腐食した鉄階段のサビ落としで塗装前の準備・鶴見区にて

本日は鶴見区にて鉄部の階段塗装を行いました。

家全体の塗装ではないので 職人・曽根カズ、1人での作業です。

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:剥離1

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:剥離2

まずは塗装が浮いて剥がれ出てしまった部分をマジックロンや紙やすりを使い剥がしていきます。
平面な部分ではディスクサンダーを言われる工具を使ったり、金ブラシを使ったり、道具を何種類も使い分けて、しっかりと。
鉄部は外壁などと違い腐食するスピードも速く穴が開くほど傷んでしまうと下地である塗装の内側から傷んできます。

サビて腐食した鉄部塗装は塗料にこだわるだけ無駄で保証もつかない

この下地調整をキチンと行わないと下地から塗膜が剥がれ落ちてしまって、長持ちしない塗装になってしまいます。
ケレンと同時に細かな傷をつけて次に塗る塗料の密着度を上げるようにする事が塗装が剥がれない施工の第一歩です。

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:剥がれ1

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:剥がれ2

こちらは階段の昇降部分。
より陽に当たり、雨風にも晒される部分なので傷みが激しいですね。塗装が色あせて塗膜が剥がれ落ち、内部から錆びているのが目に見えてわかります。

この錆び部分を放置しておくと腐食が始まり、穴が開いて脆くなった部分が人の体重によって折れてしまったり、など。

場合によっては大怪我を負う原因ともなりますので、既に壊れてしまったところは専門の職人を入れて、徹底的に補修します。錆びている部分は先ほどのようにしっかりと落とした後で錆び止めをはじめ塗料を3回塗りして厚い塗料の膜で覆います。

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:ケレン後

ケレンの後の床下の様子ですね。こんなに細かい旧塗膜がポロポロと剥がれてきます。

上を見上げての作業の場合は目に入らないように気をつけ、落としたものを放置しておくと風が舞い上げてご近所の迷惑にもなる場合があるので、出来るだけこまめに掃き集めてゴミ袋に纏めておきます。

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:錆び止め1

ケレンの後には錆び止めを塗布。

錆び止めも色々な色がありますが、今回は朱色を使っています。仕上げの色に近い色を使うと色が透けにくくなりますが、錆び止めの後に中塗り~上塗りと厚く塗り重ねるので、ここで使った塗料の色は見えなくなります。

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:蚊取り線香

2013年8月29日 横浜市鶴見区にて鉄階段塗装:ビス

この時期の作業の辛さは暑さと、もう1つ。屋外の作業なので蚊に多く食われると言うこと。

手は動いていても、その場に留まって作業することが多いので蚊には格好の獲物なのか良く喰われます。なので、職人の傍に蚊取り線香が置かれる事も。これも夏の風物詩と言えるのでしょうか。

下の写真は取り付け部分のビスです。傷みが進んでいたので、鍛冶屋さんに補修してもらいました。

↓仕上がりの続きはこちらで

横浜市にて鉄階段塗装、いよいよ仕上げ

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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