塗装工事の秘技

今回は、現場の技、「縁切り(えんぎり)」と「足場の下屋皿を上げる」についてご紹介したいと思います。

「縁切り」……なんだか塗装とはまったく関係なさそうな言葉ですよね(笑)。これは、屋根塗装をした時に、塗料でふさがった屋根材の隙間を回復させる工事です。

コロニアル屋根(スレート屋根)は、本来屋根と屋根の間に入り込んだ水を外に出す隙間があるのですが、屋根塗装の塗料でこの隙間が塞がってしまうことがあります。最後にこの「縁切り」をすることで、屋根の隙間を回復し、水がたまるのを防ぎます。

まれにですが、お客様自身で屋根塗装をされたときに、縁切りをせずにそのままにしてしまったために、屋根の下に水がたまってしまった…などということがあります。

中に水がたまってしまうと、野地板が腐ってしまうなどして、屋根塗装する際に工事が大きくなってしまうので、くれぐれもご注意下さい。

 

次に「足場の下屋皿を上げる」です。

主に1階と2階の建物の大きさが違う家に使う方法なのですが、屋根は多くの場合、1階部分の屋根(下屋)、よりも。2階の屋根(大屋根)の方が小さいので、足場を2階部分の壁に沿った形に組む必要があります。
その時に、1階の「下屋」を支えとして足場を組むのですが、こうしてしまうと足場を組んだ部分を塗装することができません。

ここで、必要なのが「下屋皿を上げる」ことです。
写真のように、足場を組み、「下屋」部分に接している「下屋皿」をジャッキで持ち上げます。

こうすることで、塗り残しをすることなく、尚且つ2階部分も壁に塗りやすい距離の足場を組むことができます。塗りやすい足場は、丁寧な仕事にもつながります。

ただ、もちろん下屋皿で上げている時は2階部分の足場に乗ることは危険です。このように不安定になっている足場の時もあるので、お客様には足場に上らぬようお伝えしています。

以上今回は、塗装工事する際の技を2つご紹介いたしました。

また他にもご紹介したいと思います!

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