根のダメ込み(あらかじめ刷毛で細部や端を塗ること)を行ったので、ローラーで中塗りを開始しました。
塗装の耐久性を高めるため、たっぷり塗料を重ねて塗膜に厚みをつけます。軒と破風は上塗りです。凹凸や隙間にも均一な塗膜がつくよう、ハケとローラーを使い分けて丁寧に仕上げていきます。
外壁の下塗りパターン付け
日差しの強さが相変わらずの屋根で上塗りです。
ローラーをスレート(屋根材)に沿わせて横に動かし、さらに縦方向にも塗布して、しっかり塗膜をつけます。屋根の先端を塗る際は、ゆっくり転がして遠心力による飛散に気をつけます。外壁は中塗りに入りました。塗装の完了した軒に触れないようにしながら、塗料をたっぷり使用して全体をくまなく塗替えていきます。
参考動画:塗料の使用量の重要さについて
屋根上塗り、外壁中塗り
日差しの強さが相変わらずの屋根で上塗りです。
ローラーをスレート(屋根材)に沿わせて横に動かし、さらに縦方向にも塗布して、しっかり塗膜をつけます。屋根の先端を塗る際は、ゆっくり転がして遠心力による飛散に気をつけます。外壁は中塗りに入りました。塗装の完了した軒に触れないようにしながら、塗料をたっぷり使用して全体をくまなく塗替えていきます。
3分艶仕上げの外壁上塗り
外壁の上塗りに入りました。
雨戸周りの細部を刷毛でダメ込みをしたのち、ローラーで広範囲を塗っていきます。樋の裏側は小さなローラーを通してきっちり塗り込みました。養生を丁寧に施したので、塗料が付着する恐れもなく作業を進めていくことができます。今回のお宅では、3分艶の塗料で仕上げたのでムラにならないよう均等に塗布しました。
参考動画:モルタル外壁塗装
下屋根の上塗りと軒裏中塗り
下屋根は、まず刷毛で細部を塗っていきます。
トタン部はハケ筋が出ないように気を付けながら、塗料をたっぷり塗布しました。そのあとローラーで縦横に塗料を塗り広げてしっかり塗膜をつけていきます。軒の中塗りも、細部を刷毛で塗り込んでからローラーを使用します。目地に沿って動かしながら、透けている部分や塗り落しがないよう塗替えました。
養生と軒裏中塗り・上塗り
前日に続き、軒の中塗りを行いました。
ハケ塗装後、ローラーで凹凸や模様にも塗料がしっかりつくよう転がしていきます。毛足の長いローラーを使用すると窪みにも付着しやすくなります。中塗り完了後、上塗りをして塗膜の厚みと光沢を更に出していきました。軒天が白系の色に塗り替えられていくと明るい印象になりますね。
参考動画:塗料消費量が耐久性に大きな影響を及ぼす理由
外壁下塗りと木部クリア仕上げ
外壁の下塗りパターン付けをします。
ぽってりした塗料を砂骨ローラーで塗り広げながら、壁全体に模様をつけていきます。継ぎ目や塗りムラが出ないよう気をつけながら仕上げました。室内の木部は、塗装しない箇所にマスキングテープとマスカー(テープ付きビニール)で養生をしておきます。クリア塗料をたっぷり塗布して、木目を活かしながら綺麗な光沢を出しました。
雨戸のケレン、塗替え
雨戸と戸袋は、ケレン(目荒らし)から始めます。
ツルツルの面に塗装をしても剥がれやすい為、紙やすりやマジックロン(不織布製のタワシ)で擦ります。細かい傷をつけることで、塗料の食い付きが良くなるのです。次に、ミッチャクロンというプライマーで塗料の密着度を上げました。(サビの発生がある場合は錆止めを使用します。)中塗り、上塗りと塗料を重ねていき、塗膜に厚みをつけて耐久性を高めます。
参考動画:雨戸塗装