今回は川崎市麻生区で行った施工の様子を掲載します。
職人は一級塗装技能士の竹内が中心となって作業を進めました。
前回は付帯部の上塗りが完了し、この日はテラスに場所を移してケレン作業です。テラスは大部分が鉄骨でできており、塗膜の剥がれやサビの発生が多数ありました。塗装を長持ちさせるため、塗替え前にしっかりケレンを行って、塗膜が下地に密着するように施工していきます。
テラスの手すり部分では、竹内がディスクグラインダー(サンダー)という電動工具を使用してケレンをしています。これは本体に取り付けられた円盤状のディスクが高速回転して、研磨していく道具。
手すりの表面、側面を撫でるようにしながら研磨します。ずっと押し当てているとそこだけ厚く削られてしまうのです。
このとき、削り取られたサビや塗膜などが粉になって飛び散るので、周辺の養生を念入りにすることはもちろん、職人もゴーグルや防塵マスクが必須の作業になります。
テラスの下では、骨組み部分などのケレンをする職人ふたり。
こちらは溝があるので手作業でケレン。皮スキ(金ベラ)で鉄部をカンカンと叩いて、すぐに落ちる弱った塗膜とサビを落としてから、表面を削り取っていきます。
以前、このテラス下に生える草を取り除いたので、動くスペースはありますがそれでも足元は土ですし、身をかがめての作業は大変だったりします。
それでも、塗装はこのケレンをどれだけ丁寧に行ったかどうかで、持ちが変わってきてしまうので、黙々と作業です。
可能な限り、サビと弱った塗膜を取り除いて本日の施工は完了です。
次回はサビ止めを塗布して下塗りをします。