サイディングの最新シール材、耐久性15年という意味合い

最近お客様からお問い合わせの多いシーリング材として、高耐候シーリングがあります。

これは、サイディングの親水シリーズなどと一緒に出てきたシール材で、通常のシール材が5年~10年の耐久年数であるところを、15年ほど持つとされているのです。

ただ、そうはいってもまだ発売されてから15年はたっていないため、実際に施工した家でどのような効果がでるかは未知数といえます。

今回は、そんな新しいシーリング材についてメーカーの方に来ていただき詳しく内容について聞いてみました。

シール材メーカーの説明を受ける見積もり担当

 

長く持つとされている高耐候シーリングとは 

この高耐候シーリングは、大きな建物用というよりは戸建て用のシール材と言えます。

シーリング材は他の材料と違って、サイディングボードの場合、ボードとボードの隙間を埋めるためにも必ず使用しなければならない材料です。

だからこそ、そのサイディングボードの種類や環境に適したものを使用しないと、トラブルや雨漏りの元になります。

今回話を聞いたのは、高耐候シーリングの『オートンイクシード』。そのメーカーであるオート化学工業株式会社の営業担当の方が、弊社まで説明に来ました。

 

あわせて読みたい

シール(シーリング)工事

 

オートンイクシードの商品説明と講習会を受けました

当日は職人の市川をはじめとする数人で、説明を聞くことに。

僕と市川は、様々な使用状況をふまえて営業の方に質問をさせて頂きました。

市川は技術が優れているのはもちろんですが、材料のことなども非常に詳しいので、僕が担当するお客様の時は、工事内容についていろいろと話し合う職人の一人です。

施工中のシール専門職人

今回のメーカーの担当者には、僕たちから少し厳しい質問もさせていただき、かなり時間を使って一つずつ疑問点の解消をしました。トラブルへの対応も、細かく聞くことができたので非常に有意義だったと思います。

こうした新しい材料というのは、薬の新薬と同じです。

まだ治験者が少ないからこそ、どのようなことが起こるかきちんとメーカーから話を聞くことがかかせません。

また、オートンイクシードの講習会では、簡易試験も一緒に行われました。これに受かると認定施行者となります。

せっかく新製品を扱うのであれば、認定証も取った上で弊社でも扱えば、お客様のためになるのではないかと思い講習もしっかりと受けました。

 

合わせて観たいYouTube

 

新しい素材は何にでも使用することができるのか?

こうした新しい材料は、非常に優れてはいるものの、なんにでも使えるかというとそうではありません。

その分かりやすい例として、同じ高耐候のもので『ウレタン防水』についてご説明いたします。この材料は高耐候シーリングよりも前に、弊社で取り扱いはじめていました。

防水材というのは下地の種類が沢山あるため、施工の度に「下地を剥がすこと」を前提として工事を進めます。

ただ、下地の種類によっては仮防水や絶縁処理などいろいろと施工方法があり、すべて別のオプション工事に。それですので、非常に下地と防水材の組み合わせや選び方が大変な上に、お金もかかるのです。

屋上のウレタン防水をする職人

ところが高耐候ウレタン防水は、下地にある程度の融通が利きます。使える下地が多いことから、僕は「意外と実際の工事で使えるのではないか」と思って様子をみていたところでした。

そんな折に、ウレタン防水を使うことでなんとか状況の改善ができそうなお客様宅がありましたので、メーカーに家の状況を説明しで使用について相談したところ、条件に合わず結局使わないことになってしまったのです。

性能としては、使用が可能なものではあるのですが、補償条件が厳しいため一つでも条件を外れると防水材の補償から外れてしまいます。

メーカーが首を縦に振らなければ、補償がつかないためそれは使えないも同然なのです。

新しいからこそ、実例が少なくメーカーも対応に慎重になるがゆえに、使える場所が限定されてしまうという事例でした。

高耐候シーリングも同じで、使いたいから使えるというわけではないのです。

合わせて観たいYouTube

 

高耐久シリーズを適した箇所に使用するために

現在塗装業界では、高耐久シリーズに力を入れています。

新しい材料が台頭すれば、古いものは消えて行く世界ですから、塗装職人としても新しいものを取り入れつつ、その中で確かな工事をしなければなりません。

また、いくら材料が良くても家そのものの状態が悪く使えないこともあります。

サイディングの古いシール材を撤去するシール職人

たまに、家の状態を無視してこの塗装材を塗ってくださいと言ってこられるお客様もいらっしゃいます。

これは、病気を治す手術を例にすると分かりやすいと思いますが、手術する体の心臓が悪ければ、手術に耐えることができません。

それと同じで、下地が脆くなっていると使用することができない材料があるのです。

 

合わせて観たいYouTube

 

新素材に正面から取り組んでいく塗装職人としての対応

今後は、さまざまな条件下で、新しいシーリング材を正しく使用する判断ができるように、我々見積もり担当も職人もさらに勉強していこうと考えています。

そのためにも、今回の講習会は大いに役立つことでしよう。

 

合わせて観たいYouTube

言うまでもなくシールは「シール屋の仕事」です。

よくシール作業も塗装との職人の仕事と勘違いされやすいのですが別業種です。

塗装の職人が行ったりもする場合もあるのですが、それはあくまでも部分的な補修程度です。

外壁塗装のような家全体のシール工事は「シール職人」でなければ品質の高い施工をすることはできないと言っても過言ではありません。

あわせて読みたい

サイディング目地のひび割れ補修、塗装屋よりプロのシール屋がベスト

塗装もさることながら、シールについてもそうですし、片方が良くても片方が良くなければ「家全体の耐久性」という意味では、お客様がもとめる本質的な要望に応えていないということになってしまいます。

これからも良いものを取り入れ、お客様の塗装がよりよいものになるように技術だけでなく知識も磨いていきたいと思います。

若い時から大手の大規模修繕の防水関係に携わり、官公庁の仕事も多くこなしてきました。知識は当然のこと現場も正しい仕事ができて当たり前です。仕事熱心で常にお客様の立場に回り物事を考えて行動しています。 雨漏り対策も得意分野で、2人の子供を抱えて毎日仕事に励んでいます。防水施工技能士。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

施工事例

通話料無料

0120-382-361

[電話受付時間] 09:00-20:00