鉄部サビ止め、屋根にシーラー塗布
施工日:2010年6月
ケレンした屋根の棟板金に赤錆び色のサビ止めを塗布しました。
これはサビの発生を防いで耐久性を高める働きがあります。ひどく傷んでいた屋根部分は、シーラーをたっぷり塗布して吸込みを止めておきます。しっかり塗ることで、上に重ねる塗料がムラにならず綺麗に仕上がります。
猛暑の直射日光、照り返しのある屋根での作業なので熱中症対策のため着帽しています。
- 猛暑の為、麦わら帽子を被って熱中症対策です。鉄部の棟板金のサビ止め塗料もこの暑さで、塗ってすぐに乾いていきます。しかし今日は照り返しもひどく暑いです。
- 屋根の鉄面にサビ止めを塗っています。錆が発生するのを防ぎ、耐久性を高めるため、しっかり塗布しました。夏場の屋根の作業時は、こまめに水分補給をしないと熱中症になってしまいます・・・
- 屋根専用のシーラーを塗っています。さび止めを最初に塗った場所から、シーラーを塗布していきます。一級塗装技能士の職人、星野と同じく一級の職人 柳沢の流れ作業です。
- かなり傷んでいたので、たっぷり塗って吸い込み止めをします。吸い込みが激しい場合とそうでない場合では、使う塗料の量が全く違いますが、そこをけちってしまうといい塗装をすることができません。
- 軒と破風にシーラーを塗っています。かがみながらの作業です。この中途半端な体制が地味に辛いんです。ですが、職人竹内はそんなそぶりを微塵も見せることはありません。まさにさすがの一言です!
- 樋にミッチャクロンを塗って密着性を高めます。ミッチャクロンは透明な材料なのでお客様は下塗りを塗ってないのでは?と心配になる方もいるかも知れないですが、心配はいりません!名前の通りとても密着に優れた下塗り材なんです。
- ミッチャクロンはジャブジャブとした水のような材料なので、刷毛をしっかりとしごきながら塗らないとボタボタと下に垂らしてしまうので、しっかりしごきながら塗りました。
参考動画:スレート屋根下塗りシーラー
参考動画:夏の屋根の温度
軒・樋・雨戸の下塗り塗装
軒(軒裏天井)にはシーラーをたっぷり塗布して、吸込み止めをしておきます。
樋と雨戸にはミッチャクロンを塗り、上に重ねる塗料の密着性が上がるようにしました。雨戸はサビなど、劣化している場合は錆止めを塗布しますが、今回は見受けられなかったので透明なプライマーを使用しています。
- 塗料が下に垂れても大丈夫なよう、曽根が土間に布シートを敷きました。外壁を塗っている最中に、塗料の飛散や垂れにばかり気をとられては作業に集中することができません。あらかじめ備えておき、万全の状態にします。
- 玄関前にブルーシートを敷いて、塗料の付着予防をしました。歩いた時にシートがズレたり、剥がれて足をひっかけてしまわないよう、上からテープでガッチリ押さえます。転倒してしまっては危ないですからね。
- 軒がらみにサビ止めを塗っています。この前の工程は、紙やすりやマジックロンというタワシで研磨して錆を落としておきます。また、こすることで細かい傷がつくので、さび止めの食い付きがよくなります。
- 軒裏にシーラーを塗って吸い込み止めをしました。この工程を踏まないと、中塗りの塗料を重ねても塗りムラが出てしまいます。均一な塗膜をつけるために、ここでしっかり塗布しておきます。
- 雨樋にミッチャクロンを塗って塗料のくいつきを良くします。水っぽい材料なので、飛散に気をつけつつたっぷり塗布しました。塗り落とし箇所がないように確認しながら、縦方向に刷毛を動かします。
- 雨戸を塗る際、真っ直ぐな線を出す為にマスキングテープで養生しました。また、はみ出しを気にせず塗ることができるので、作業も効率的に進めることができます。
- 雨戸にミッチャクロンを塗っています。さびが出るなど劣化が見られる場合は、他の鉄部と同様にサビ止めを塗布しますが、今回は傷みがなかったので密着度を高めるプライマーを使用しました。
