職人の方へ。平成25年度前期 一級塗装技能士検定の受検あんない
神奈川県の技能検定案内
家を長持ちさせるためには塗装技術、長期間の現場経験が必要ですが、それを消費者であるお客さんに証明するのが塗装技能士という資格です。
現在はほとんどの職人さんが、大手、ネットワーク系、リフォーム系などの塗装会社さんからの厳しい予算・工期という環境の中、自社施工という不思議な名目のもと下請けとして作業しています。
中にはきちんと作業をするだけの予算や、工期がある会社のもとで働いている職人さんもいるかも知れません。ただ現実問題としてそれはほぼ無いに等しいほどのレベルです。
資格が要らないこの業界において、高度な技術と長期間の現場経験を証明するには、塗装技能士のみがその証明をすることができます。
自分の腕を生かし、お客さんに喜んでもらえる仕事をするために、下請けを脱却して意の意味の独立を果たすためにも、塗装技能士の取得はその一歩だといえます。
(神奈川県職業能力開発協会からのお知らせ)
技能検定は、皆さんが持っている技能の程度を一定の基準によって検定し、その技能を公に証明する国家検定制度です。
この制度は、皆さんの技能と地位の向上を図ることを目的とし、職業能力開発促進法に基づいて実施されているものです。
なお、この試験は「実技試験」及び「学科試験」により実施されます。
技能検定試験に合格した方には、特級・1級及び単一等級は厚生労働大臣名の、 2級及び3級は神奈川県知事名の合格証書が交付され、「技能士」と称することができます。
1.平成25年度前期技能検定実施日程
塗装協会受付締切日 平成25年4月10日(水)
※通常の受検申請手続きより、締切日が早いのでお気をつけください。
受検申請 手続き ※インターネットでの手続きはできません。 | 平成25年4月8日(月)から4月19日(金)まで 9時から17時まで、ただし4月14日(日)は休みです。 | ||||
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実技試験 | 問題公表 | 平成25年5月29日(水) | 受検者には受検票とともに送付します。 注:全国統一実施の職種及び要素試験については実技試験問題概要等のみ公表します。 | ||
実施期間 | 平成25年6月5日(水) から 平成25年9月10日(火) | この期間内の指定する日 | 実技試験を実施する日時、場所等は決定次第、受検票にて通知いたします。 (通知が6月下旬までに届かない場合は当協会にご連絡ください。) | ||
学科試験 | 実施日 | 平成25年7月21日(日) 平成25年8月25日(日) 平成25年9月1日(日) 平成25年9月8日(日) | 指定する日 | 学科試験の場所等は受検票にて通知いたします。 (通知が7月下旬までに届かない場合は当協会にご連絡ください。) | |
合格発表 | 平成25年8月23日(金) (金属熱処理を除く3級職種) 平成25年10月4日(金) |
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2.受検手数料
実技試験手数料(全職種共通)16,500円 ※在校生11,000円
学科試験手数料(全職種共通)3,100円
※実技試験手数料で高等学校、専門学校等の在校生が3級を受検する場合は、特別措置があり、
11,000円となります。(在学証明が必要です。)
3.実施職種(作業)、試験日
- 検定職種中で作業が複数ある場合は、受検者がいずれか一つの作業を選択してください。
- 実技試験及び学科試験の月/日は、全国統一の日に実施します。
- 実技試験の○印は、6月5日から9月10日の期間に実施するものです。○印(月/日)は試験予定日です。
- 作業名表中の印の受付方法について
郵送受付可能 - ◎:郵送受付可能です。
郵送受付できません
□:受検者が所属する事業所(設備)等を利用して実施します。事前にご相談ください。
△:実技試験人数に制限あり(先着順)。ただし、受検者が所属する事業所で実施可能な場合は除く。 - ▲:実技試験人数に制限あり(先着順)。
○内に△:実技試験人数に制限あり(先着順)。各組合に申請してください。(事前にお問い合わせください。)
先着順の職種は、県内に在住か在職の方が優先されます。また、受付期間中でも定員になり次第締め切ります。
技能検定について
この試験は、実技試験及び学科試験により実施されます。
合格基準は、100点を満点として、原則として実技試験は60点以上、学科試験は65点以上です。
実技試験について
- 実技試験は、作業試験のみ実施するもの、作業試験とペーパーテストを実施するもの又は
