土間工事、雨どいの工事など 塗装工事で行う追加工事

今回のブログでは、3つの工事についてご紹介をしたいと思います。

土間工事、雨樋工事2種なのですが、どちらも塗装工事の際に追加工事依頼がよく来る箇所です。

土間工事は不具合が出ての工事というよりは、植物などの世話ができなくなったり、家族構成が変わったりしたことで手を入れたいと考えるお客様が多いようです。

さらに、雨樋は不具合や壊れたことによる補修なのですが、10年たつと割れなどが出てくるため、こちらもご依頼の多い箇所となります。

それではご覧ください。

 

土間工事

 

土間というと、昔の家の中にある玄関のたたきを想像しますが、土にコンクリートを打ったところを土間コンクリートと呼びます。

世田谷区のこちらのお宅では、今回家全体の塗装ご依頼を頂きまして、その追加工事で玄関脇にある土間工事をお引き受けしました。

もともとは植物を植えており、それなりに大きな木もあったそうなのですが、お客様も年を経て手入れも大変になったため伐採されたのだそうです。

ただ、切り株は抜くことができずそのままになっていたものの、やはり雑草が生えるなど手がかかるため、今回はコンクリートを打ちたいとのことでした。

そこで、まずはレンガや木の根っこなどを除去し、処分します。

たかが1.5メートル×1メートル弱四方のスペースですが、軽トラの荷台半分ほどの廃棄物が。

掘り起こすときには、ガス管や水道管などにも注意が必要です。

こちらの写真でも右側に緑色の『G』という記号があると思うのですが、これがガスの引き込み線を指します。

その場所を掘るとガス管がありましたが、傷つけることなく根っこや石を取り出せそうでした。

今回は、お客様がずいぶん前に木を伐採していたため、木の根っこが腐っており比較的簡単に抜くことができました。しかし、これが伐採した直後ですと根っこを引き抜いた際にガス管を傷つけてしまうかもしれません。

そうしたリスクがある場合は、木の根っこの除去はお引き受けできない場合もあります。

今回はそういったリスクはなかったので、お引き受けできました。

併せて観たいYouTube 内藤職人の植物剪定作業を含む動画

 

木の根っこやレンガを取り除いた後は、砕石を撒きます。

こうすることで、土の沈みが少なくなり、コンクリートが割れることを防ぐことが可能に。

さらに、その上には土間用のラス網を入れ補強します。

そして、コンクリートは手塗りしました。

小手で仕上げたのですが、これだけにしますとコンクリートの表面がツルツルになってしまい、雨の日など滑ってしまうため、わざと刷毛で表面を荒らしの仕上げを。

そして、角をモルタルで化粧したら仕上がりです。

また、この土間に面している壁はお隣の壁だったため、お隣さんと施主様の許可を取ったうえで、土間から延長した下部分だけ、塗装をいたしました。

これで、植物が生えることなく美しい玄関先を保つことができます。

雨樋(横樋)の補修工事

 

横浜市緑区のお客様宅の工事で、こちらも追加工事のご依頼を頂きました。

雨樋は傾斜があることで雨水が下に流れていくのですが、雪の重みなどで支持金具が重さに耐えきれず歪んでしまい、樋の傾斜がなくなってしまうことがあります。

それ以外にある横樋の補修工事としては、横樋の中に落ち葉などがたまり、雨水を通さなくなってしまう場合です。

しかし今回のご依頼は、通常の横樋案件とは少し違いました。

こちらの屋根から軒天にかけての作りが通常とは異なっており、デザインを重視したことで破風や破風隠しがなく、雨樋に傾斜をつけず平らに取り付けられていました。

そのため、水の流れが悪く…雨量がひどいと雨樋が機能しないことがあったのです。

さらに雨樋が破損している箇所もありました。

そこで今回はデザイン重視ではなく、しっかりと傾斜を付けて取り付け雨樋の交換をすることに。

通常雨樋は在庫があれば、同じ部材を使いますが、今回はすでに廃盤となっていたため、似た雨樋を探しまるごと取り替えました。

さらに、支持金具もポリカーボネートの上部なものを利用して、より雨水や雪の重みに耐えられるようにしたのです。

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雨樋(縦樋)の破損補修

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次は横浜市港北区のお客様宅の追加工事です。

縦樋が破損しているため、補修してほしいとのことでした。

こちらの雨樋は、部材の在庫がありましたので、同じ品番で注文し交換を。

今回は部材があったことで、部分的な交換が可能となりましたが、もしも部材が無い場合は、縦樋全て交換となってしまいます。

もしも、雨樋の破損を見つけた場合はできるだけ早く補修工事の依頼をするといいでしょう。

なぜなら、部材があれば50センチ単位で補修工事ができますが、もしも長年放っておいたことで部材がなくなれば、大がかりな雨樋の取り替え工事となってしまうからです。

弊社でも雨樋工事はお引き受けできますので、何か気になる箇所ありましたら、ご依頼下さい。

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塗装工事は家を補修するチャンス

 

補修工事や玄関周りの工事は、塗装工事の際に一緒に補修や改装工事をすると、家が見違えます。

雨樋は、足場を組む際には是非行いたい補修工事の一つです。

また、玄関周りの壁と隣接する箇所も、補修工事することで塗装まで一気に行えます。

もちろんお客様の予算などもありますが、後から補修のために足場をかけたり、塗装をしたりすることを考えれば、ずっとお得に工事ができるはずです。

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他にも塗装職人で請け負える補修工事はあります。

ご興味ありましたら、是非お問い合わせ下さい。

お待ちしております。

 

 

 

建築施工主任 家のことを何でも出来るようにと、20代の時に長野県の木造建築の親方に弟子入りして大工の道へ進む。30代の時にはキャパシティを拡げるために農業や造園業にも従事。造園業では外構工事も多く手掛け、家に関するエキスパートとして活躍。見えるところだけではなく見えないところも手を抜かずにやるのがモットー。妻と子供2人の 4人家族。

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