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ありえない屋根塗装の15年保証にびっくり

一昨日、うちの菊池が横須賀の鴨居に見積もりにいきました。
その家は築5年ですが、見たところまだ塗装する時期じゃない。

よく話を聞くと、訪問販売のセールスマンにいろいろ指摘されて不安になっていたようです。
このときは、まだ大丈夫ということを伝え帰ってきたらしいのですが、このようなケースはよく耳にします。

先日も見積もり依頼の電話がありました。
隣で塗装をしている会社の営業マンの人が、やはり痛みを指摘してきて不安になったということ。
良く聞くと契約も交わしたらしい。

この方の家は築12年ということなので、年数的には確かに塗装時期ではあります。

ただし、問題なのは契約までの過程
後でキャンセルもできるという約束で、とりあえず契約書だけ交わしたらしいのですが、よくよく聞くと、典型的なトラブル工事の可能性を秘めていたのです。

そもそも、先に契約を交わさせるのは、ほかの業者との比較でも、慎重に検討してもらうことを尊重させていない証拠。
そして、屋根塗装の15年保証。
業者からすれば、屋根は外壁とわけが違います。紫外線や、酸性雨の当たりも、比較にならないほど、過酷な環境にさらされているのです。

夏なんて、靴を履いてても軽いやけど症状にもなります。
そんな環境下にある屋根なので、トラブルも少なくありません。

いくらいい塗料だとしても、15年の保証をつけるのは、正直に言えば、業者としてリスクが高すぎるのです。
だいたいの耐久年数を、15年と答えるのとは意味が違います。

しかも、スレート系のコロニアル屋根でも、さびの可能性が高いトタンが棟押さえとして使われています。
10年立てば必ず釘は抜けかかるし、サビも出てきます。

それを安易に15年保証と口走ってしまうのは、屋根の本当の過酷な状況を知らないか、それとも実際にトラブルが生じたとき、本当に保証をしてくれるのかどうか、どちらかだと考えられます。

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実際には使えない保証書という紙切れ 「日本の塗装工事における保証の誤解と注意点について解説。業者の保証は紙切れになる可能性があり、外壁の塗膜のハガレ以外は保証対象外。作業経過では塗料の種類や数量使用などを確認することが重要。地名の塗装工事を検討する際には、注文前にしっかりとした説明と確認を求めることが大切。」

それでも保証がつけられるという場合は、年数は15年でも、今度は保証内容に疑問をもったほうがいいかもしれません。
制約ばかりで実際には実行力に乏しくほとんど使えない保証も少なくありません。いずれにしても業者感覚としては、無責任な発言と伺えてしまうのです。

そして契約時に、お客さんと上司に電話で話をさせること。
一概に悪いとは言い切れませんが、当事者のセールスマン本人ではなく、会社にいる上司などが電話を通して、契約のお礼などを伝えると、キャンセル防止策になるという、訪問販売ではセオリーの方法。

工事が完了しても頻繁に伺って、小さい工事ならサービスで行なってくれるという点。
塗装工事は思いのほか専門性の高い工事ゆえに、知識不足を逆手に取る業者さんが少なくありません。工事費用も安くないので、悪い情報よりいい情報に飛びつきたいのは、だれでも一緒です。

でも、いい情報ばかりだけが目に付いてしまうような時は、もう一度、慎重になった方がいいかもしれませんね。

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