外壁塗装前にテープやマスカーで養生
壁の塗替え前に、塗装しない部分の養生を行いました。
塗料が飛散したり、塗る箇所からはみ出して付着することを防ぎます。先ずマスキングテープ(ラッカーテープ)を貼り、マスカーで全体を覆います。あらかじめテープを貼ることで、塗料漏れを防ぐと同時に、マスカーのテープのりが暑さで溶けて壁に付かないようにしました。また、まっすぐな塗り分け線を出すときにもテープを使用します。
- 今日は養生です。窓全体をマスカーというビニールで塞いで、上からテープで留めます。風が吹いたときに、煽られてバタバタと音がしてはうるさいので、ぴったりと覆いました。
- ベランダを汚せない為、土間にはブルーシートを敷きます。上からテープでガッチリ押さえて、ずれないようにしておきます。手摺部分は、作業中に足をかけて移動することも多いので、汚れたり破けないようシートで包みます
- 窓にマスキングテープを張って線を出します。どのような場所でもそうですが、窓枠と壁の境界が真っ直ぐに引かれると、とても見栄えがよくなります。途中で剥がれてこないように、手でよく押さえておきました。
- ベランダのドアにマスキングテープを張って、次にマスカーで全体を塞いでいきました。このように二重にすることで、塗料の漏れを防ぎます。また、夏場ですとマスカーのテープのりがベタベタになるのを防ぐ目的もあります。
- ラスター刷毛で換気フードのゴミを落として、テープのくいつきを良くします。このハケは、塗装に使うものよりコシがしっかりしているので、ほこりやゴミを取るのに適しています。
- 外灯なども塗料が飛散して汚れないように養生します。ラッカーテープを外灯の根元に一周するように貼ってから、マスカーで全体を包みます。
- 出窓の下端を覆っています。見えづらい所も足場の下から仰向けに潜り込んで、頑張って養生しました。塗装中に剥がれては大変なので、ここできちんと準備しておきます。
- マスカーの上から更にテープを貼り、キッチリ養生をして塗料の漏れをなくします。窓上の狭い外壁を塗るときも、窓自体に塗料をつける心配がなくなるのでスムーズに進めることができます。
参考動画:養生
屋根と軒の中塗り塗装
屋根(鉄部含む)の中塗りを行いました。ローラーの入りにくい細部や端をハケで先行して塗り込みます。こうすることで、残りの広い面はローラーでスムーズに塗ることができます。軒も外壁との境界などを刷毛で塗った後、ローラーを使用していきます。凹凸模様があるので、谷にも塗料がしっかり行き渡るよう塗装しました。
- 玄関ドアにテープを張る1前日の養生の続きを行います。玄関ドアにラッカーテープ(養生テープ)を貼っていきます。このあとマスカーで覆いますが、玄関は人が出入りできるように工夫します。取っ手や鍵周りはテープを使用して細部まで包みました。
- 車を汚すことはできない為、専用のシートを被せてカバーしました。足場にかけられたメッシュシートの外に停車している場合は、飛散することはないのですが、万が一を考えてシートで覆い予防しています。
- コンセントカバーなど、細かいものも忘れずにテープ養生します。塗装しないものを全て養生し終えたら、外壁塗装の下準備は完了です。
- 屋根の中塗りをハケで塗っています。あらかじめ、端やローラーの入りにくい場所を刷毛で塗っておくことをダメ込みと言います。こうすることで、次のローラー塗装がとてもやりやすくなります。
- 軒裏と外壁の境界部分を先にハケで塗り込みます。刷毛を横に寝かせ、隙間の奥まで塗料をたっぷり塗布しました。使い慣れた刷毛は手指のように動いてくれる大事な仕事道具です。
