今回は、前回の鉄部錆び止め、軒裏の下地補修の続きです。
テーピングで通気口を養生し、軒の下塗りを開始しました。
テープを貼り付けるだけで、はみ出る部分が気にならずスムーズな作業が行えます。刷毛目が出ないよう、塗り合わせの部分は大きくストロークりしてなじませ、下塗りをしていきます。
養生をしているのは、通気口は鉄部のため、塗る下塗り材が違うからです。軒などには屋根や壁と同じシーラーやプライマーを使用しますが、鉄部である通気口には、錆び止めのための錆び止め塗料を塗布していきます。
こんなに大胆にはみ出してしまいました。
養生をしていないと、はみ出さないように集中して作業を行うので作業ペースが遅くなりますが、こうして養生をすることではみ出しを気にする事なく塗装が出来ます。また、養生をしておくことで、軒と通気口の塗り分け線がとても綺麗にしあがり、美観も向上します。
養生をしない部分は今まで通り、刷毛目が出ないよう大きくストロークさせながら、塗料を重ねます。
ボタボタと垂れてくる事はありませんが、刷毛に付けたばかりの塗料はたっぷりとしているので、塗料垂れが起きる事も。それも水的のように落ちるのではなく、少しゆっくりと落ちるのがしっかりと希釈出来ている証拠です。
下塗りと上塗り、中塗りを完了させ、完全に乾く前に養生を剥がしました。完全に乾いてしまうと、塗料が割れてしまったり、養生についていた塗料が散って周囲を不用意に汚してしまうので、完全に乾く前に剥がします。
軒裏の塗装が完了しました。窓は、軒裏の塗装中に塗料が落ちて汚れないように覆って養生してあります。
次は、付帯の下塗りを行って行きます。