劣化した木部だらけの家を外壁と屋根と共にピッカピッカに塗装

今回はこちらの施工事例からの続きを解説します。

まずは劣化状況です。

塗装施工前

木部が非常に多く使われている外装のお家なので塗り手間があって気合十分で挑みます。

旧塗膜がはがれているところは普通で、北側かつ非常に湿気がたまりやすい基礎上の犬走り付近に腐食していた幕板がありました。

そこは大工さんにて交換します。後はひたすら研磨&ケレン作業です。

【木部のケレン動画】

木部下塗り塗装

それでは木部の下塗りからです。

木部下塗り「ファインウレタン木部用下塗り」の茶系です。すべてのケレン後すべての木部に下塗りします。

玄関わきの塗装や格子など細かい場所がたくさんあるのでかなり手ごわい相手でしたが、ご覧の通りしっかり下塗りをしています。同じ色に見えるかもしれませんが、鉄部にはエポキシ系のさび止め塗装をしています。やしりさび止め色なので赤色系ですが、若干色が異なります。

換気扇フードやひさしの上部などは鉄部なのでぜひ写真をよくご覧くださいませ。

【木部下塗り動画例】

木部上塗り仕上げ

下塗り後は木部との中塗り&上塗りです。

色は日本塗料工業会の色ナンバー255というチョコレートの色です。ただつやが出ているだけでなく、ケレンと下塗りを十分施工しているため密着力の良い塗装仕上げになっています。いくら見た目がキレイでもはがれてしまえば終わりですからね。。

【木部塗装の動画】

外壁塗装

外壁塗装は木部に比べれば非常に塗りやすいので、まったく問題なしで進みました。天気にも恵まれていましたので工程がはかどりました。
女子社員も現場視察研修でほんの一瞬、人生はじめての刷毛を握りました。

屋根塗装

次はスレートの屋根塗装です。

コケがびっしり生えていましたのでいつも通りしっかり高圧洗浄をします。翌日以降下塗りシーラーを劣化したスレート屋根にたっぷりと染み込ませて塗装の仕上がりに貢献します。
屋根でも傷みやすい棟板金にもしっかり鉄部用の錆び止め塗装をして上塗りをします。

仕様

外壁塗装

仮設足場組み立て・解体/飛散防止メッシュシート張り188㎡/外壁高圧ジェット洗浄163㎡/養生106㎡/外壁塗装施工114㎡/水性シリコンセラUV使用

付帯塗装

破風48m/軒裏26㎡/玄関ドア・玄関ドア周り/戸袋4面/雨戸8面/窓周り木部1式/勝手口ドア/雨樋77m/庇等1式/木製モール1式/て3工程シリコン塗装

屋根塗装

カラーベスト屋根高圧ジェット洗浄103㎡/屋根塗装103㎡

大工工事

基礎巾木交換工事2か所


今回ぜひ覚えて欲しいのは、同じ面積の家同士でも手間が全く異なる施工もあるということ。

今回は外壁だけスイスイと塗るわけにもいきませんでしたので、木部に多くの時間を費やしました。その逆に外装廻りに木部などが少なければ施工手間も少なくなるということで価格も抑えられます。

この動画も参考になるのでぜひご覧ぐたさい。

神奈川・東京の外壁塗装の株式会社塗装職人です。 施工は全て一級塗装技能士という国家資格を持った職人が行います。

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