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神奈川区の屋根塗装で外観と耐久性を両立

今回は、屋根塗装工事の基本的な流れと、屋根塗装を行う際にあわせて実施すると効果的な附帯工事についてご紹介いたします。

屋根の塗装には仮設足場が必要なため、外壁塗装と同時に施工がほとんどです。そんな外壁塗装以外にも、合わせて工事するのにおすすめな箇所がいくつかありますのでご紹介いたします。
工事の参考として、ご覧いただければ幸いです。

屋根 塗装 スレート 施工前


 

屋根塗装工事の基本的な流れ

横浜市神奈川区のお宅で行った工事を例に屋根塗装工事の基本的な流れをご紹介します。


業者に依頼する際には、以下の手順を基準にして見積もりなどをチェックするとよいでしょう。

仮設足場の設置

屋根上で作業ができるよう、屋根より高い位置まで仮設足場を設置します。ハンマーを使い部材同士をつなげて組み合わせ、周りにメッシュシートを張り完成です。
足場は作業を安全に進めるための設備であると同時に、高圧洗浄や塗料の飛散を防ぐのにも役立ちます。

屋根 塗装 スレート 施工前 

また、弊社では職人が作業しやすい「くさび式足場(ビケ足場)」を採用しています。しっかりとした足場は、良い工事をするためには必要不可欠です。

足場


 

高圧洗浄

足場を組み終えた後は、建物全体に高圧洗浄をかけます。
屋根洗浄では、ほこりやごみ、苔などをしっかり取り除くことが必要です。

高圧洗浄


この工程を怠ると、ゴミなどによって塗膜が浮いて早期に剥がれる可能性があるため、塗装の仕上がりに大きな影響を与えます。
また、高圧洗浄をすると雨漏り箇所の確認もできるため、雨漏りの可能性がある場合には、工事前にそのむね業者に伝えましょう。
 


屋根の補修

塗装前に、スレート板の割れや棟板金の浮き、釘のゆるみ、サビなどの不具合を確認し、必要に応じて補修します。

(今回のお宅の棟板金の釘締め、釘頭シールは下塗り塗装の最中に行いました)

棟板金 釘頭 シール



 

下塗り

屋根塗装は通常、下塗り・中塗り・上塗りの三度塗りで仕上げます。
下塗りでは、塗料の密着性を高めるための下地剤を使用します。

屋根 塗装 スレート 下塗り


たとえばこの写真のお宅では、遮熱塗料を使用するため下地剤には「パーフェクトクーラーサーフ」という赤外線を反射する効果のある下塗り材が選びました。
塗料の選定は、屋根の素材や状態など予算に応じて行います。
 

中塗り・上塗り

中塗りと上塗りでは、下塗りと相性のよい塗料を使用して塗膜をさらに強化します。

屋根 塗装 スレート 中塗り

こちらのお宅では、下地に「パーフェクトクーラーサーフ」を使用しましたので、中塗りと上塗りには「パーフェクトクーラーベスト」を使用しました。

パーフェクトクーラーベスト

遮熱機能のある塗料を使用することで、建物内部の温度上昇を抑える効果が期待でき、下地剤と合わせればより効果を発揮します。

屋根 塗装 スレート 上塗り 



築11年スレート屋根の塗装【関連動画】

縁切りとタスペーサー設置

屋根塗装中に、塗装によって屋根材の隙間が塞がれてしまうのを防ぐため、縁切り作業を行い、タスペーサーを設置して通気と排水機能を確保します。(今回は屋根下塗り後にタスペーサーを設置)

屋根 タスペーサー挿入


これにより、内部に湿気や水分がこもるのを防ぎ、屋根材の寿命を延ばす効果が得られます。
 


仕上げ確認

塗装完了後には、足場を解体する前に施工箇所の確認を行います。


足場の上は安全基準の関係でお客様の立ち入りが難しいため、担当者が点検を行います。
不具合があれば、すぐに補修対応を行います。
 

屋根塗装と同時に行うと良い附帯工事

屋根塗装では足場が屋根の高さまで組まれるため、普段は手が届かない箇所の補修や点検の実施が可能です。以下に代表的な附帯工事をご紹介します。
 


雨樋の清掃・補修・塗装

雨樋は、屋根に当たった雨水を集めて排水する大切な設備です。
しかし周辺の環境によっては、落ち葉やごみ、砂などが溜まり排水ができず、最悪の場合は雨樋から雨水があふれ出てしまいます。
ゴミ等の重みで、横樋の傾斜が歪み排水が滞る場合も。


また、積雪や強風による横樋の変形が発生している場合もありますので、塗装の際には状態を確認し、必要に応じて補修を行います。
あわせて、屋根塗装の際には雨樋の塗装も可能です。外壁の色とバランスを見ながら塗ることで、家の輪郭がはっきりして外観が一層美しくなります。


雨押えの点検・補修


雨押えは、屋根と外壁の取り合い部分に設置された金属部材で、接合部からの雨漏りを防ぐ役割を持っています。
地上からは目視できない位置にあるため、足場があるときにしか点検できません。

破風・鼻隠し・軒天の塗装と補修


不具合が確認された場合は、補修や交換を行うと雨漏りリスクの軽減につながります

。破風などの木部は、紫外線や風雨の影響を受けやすく、劣化すると内部への水の侵入が起こりやすくなります。
そのため、外壁や屋根と同じく三度塗りが必要です。

こちらのお宅のようにひび割れなどの損傷がある場合は、補修をして表面を平らにしてから塗装を行うことで、雨の侵入を防ぎ美観もアップします。
 

シーリング工事


シーリング工事を屋根周りでもおこなうと、雨水の浸入を防ぐことが可能です。

軒天や壁際などの取り合い部も雨漏りの原因になりやすいため、シーリング工事は必須です。

 

屋根塗装と同時に附帯工事をすることで足場費用の節約を


屋根塗装は必ず足場を建てるため、普段点検や補修が難しい場所にも手が届く貴重な機会となります。
附帯部の耐久性を高めるためにも、屋根塗装のタイミングで附帯工事をあわせて行うことがおすすめです。


工事の際に足場を設置する場合、通常は20万〜30万円程度の費用がかかります。
附帯工事を別の機会に行うと、そのたびに足場費用が発生することになるのです。
裏を返せば、屋根の塗装工事と一緒に附帯部の工事をすれば、足場代を節約できます。

検討中の方は、附帯部の状態も含めて業者に確認・相談してみてください。
一度に工事をまとめることで、家を補強しながらお得に塗装ができます。

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