ALC外壁と折半屋根の塗装で厚膜でツヤのある仕上がり

ALC(軽量気泡コンクリート)の壁と、W型になっている折半屋根の塗装を行いました。
塗装職人では代表の曽根が元々ALCパネルの建て込み職人をしていたということもあり、鉄骨へのALCパネルの溶接から構造まで詳しいのです。

ALCの集合住宅の施工数も幾度なくしてきましたがALCの詳細はこちらもご覧ください。

ALCの外壁塗装

ALC外壁と折半屋根の高圧洗浄

水や汚れの飛散防止にメッシュシートを張りました。樋に溜まっていたゴミは詰まらないよう先に除去します。
最高気圧が150キロ出る高圧洗浄機を使用して、屋根の上から水洗い開始です。勢いよく水が噴射されるため、手元・足元に気をつけながら汚れを洗い流していきます。

外壁はチョーキングが起こっていました。
これは塗装面の劣化により、塗料に含まれている顔料が白い粉として表面に出てきて白い粉が手についてしまう現象です。丁寧に洗い流して塗替えに備えます。
全体の洗浄はおなじみの高圧洗浄で。蜘蛛の巣や軒裏、折半屋根などもガンガン洗浄していきます。

洗浄の後の三日間は、シール作業です。劣化したシールをはがし、新しいシールを流し込み……全体の交換をするのに、三日かかりました。

参考動画:集合住宅の高圧洗浄

養生、ALC外壁下塗り

塗装しない場所に塗料が付着しないよう、マスキングテープやマスカーで養生をします。窓周りはテープを張ることで、見切り線(塗り分けの線)をきれいに出すことができます。

外壁はシーラーを塗付して、塗料の吸込み止め、巣穴(気泡による小さい穴)の発生を防ぎながら密着度を高めます。その上に弾性の下塗りフィラーをたっぷり塗布して、小さなヒビや穴を埋めました。

看板を撤去して凹凸が激しくなってる所には、パテを使用してから塗替えです。

ALC外壁中塗り、軒塗装

中塗りの材料を準備し終えたら、塗装に入ります。刷毛で細部を仕上げたのち、ローラーで塗料を全体に行き渡らせます。しっかり塗付して塗膜の厚みをつけていきました。軒天も刷毛でダメ込みをしてから全面を塗ります。

使用したケンエースは、カビ予防やシミ止め効果のある軒に適した材料です。縦横にローラーを転がし、塗り落し箇所がないよう塗装しました。

参考動画:ALCマンションの塗装と防水

折半屋根ケレン、錆止め塗布

折半屋根は鉄製なので、デッキブラシを使用して発生しているサビを擦り落します。力を入れて削りながら、同時に傷をつけて塗料の食い付きをよくしておきます。削り落したゴミを取り除いた後、錆止めを塗布します。

アンテナの設置面など、細部を先に刷毛で塗り込みました。つぎに、ローラーで全体に塗り広げます。山と谷がある形状なのでローラーを斜めにしながら、しっかり付着させて耐久性を上げます。

鉄部錆止め、サッシのコーキング

H形鋼柱(鋼材)やシャッター周りにグレーの錆止めを塗布します。

柱はトラ模様にするため、テープを斜めに張って養生しておきました。窓枠周りにシーリングを打つ為、こちらもマスキングテープを張って準備します。
シーリング材の密着度を高めるプライマーを塗布したら、専用のガンでたっぷり注入していきます。ヘラで奥まで付着させながら、きれいに表面を均して仕上げました。

【参考動画】シール職人の作業

シャッターのケレン、吹き付け塗装

飛散防止のカバーやシートを施した後、簡易足場を作ってシャッター塗装に入ります。紙やすりで表面をよく研磨して、水洗いで落としきれなかった汚れや旧塗膜を除去します。錆止めはグレー色のものをカップガン(スプレーガン)という道具で吹き付けました。

乾燥後、中・上塗り塗料をスプレーします。均一な塗膜になるよう、一段ずつしっかり吹き付けて仕上げました。

折板屋根は中塗り・上塗りと塗り重ねて、厚膜でツヤのある仕上がりになりました。

参考動画:折半屋根の塗装

移動式足場を組んで鉄骨のケレン、塗替え

倉庫内の鉄骨を塗装するのに、ローリングの足場(移動式足場)を組み立てました。下に車輪が付いているため、動かすことができるのです。
住宅ではない倉庫の塗装特有、内部鉄骨の塗装も行います。

腕を伸ばして、シートやマスカーで養生後、天井部分の鉄骨部分のケレン。H鋼などの内側や上に残ってしまっているゴミはブロアーで吹き飛ばして綺麗にします。

グレーのサビ止めを塗るだけで、元々赤い鉄骨のイメージががらりと変わりました。皮スキでサビや古い塗膜を削り落し、グレーのサビ止めを塗ります。

乾燥後、中塗り・上塗りと塗料を重ねて、塗膜の厚みをつけながら仕上げます。

室内残り半分の塗装と鉄骨の上塗り

昨日に引き続き、倉庫内の残り半分の塗替えを行います。足場を移動させて作業開始です。

鉄骨のサビが酷い部分を念入りにケレンします。錆止め塗布後、刷毛と短毛ローラーを使い分けて塗り上げました。

平らな面は毛足が短いローラーを使う方が、塗りムラや凹凸が出にくいので綺麗に仕上げることができます。

表のH形鋼をテープ養生に沿って上塗りしました。乾燥後、マスキングテープを張って黄色い塗料でトラ模様に塗っていきます。

枠や模様の上塗り、仕上げ

本日が塗装工事最終日です。H鋼のトラ模様を上塗りしました。

マスキングテープを剥がすと綺麗な塗り分け線に仕上がりました。

付近の鉄骨も上塗りしています。掃除道具を避けて下方を塗り込みます。
トイレ前のドア枠は人が頻繁に出入りする場所にあるため、可能な限り短時間でしっかり塗装しました。

施工日:2010年8月

神奈川・東京の外壁塗装の株式会社塗装職人です。 施工は全て一級塗装技能士という国家資格を持った職人が行います。

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