- 破風と樋の間を目地刷毛で塗っています。わずかな隙間でも、塗料をふんだんに含ませたハケを奥まで差し込んで塗装していきました。このように狭い箇所は、薄くて小さい目地刷毛(別名:人形刷毛)が活躍します。
- 破風を小さなローラーで塗っています。塗装する場所によって、道具のサイズや種類を使い分けて仕上がりをよくします。塗膜が厚くなるように塗料をたっぷり塗布して、すみずみまで行き渡らせていきました。
- 軒天をローラーで転がしています。凹凸があるので、塗料が谷にも付くようにしっかり塗っていきました。塗装を長持ちさせるには、塗膜に均一な厚みをつけることが大事です。
屋根中塗りと軒・破風の上塗り
前日に屋根のダメ込み(あらかじめ刷毛で細部や端を塗ること)を行ったので、ローラーで中塗りを開始しました。
塗装の耐久性を高めるため、たっぷり塗料を重ねて塗膜に厚みをつけます。軒と破風は上塗りです。凹凸や隙間にも均一な塗膜がつくよう、ハケとローラーを使い分けて丁寧に仕上げていきます。
- 前日の中塗りの続きです。塗料がアイボリーホワイトなので、下塗り材の色味と近いです。塗り落しや、透けている部分がないよう確認しながら塗装していきます。
- 屋根のアザオリ(板金の端を少し折り曲げる加工)部分をハケで上塗り塗装しています。足場板がない所なので、単管の上に乗って作業しました。場所により、やむを得ないこともありますが、幅の広い足場板の方が安全で、作業も確実です。
- 屋根の中塗りをローラーで塗っています。昨日のうちにダメ込みをしておいたので、今日は広範囲に塗料を塗り広げます。塗膜の厚みがつくよう、たっぷり塗布しました。今日もとても暑いです。
- 軒天の上塗りをしているところです。ローラーが入らない部分をハケで塗っていきます。隙間や凹凸に塗料が均一につくよう塗り上げました。刷毛筋を出さないよう動かすことも大事です。
- 一緒に破風も仕上げます。樋との隙間にはハケを使用します。塗装した面に手を触れてしまわないよう、気をつけながら丁寧に塗り込みました。
- 軒をローラーで仕上げ塗りしています。飛散に気をつけて塗りました。ローラーの真下で作業をすると、顔に塗料がかかるので斜めになりながら塗装しています。
- 7破風と雨樋の隙間を小さなローラーで塗っています。塗料をたっぷり含ませたローラーを奥まで差し込んで、塗り残しがないよう転がしていきました。
- 次の日はお休みなので、作業終了後に窓が開けられるよう一部、養生を剥がしました。こちらはベランダの様子です。
外壁の下塗りパターン付け
日差しの強さが相変わらずの屋根で上塗りです。
ローラーをスレート(屋根材)に沿わせて横に動かし、さらに縦方向にも塗布して、しっかり塗膜をつけます。屋根の先端を塗る際は、ゆっくり転がして遠心力による飛散に気をつけます。外壁は中塗りに入りました。塗装の完了した軒に触れないようにしながら、塗料をたっぷり使用して全体をくまなく塗替えていきます。
- 外壁を塗る際、きれいな線を出すため、仕上げた軒にマスキングテープを貼りました。真っ直ぐにピンと貼り、よく押さえて剥がれないようにします。この養生テープは紙製なので、形状に沿ってぴったりくっつけることができます。
- 下屋根をノンスリップのマスカーで養生しました。普通のマスカーより滑りにくく、破れにくい素材で出来ています。この上で作業がしやすくなるよう準備します。
- ベランダの手すりと笠木を、一緒にノンスリップマスカーで包んで養生しています。物干し竿もマスカーで全体を覆って留めておきました。塗料が付着しないよう徹底的にカバーします。
- 外壁下塗りの準備をしています。材料をメーカーの仕様にそって適切に希釈後、電動の道具で全体をよく撹拌してから使用します。足場付近にあるのは全て塗料の缶です。
- 塗装指導員の職人・竹内による砂骨ローラーを使用した、下塗りパターン付けの講習会。模様の継ぎ目を無くす為のコツを教わっている最中です。ベテランの技術を習得しようと、曽根が真剣に見ています。
