娘さんからのご依頼で、お父様のご自宅の塗装工事。
桜が付いてしまう、という意外なものに頭を悩まされて・・・ウレタン塗膜防水です。
- バルコニー床のクラック
- バルコニー壁のクラック
- バルコニー上げ裏のエフロレッセンス
全体的な汚れとサッシ周りのシールクラック。
一部ベランダのFRP防水部分からの雨漏り。
基本が鉄筋コンクリートの建物でした。
柱のない突き出したバルコニーが重さで耐えられないと、柱追加の検討も当初は悩んでおられていたそうです。
当社へのご依頼前には、家を建てたときの一級建築士の設計士の方と塗装業者選びについても何度も話し合われたそうです。
そして当社とご家族で何度か話をする場を設けて、じっくり時間をかけてご契約を頂きました。
ご自宅にはコロニアル屋根のコケ・藻の発生。
棟カバーの釘抜け。クラックなどが発生しています。
一部サイディングがフラットなコンクリートの押し出し成型パネルのような、つるつるした素材のためシーラー選びに苦慮しました。
結果、2液のエポキシ系溶剤シーラーにて施工。
バルコニー床の大きなクラックも徹底的に下地から見直し、コンクリートの出隅が多いためウレタン防水通気緩衝工法により解決できました。
【参照動画】ウレタンのベランダ防水
新築時の家の外装&建築は、デザイナーが入っておしゃれなつくりでした。
サイディング、パネル、コンクリートの打ちっぱなし、石目調と外壁の素材が何種類にも分かれています。
その素材ごとにも下塗りシーラーも使い分けるなど、単調な工事ではありませんでしたが、無事完了することができました。
屋根の水洗いのときには、天窓付近から水滴が伝わり一部室内の壁まで伝わってしまいヒヤっとしましたが・・。
それもおおごとに発展しなくてまずは一安心でした。
高圧洗浄と言っても、屋根の天窓から水が入ってくるのはあまり普通とはいえないため、今後のため屋根職人に調査と対策を施しました。
結果的にその周りは、シーリングで対策をしました。

数年前に行ったというベランダのFRP防水も、床からの立ち上がりの収まりが不良のため、大雨の場合雨水が上って雨漏りの可能性がありました。
事実、雨漏りがあったということです。
お家は有名な桜並木の場所で工事期間中、意外なものに頭を悩まされました。
ちょうど桜の時期だったため、桜の葉っぱがベランダのウレタンについてしまうのです。
当時は苦労しましたが、いい思い出です。
【関連記事】

作業がとても大変な現場だった為、作業途中の写真はほとんどとれませんでした。
作業風景
- 外装の塗装完了後です。
- 一部サイディングです。シーリング(コーキング) が劣化して、ひび割れがおきています。2液タイプのシーリングを使用しました。
- バルコニーの上げ裏です。見えにくいですが、エフロレッセンス(白華現象)が見受けられました。
- モルタルとの境です。シールが劣化していました。
- モルタルとの境です。シールが劣化していました。
- 仕上げモルタルの剥離の状態です。
- ここは有名な桜並木のとおりで、時期も丁度桜満開の時期でした。バルコニーのウレタン塗膜防水の際は、桜の葉っぱが舞い落ち、ウレタンにくっついてしまうなど、結構手間取ってしまいました。
- お隣が駐車場で境界線ぎりぎりに外壁があるため、このように車の所有者に許可を得て、車専用カバーをかけて作業を行いました。
- 外装の工事完了後です。
- 下から2階部分を見上げたところです外壁が溶剤シリコン塗装で光沢がでています。
- このお客さん宅は、有名なデザイナーの方に家をの設計をお願いしたようで、外壁の種類も、特殊なコンクリーパネルとサイディング、モルタルと様々な組み合わせで外壁を構成していました。
- コロニアル屋根の洗浄後です。
- おなじくコロニアル屋根の洗浄後です。
- 以前、雨漏りがあったために、屋根材の差し替えをした跡です。 屋根の塗装は溶剤のシリコン塗料で行いました。
- バルコニーはところどころ大きい幅でクラック(ひび)が生じていました。
- 微細なクラック。
- 床のモルタルもほぼ全体にクラックが走っています。
- 打音すると剥離のある場所もありました
- 床のウレタン塗膜防水です。
- 階下が部屋なので、ずっと気にされていましたが、分厚いウレタンゴムにより雨漏りの心配ももうありません。
- 室外機の基礎ブロックも一緒にウレタン防水をしました。
- ウレタン塗膜防水にしたので、水はけが良くなりました。
- 枯葉などの掃除もしやすいと思います。
- ご主人さまも満面の笑みです
【参考動画】 戸建てのバルコニーの床ウレタン防水
〇施工日 2007年12月の工事でした。