要素試験を行うもの等、職種(作業)により異なりますので、ご注意ください。
(ペーパーテストは、実技試験の一部で、学科試験とは別です。) - 一部の職種(作業)の受検申請は、各組合・団体で取りまとめたうえで受け付けておりますの
で、事前にお問い合わせください。 - 表中*の職種(作業)は、試験当日「ガス溶接作業主任者免許証」等の携帯、又は「安全又
は衛生のための特別の教育を修了した証明書」等の掲示が必要になります(実技試験問題の
概要で確認してください。)。 - 実技試験については試験会場の設備等の都合により、人数制限があり、受付期間中であっ
ても締め切る職種(作業)があります。 - 職種(作業)により、実技試験は受検者の所属する事業所(設備)を利用して実施となります。
学科試験について
- 学科試験の出題形式は真偽法、多肢択一法及び併用法で、採点方法は得点法です。
- 学科試験時間は、特級は2時間、1・2・単一等級は1時間40分、3級は1時間です。
- 学科試験欄のAM表示は9時45分、PM表示は13時00分の集合時間です。
(7/21(日)の3級のAM表示は10時15分の集合時間です。) - 試験会場には、駐車場がありませんので、自動車等でのご来場は固くお断りします。
試験問題及び正解の公開
学科試験問題及び中央職業能力開発協会が公開を認めた実技試験(ペーパーテスト等)問題
については、試験終了後に公開となります。
また、正解については、神奈川県職業能力開発協会で閲覧ができます。
閲覧時間等:実施翌日から1年間 8時30分~17時15分(土、日曜日及び祝日は休み)
受検結果(得点)の簡易開示
受検者は、本人の請求に基づき受検結果(得点)の簡易開示請求ができます。
開示時間等:合格発表から1ヵ月 8時30分~12時00分 及び 13時00分~17時15分
(土、日曜日及び祝日は休み)
場所:神奈川県商工労働局労働部 産業人材課(技能振興グループ)
横浜市中区日本大通1(県庁新庁舎4階)
持ち物:受検票及び運転免許証、身分証明書、パスポートなど顔写真入りのもの
(注)受検者以外の方が受検者の委任状を持参しても、開示できません。
4.受検申請の注意事項 受検申請は1職種1作業が原則です。
個人情報の保護について
当協会は、技能検定に関連して皆様よりご提供いただいた個人情報について、個人保護に関する法令・規範を遵守し、慎重かつ適切に取り扱います。
- 個人情報の利用目的
技能検定に関して当協会が収集した個人情報については、技能検定業務に限定して利用いたします。 - 個人情報の共同利用について
当協会が保有する個人情報は、技能検定事業に協力する職業能力開発施設並びに関係業種団体等、共同で利用する場合があります。
その場合は、共同利用先においても利用目的の限定や秘密保持などについて、適切な管理を行います。
1.提出書類
(1)技能検定受検申請書(神奈川県職業能力開発協会所定の用紙によること。)
- 個人情報は、技能検定を実施するために必要な範囲で利用することに同意し、申請してください。
- 申請書に記載すべきは事項は、正確明瞭に、漏れのないように記入してください。
受検申請書に記載された、学歴、訓練歴、職歴等に偽りが判明したときは、試験の停止又は合格を取り消す場合があります。
申請書に記載された事項に変更(住所等)が生じたときは、当協会に連絡してください。 - 写真は6カ月以内に撮影したものを使用し、申請書の写真票欄に受検する箇所それぞれに貼付してください。(裏面に級、作業名、氏名を記入のこと)
なお、実技試験・学科試験とも免除される方は、写真は必要ありません。 - 提出先は、神奈川県職業能力開発協会で受検申請書は4月19日(金)までに持参してください(代理可)。
- 郵送の場合は、職種により設備・受検人員等に制限がありますので◎印のついた職種を確認のうえ、 書類審査の関係上、4月12日(金)までに申請書、手数料、(現金書留で別便)が到着するようにお願いします。
なお、手数料の送付がない場合及び受検資格がない場合等は、申請書は受理できません。 - 実技試験及び学科試験とも免除の方は、2~4ページに掲げる職種以外にも受検申請ができます。
(2)免許資格証明書類及び技能検定合格書
- 実技試験又は学科試験の免除を受けようとする方は、その資格を証明することのできる書面(原本又はその写し)を提示してください。
- 免除資格を証明するものがない場合は、免除資格者としての申請書は受理できません。
また、申請書受理後に免除資格があることが判明しても試験の免除はできませんので十分ご注意ください。 - 特級を受験する方は、受検資格として「1級技能検定合格証書(原本又はその写し)」を提出してください。