- いよいよ下塗りパターン付けの開始です。ローラーでダメ込みするように、軒天付近から塗っていきました。塗料をたっぷり塗り込みながら、均一に模様が付くようローラーを動かします。
- 材料を塗り広げながら、ムラが出ないよう転がして模様を付けます。こちらは窓枠周りにパターン付けしているところです。養生をしているので、塗料の付着も問題ありません。
- 下塗り終了後、時間を少し置いてマスキングテープを剥がします。勢いよく引っ張るとテープと一緒に塗料まで剥がれることがあるので、慎重に撤去していきました
参考動画:塗料の使用量の重要さについて
屋根上塗り、外壁中塗り
日差しの強さが相変わらずの屋根で上塗りです。
ローラーをスレート(屋根材)に沿わせて横に動かし、さらに縦方向にも塗布して、しっかり塗膜をつけます。屋根の先端を塗る際は、ゆっくり転がして遠心力による飛散に気をつけます。外壁は中塗りに入りました。塗装の完了した軒に触れないようにしながら、塗料をたっぷり使用して全体をくまなく塗替えていきます。
- 曽根が中塗りの材料を、見本を見ながら作っています。塗料はメーカー基準の仕様に沿って、適切に希釈します。よく全体を撹拌したら準備完了です。
- 一級塗装技能士の川口が、手摺に塗料が飛ばないようにメッシュシートをかけました。幕のように垂れ下げているので、飛散の心配もなくなりました。
- 軒と破風板の間を目地刷毛で塗っています。隙間に収まるサイズのハケを使用して、塗り忘れがないように塗料を塗り込んでいきます。見えにくい部分ですが、そういう場所だからこそ丁寧に仕上げようと力も入ります。
- 今日も麦わら帽子がキマってます。屋根の上での作業は、下からの照り返しと上からの直射日光が本当に熱いのです。それでも仕事はきちんとこなします。塗料をしっかり塗布して、塗膜に厚みをつけていきました。
- 勾配があるので、シリコンの材料をこぼさないようにしっかり押えて塗ります。スレート(屋根材)に沿ってローラーを横に動かし、縦にも転がして材料を全体に行き渡らせます。
- 屋根先端は特に飛散に気をつけて、ゆっくりローラーを転がします。これは、ローラーの動かし方を緩やかにすることで遠心力を弱め、飛び散りにくくするためです。
- 外壁の中塗り開始です。塗料をたっぷり塗って厚みのある塗膜にしていきました。日陰にいますが、力仕事なので汗が玉のように吹き出します。それでも、かまうことなく懸命に塗り上げていきます
- 軒は塗装が仕上がっている場所なので、線出しのテープ養生はありますが、塗料を付けないよう気をつけてローラーを転がします。この写真ではわかりにくいですが、中塗りの段階でもツヤが出ています
- 雨樋の中塗りをしています。スジカイ刷毛で塗料をくまなく塗布していきました。しっかり塗ることで厚膜に仕上がり、耐久性が上がります。
- 樋の裏側も、目地刷毛を使用して塗ります。外壁に塗料を付着させないよう気をつけながら、留め金の細部まで塗り込みました
3分艶仕上げの外壁上塗り
外壁の上塗りに入りました。
雨戸周りの細部を刷毛でダメ込みをしたのち、ローラーで広範囲を塗っていきます。樋の裏側は小さなローラーを通してきっちり塗り込みました。養生を丁寧に施したので、塗料が付着する恐れもなく作業を進めていくことができます。今回のお宅では、3分艶の塗料で仕上げたのでムラにならないよう均等に塗布しました。
- 作業開始前に車にシートを被せました。このようにカバーすることで、塗料が飛散して付着する心配がありません。前もって準備しておくことで、作業が滞ることなく着実に進められます。
- ベランダ内の雨戸周りにダメ込みをしています。ローラーが入らない箇所を先にハケで塗り込んでおきました。このあとローラーで全体に塗料を塗布して、塗膜の厚みと光沢を出していきます。
