今回は横浜市旭区 鶴ヶ峰本町の現場から、施工風景をお送りします。
職人は一級塗装技能士の川口が担当しました。
前回は屋根のタスペーサー挿入部分のタッチアップや、ベランダなどの養生剥がしをしました。
この日は下屋根の縁切りとタスペーサーの差し込みをしていきます。
屋根材の重なり部分、キルコートによる計5度塗りの厚い塗膜を、カッターと皮スキ(金ベラ)で分離させて隙間を作ります。
キルコートのような特に厚膜に仕上がる塗料を使用した場合、カッターなどで隙間を空けただけですと、再び塗膜同士が接触してしまうため、タスペーサーという部材を入れて隙間を確保しています。
カッターで縁切りするのは、なかなかに労力が必要となる作業。カッターを差し込んでも、簡単にスライドさせられるわけではなく、引っ掛かりがあるのです。皮スキは持ち上げるようにして、屋根材を分離させています。
コツコツと空けた隙間に、一定の間隔でタスペーサーを差し込みます。大屋根同様、タスペーサー自体の色が見えてしまっているので、屋根と同じ塗料を重ね、目立たないように仕上げて完了となりました。
縁切りも終え、雨水の侵入を防げる下屋根になったと思います。
本日で施工自体の記事は最後となります。
次回は完成したお宅の様子を載せていきます。