2.手数料の納付方法
受検手数料は、受付の際に審査が済みましたら、銀行振込み(振込み手数料は、ご負担ください。)又は現金により納入してください。
指定した日までに納入確認が取れない場合は、申請は受理できません。
納付された手数料は、試験を実施しない場合等、明白な理由を除き、自己都合等の場合は一切返還しません。
5.受検資格 技能検定は、職業訓練歴や学歴により実務経験年数が定められています。(抜すい)
受検資格の注意事項
- 8ページの関連学科に該当していない方は、実務経験のみの経験年数が必要です。
- 3級を受験する場合は、次の方も該当します。(必ず学生証等の写しを添付)
- 高校、短大等において、検定職種に関する学科に在籍する方。
- 短期課程(700時間以上)や普通課程の普通職業訓練等において、検定職種に関する訓練を受けている方。
- 実務経験年数は、申請書受付期間の最終日4月19日(金)現在の検定職種に関する実務年数をいいます。
- 直接受検、2級合格後、3級合格後のいずれかの実務経験年数があれば受検できます。
なお、直接受検で実務経験年数が満たない場合は、下位等級の合格証書(原本又はその写し)を必ず添付してください。合格後とは、合格年月日が起算年月日になります。 - 等級を受検する方は、1級合格証書等(原本又はその写し)の証明書を必ず添付してください。
6.試験の免除 受検申請の時に下表の資格に該当する方は、それぞれの該当試験が免除されます。(抜すい)
1.技能検定関係(同一の検定職種に限る。)
※1:実技試験又は学科試験に合格した日から5年間有効。
※2:選択科目のある検定職種の場合には、同一の選択科目に限る。
2.職業能力開発行政関係(検定職種に関する訓練科又は免許職種に限る。)
※1:選択科目のある検定職種の場合には、同一の選択科目に限る。
※2:有効期限を過ぎた技能証であっても有効。
3.他法令等関係
(注)試験の免除を受けようとする方は、申請書提出の際、その免除資格を証する書面(原本又はその写し)を必ず添えて提出してください。また、免除証明書を申請後に提出されても試験の免除はできませんので、十分ご注意ください。詳しいことは当協会へお問い合わせください。
技能五輪神奈川県予選 あんない
技能五輪全国大会は、国内の青年技能者が日ごろ培った技能レベルを競うことにより、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性、必要性をアピールすることにより、技能尊重気風の醸成を図ることを目的に開催されています。
第51回技能五輪全国大会への出場には、一部の職種を除き神奈川県能力開発協会会長の推薦が必要で、技能検定と同時に実施される予選会において優秀な成績を収めた者の中から推薦することとしています。
平成25年土前期では次の職種について予選会を実施します。
- 予選会実施職種
- 参加資格 1990(平成2年)年1月1日以降に生まれた方。
- 受付期間 平成25年4月8日(月)から4月19日(金)まで。
- 提出書類 参加申請書に必要事項を記入の上、参加料を添えて申し込んでください。
- 参加手数料 16,500円
- 課題の公表 平成25年5月29日(水)に公表します。技能検定対応職種は2級の問題となります。
- 競技実施日 平成25年6月5日(水)から平成25年7月12日(金)までの間において指定する日。
- 技能証 技能検定対応職については、一定水準以上の成績を修めた方に平成25年10月4日付で技能賞が交付され、対応する2級の検定職種の実技試験が免除されます。
◎お問い合わせ・お申し込みは
神奈川県職業能力開発協会
〒231-0026 横浜市中区寿町1-4 かながわ労働プラザ6階
電話:045(633)5419(技能検定部)
FAX:045(633)5421
◎合格発表・合格証書の交付は
神奈川県商工労働局労働部産業人材課(技能振興グループ)
〒231-8588 横浜市中区日本大通り1 (県庁新庁舎4階)
電話:045(210)5720(代)
受付時間:8時30分~17時15分(土、日曜日及び祝日は休み)
『平成25年度前期 技能検定の受検あんない』より抜粋
一級塗装技能士試験は、通常みなさんが家の外壁塗装として行っている作業とは、異なる試験内容がほとんどです。
試験に合格するためには、練習が絶対必要だと思います。
特にコンパスや定規を使ったけがき線など、時間制限がある中での作業は練習なしでは合格が非常に困難だと思ったほうが賢明です。
塗装の検定は年に1度なので、ぜひ練習をして挑んでください。