築13年のお宅です。
サイディングの表面が広範囲に渡って剥離しており、特に陽のあたる部分はひどく剥離しておりました。
ご主人さまが、建築元に相談したところ、築から13年も経っているというこで補償の期間も過ぎてしまっており、メーカーに確認したら、経年変化が原因とのことでした。
剥離した破片が下に散らばってしまっており、上から塗ったらまた剥がれるのではなないか?と、ご主人さま、ご家族みなさま心配しておられましたが、高圧洗浄で剥がせる部分は剥がし、手作業でもできるだけ剥がしてからの塗装作業をする旨をしっかりとお伝えしましたところ、ご安心して頂けたようです。
せっかくの塗りかえなので、色は派手にしたい!
と、ご希望でしたので、ご相談の上、外壁はオレンジ、屋根は青色という内容になりました。
外壁の痛みに比べ、シールは痛みが少なかったので、ご主人さまと当社の見積もり担当の職人、菊池が相談のうえ、部分補修ということで決まりました。
- 外壁表面の剥離
- 目地の劣化
目次
作業風景
- 壁はすっかり色落ちして劣化しています。見るからに塗料を吸い込むような感じで、塗装のしがいがあります。
- 写真がぼけてしまいましたが説明します。どんなに丁寧に塗っても塗り残しは少なからず必ずでてきます。外壁の塗装が終わったら全体の確認作業に入るのですが、塗り残しにはこうしてテープを貼っていきます。真ん中の黒いものが塗り残しです。
- 2011年10月の工事です。築13年でサイディングの外壁もの模様もかなり凸凹した種類のものです。
- 下から見上げた様子です。
- 色が変わっているものの、築13年の割にはしっかりとしたシールの状況です。
- ベランダ付近の目地です。
- ご覧の通り目地シールの色も変わって劣化しています。
- 打ち直しした状況です。今回は部分的な補修となりました。
- 普段とはちがうローラーの持ち方をしながら塗装していきます。このようなお客さんから見えにくい狭い場所こそ職人の資質が問われるのではないでしょうか。
- 塗装指導員の柳澤です。もくもくと作業をしています。ちなみにガラッと色が変わりましたが、違う家ではありません。途中の工程の写真がないため、いきなりオレンジ色に変ってしまいました。あしからず。
- 同じく塗装指導員の川口です。壁が仕上がり換気扇の仕上げにかかっているところです。この小さい換気扇があるだけで色のメリハリがつくのでとても色のバランスは重要ですね。色に悩まれた場合は、外壁塗装に特化した色の専門家でもあるハナコレマイスターの菊池にご相談ください
- あまり見せたくはないですが、仕上がった壁に何か傷を付けてしまったようです。腰袋をしている時もあるため、壁ギリギリを歩くと道具や金具などが壁に当たったこのようになる場合もあります。でも厚めに塗装しているのがわかりませんか?濃厚に塗らせてもらってます。
- チェックしたところを細かい刷毛でタッチアップしていきます。職人は2級塗装技能士の曽根です。ちなみに代表の甥です。エアコンのパイプは壁から外して塗りました。ついでにテープの巻き直しもしています。
- 凝視しながら塗り残しを見つけていきます。御覧のようにサイディングの凸凹の差が少しあります。その凸凹の谷の部分には濃厚な塗料ほど行きわたりにくくなります。塗り残しがないようにローラーで強く当て過ぎて塗っても今度は平らな部分の塗料が薄くなってしまいます。塗料は乗せるように塗るのが基本ですね。
参考動画:一級技能士が塗るサイディングの外壁塗装 再生リスト
仕様
建物形状・外装形状:1戸建て
外壁:サイディング
屋根:コロニアル
塗装内容:外壁塗装、屋根遮熱塗装(サーモアイ)
施工日:2011年8月