- 樋は汚すことができないのでマスカーで養生しました。全体を隙間なく覆い、剥がれないようにテープできっちり留めておきます。塗装中にはがれてしまっては大変なので、しっかり施します。
- 樋に塗料を付けないように、雨戸の周囲を刷毛で塗り込んでいます。刷毛の種類を替えながら、すみまで均一に塗料がつくよう塗布していきます。
- 外壁をローラーで転がしています。今回の現場は3分艶なので、ムラにならないように塗料を均等に塗りました。ちなみに溶剤系のシリコン塗料の艶消しはお勧めできません。
- 小さいローラーで雨樋の裏側を塗ります。ベランダの手すりに体重をかけながら塗装していきました。樋は養生がしてあるので、塗料が付く心配をせず塗ることができます。
参考動画:モルタル外壁塗装
下屋根の上塗りと軒裏中塗り
下屋根は、まず刷毛で細部を塗っていきます。
トタン部はハケ筋が出ないように気を付けながら、塗料をたっぷり塗布しました。そのあとローラーで縦横に塗料を塗り広げてしっかり塗膜をつけていきます。軒の中塗りも、細部を刷毛で塗り込んでからローラーを使用します。目地に沿って動かしながら、透けている部分や塗り落しがないよう塗替えました。
- 物置にいろいろな物があり、場所がとられていました。塗装することが難しかったので、移動させてから作業開始です。スペースが空いている方が動きやすいので、仕事もはかどります。
- 玄関ドアをマスカーで養生しています。ドアは人が出入りできるように、開閉できる養生にします。雨樋や外灯も全体をぐるりと覆って、塗装に備えました。
- 届かない所は脚立に乗っての作業です。塗替え中に剥がれないよう、テープ部分をぴったり手で押さえておきます。これは、隙間から塗料が漏れてしまうのを防ぐ意味もあります。
- 下屋の上塗りをハケで塗っています。トタン部はハケ筋が出ないよう塗布しました。画像は、普段あまり見ることのない職人の足元です。これは作業靴ですが、地下足袋と同じ靴底が使用されているので滑りにくいのです。
- 軒裏をローラーで転がしている所です。スミを囲うようダメ込みしてから、全体にくまなく塗料を行き渡らせました。中塗りをしっかり行い塗膜に厚みをつけることで、塗装の耐久性を高めます。
- ハケで細かい部分を塗っています。隙間などは、ローラーが入りきらない部分なので刷毛で塗料を塗布しておきます。場所によって塗膜の厚みに差が出ないよう気をつけて塗りました。
- 玄関前の軒を塗っています。ローラーを目地に沿わせて動かしながら、透けや塗り落しがないよう塗装します。両手を使用しながらの脚立作業なので、落ちないように気をつけながら塗りました。
- 下屋をローラーで転がして、塗料をたっぷり塗っています。縦横に動かすことで、全体にしっかり塗膜を付けます。頭上に足場材があるので、ぶつけないように頭を低くして作業を進めていきました。
養生と軒裏中塗り・上塗り
前日に続き、軒の中塗りを行いました。
ハケ塗装後、ローラーで凹凸や模様にも塗料がしっかりつくよう転がしていきます。毛足の長いローラーを使用すると窪みにも付着しやすくなります。中塗り完了後、上塗りをして塗膜の厚みと光沢を更に出していきました。軒天が白系の色に塗り替えられていくと明るい印象になりますね。
- 引き続き、軒裏の中塗りをハケで塗っています。細部をあらかじめ仕上げたあと、ローラーで塗装していきました。白系の色に塗り替えられると、軒がパッと明るくなった印象を受けますね。
- 窓周りにマスキングテープを張って線を出します。きれいな塗り分け線が出るよう、真っ直ぐに貼ってぴったり押さえました。境界がはっきり出ていると、とても見栄えがよくなります。
- マスカーで窓を塞ぎました。煽られないよう、ビニールでぴったり密封していきます。手元にあるのはラスター刷毛です。養生前にほこりや汚れを取り除いておくことで、より密着度が上がります。
