鎌倉市での屋根施工と屋根縁切りで雨漏り防止

今回は鎌倉市津で行った施工の様子をお届けします。
担当職人は、今月、一級塗装技能士に合格した曽根カズです。

こちらのお宅では塗装工事は行わず、屋根の縁切りのみの施工となりました。コロニアル屋根は、スレート(屋根材)が段々になったような形状で葺かれています。

そのスレートの重なり部分は、建てられた当初は排水ができるように隙間があるのですが、塗替えを行っていくうちに、塗料で埋まってしまうことがあります。この重なり部分が塗料で埋まってしまうと、雨水が吸い上げられてしまう「毛細管現象」を引き起こしたり、突き合わせから入った雨の逃げ道がなくなり、雨漏りに繋がる恐れもあるのです。

それらを防ぐために、塗料で埋まった部分に隙間を作ることを縁切りといいます。

鎌倉市津:屋根縁切り前

こちらのお宅では、この重なり部分がぴったりと埋まっている状態でした。

鎌倉市津:屋根縁切り

鎌倉市津:縁切り後

使用する道具はマイナスドライバーやカッターです。硬化した塗膜を切り離していくには、カッターの場合、刃が折れやすいこともあり、まずドライバーを指し込みます。それからカッターをスライドさせ、隙間を空けていきました。

少しわかりにくいかもしれませんが、2枚目の写真は縁切りをした後です。重なり部分の下側に若干、隙間ができました。

鎌倉市津:縁切り後の屋根全体

縁切りが終わった屋根の全体図です。今回の施工は縁切りのみなので、足場は組まずに梯子を使用しての工事となりました。

塗装工事の場合でも、場所が限定されている際は(下屋根のみ、付帯部のみなど)、今回のように梯子や脚立だけでの施工をすることがあります。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

通話料無料

0120-382-361

[電話受付時間] 09:00-20:00