本日も引き続き、保土ヶ谷区新井町の老人ホーム 花物語さんでの鉄部塗替えです。こちらの花物語さんは、4階建て鉄筋コンクリートの建物となっています。
以前に、爆裂やクラック(ひび割れ)補修を終えまして、現在はサビが多く発生している鉄部に取り掛かっています。
では、手すり塗装の続きを開始です。
サビと弱くなっている塗膜を念入りに削り落としながら、小さな傷をつけて塗料がガッチリ密着するようケレン(下地調整)しました。
ケレン後は錆止めを塗布します。
一級塗装技能士であり、塗装指導員という先生の資格も持つ職人・竹山が巧みに刷毛を動かして均一に塗り込んでいきます。スナップを利かせて、丁寧かつスピーディーに塗リ進める様子は、さすがの職人技です。
錆止めをたっぷり塗布することでサビの発生を防ぎ、耐久性を向上させます。
錆止めがしっかり乾燥しましたら、上塗りをします。
こちらの写真はライトブルーの塗料を刷毛で塗布しているところです。作業しているのは、この更新情報でも何度も登場しているベテラン職人の竹内です(顔部分が写っていませんが……)。覗き込む体勢になり、手すりの裏側をスジカイ刷毛で塗装しています。見落としやすい裏面も、しっかり塗り込んで塗膜をつけました。細部は目地刷毛という平たく小さい刷毛に持ち替えて、丹念に塗料を重ねます。この刷毛は別名、人形刷毛とも言います。人形師が人形の色をつける際に使っていたというところから、由来がきているそうです。
厚みのある塗膜に仕上げて、本日の作業は完了となりました。