一級塗装技能士の技能検定の実技試験

昨日、一級塗装技能士の技能検定試験がありました。
実技試験だったわけですが、1年に一度きりの試験のため真剣勝負です。去年、うちから2名受けたわけですが、1名が不合格。そして再挑戦。

合格率50%という一級塗装技能士になるまでの道のりと職人の素質

で、一昨日は3人でその実技試験の練習を狭い事務所で行いました。

この試験は一応国家資格で技術が当然必要です。ただしいつもやっている家の外壁塗装の作業とはまったく別物です。

簡単にいうと、吹きつけ塗装、、スプレーガン塗装、パテ、調色で、あとは線からはみ出さないように刷毛を使い分けて塗装をします。
吹き付けなんて、今はもうほとんどの業者さんで行うことはなくなりました。新築の時にはただ塗装だけでなくて、外壁に凸凹の模様をつける必要があるため、吹き付けが必要になります。ガンに石こうのようなドロドロの塗料を詰め、それを吹きつけて凸凹模様にするわけです。

でも塗り替えの場合、今はほぼローラーの作業。

吹きつけも塗装業者さんというより、左官屋さんがメインだったりします。スプレー塗装もそう。普段の作業で使用するといったら、雨戸塗装ぐらい。昨今の住宅事情では、お隣が接近しているお家も多いので、怖くて吹き知け塗装はできにくくなりました。よほど風がない時を見計らい、敷地が割と広いお家で雨戸が多い時はスプレーをしたりします。パテも店舗塗装をメインにしている業者さんだったらいいんですが、塗装業界内の比率でいえば、店舗よりはるかに家の塗装の方が多いですからね。

普段使用しない作業を試験でやるわけですから、少々時代遅れの試験です。技能士関係の試験は職業開発能力開発協会というところが担当し、厚生労働省の管轄です。

お役人の人の業務は忙しいと思いますが、もう少し普段の仕事に活用できる実技試験内容になればと願うばかりです。

で、昨日はかなり多くの職人さんが試験を受けたいたということですが、これからもっと塗装技能士の需要が多くなると思われます。
うちからは一級2名が受験しましたが、内容は上々だったとのこと。練習しましたからね~(^^)今日は1名が2級を受けています。

一級が合格したら、次はその上の資格(免許)の職業訓練指導員に挑戦の予定です。

こちらでは厚生労働省の【技のとびら】のサイトに合格の感想が掲載されているので参照してみてください。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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