- 下屋根の上塗りをローラーで塗っている所です。陽が当たって、塗装面がきらきらと輝いています。一つ一つの工程を丁寧に行い、塗料をふんだんに重ねてきたので、塗膜の厚みと艶が出てきました。
- 軒裏をローラーで塗っています。こちらのお宅の軒は、凹凸に加えて模様も入っています。窪みにも塗料がつくよう、しっかり転がしていきました。このような場合は毛足の長いローラーを使用すると、塗料が付着しやすくなります。
- 塗料の飛散に気を付けながら転がしました。この時点でも、きれいな光沢が見えています。このあと上塗りを行い、更に塗膜をつけながら見栄えよく仕上げて軒塗装は完了です。
- 外壁下塗り材の準備をしています。塗料を適切に希釈して、電動工具でよく撹拌しました。パターン付けをしながら使用すると、平面を塗るときよりも多く量を消費するので、その点を考慮しながら準備します。
参考動画:塗料消費量が耐久性に大きな影響を及ぼす理由
外壁下塗りと木部クリア仕上げ
外壁の下塗りパターン付けをします。
ぽってりした塗料を砂骨ローラーで塗り広げながら、壁全体に模様をつけていきます。継ぎ目や塗りムラが出ないよう気をつけながら仕上げました。室内の木部は、塗装しない箇所にマスキングテープとマスカー(テープ付きビニール)で養生をしておきます。クリア塗料をたっぷり塗布して、木目を活かしながら綺麗な光沢を出しました。
- 外壁の下塗りパターン付けをしています。大きい砂骨ローラーを使用して、継ぎ目を出さないよう全体に模様を付けていきました。ぽってりした塗料なので、転がすのも力が必要な作業です。
- 玄関周りを下塗りしています。先ほどと同じく、砂骨ローラーでパターン付けしながら塗り広げていきます。フチから開始して、塗りムラが出ないように均等に転がして仕上げます。
- 室内の出窓付近の木部にクリア仕上げをしています。木目が活かされるよう、塗料をたっぷり塗布して、きれいな光沢を出しました。塗らない箇所にはテープとマスカーで養生し、垂れや付着を防いであります。
- 次の塗料の段取りをしてから作業をします。こちらは、作業中に出たゴミをまとめているところです。塗装が完了してからも掃除はしますが、合間に集めて作業がしやすいように整えておきました。
- 樋を3分艶で仕上げ塗りをしています。本来塗料にあるツヤが、3分に抑えられた材料を使用しました。落ち着いた風合いになります。
雨戸のケレン、塗替え
雨戸と戸袋は、ケレン(目荒らし)から始めます。
ツルツルの面に塗装をしても剥がれやすい為、紙やすりやマジックロン(不織布製のタワシ)で擦ります。細かい傷をつけることで、塗料の食い付きが良くなるのです。次に、ミッチャクロンというプライマーで塗料の密着度を上げました。(サビの発生がある場合は錆止めを使用します。)中塗り、上塗りと塗料を重ねていき、塗膜に厚みをつけて耐久性を高めます。
- 雨戸をケレン(目荒らし)しています。紙やすりやマジックロンというタワシで細かい傷をつけて、塗料の食い付きがよくなるようにします。つるつるの面に塗装をしても剥がれやすくなってしまうので、ひっかかりを作る作業です。
- 軒に壁との境界線を出すため、マスキングテープを張っています。まっすぐ貼って塗装することで、きれいな塗り分け線を出します。剥がれないようにしっかり押さえたら準備完了です。
- 塗料の密着性を高める為、雨戸にミッチャクロンを塗っています。サビが発生している場合は錆止めを塗布しますが、今回は傷みが見られなかったので透明なプライマーを使用しました。
- 戸袋の上塗りをしています。鉄部は傷みやすい箇所なので、塗膜をしっかりつけて耐久性をアップさせます。垂れないように気をつけながら、全体にたっぷり塗布して仕上げました。
参考動画:雨戸塗装