もくじ
みなさんは「塗装の職人」と聞くと、どんな作業をしているところを思い浮かべますか?
壁にペンキを塗っているところ?壁を修理しているところ?などなど、いろいろなイメージがあると思います。
実は工事によっては多くの職人が専門の工事を担当するため、工程ごとに現場で作業する職人が違う場合があるのです。
前にお客様が、こんなことをおっしゃっていました。
塗装工事がいよいよはじまることとなり、とりあえず職人さんたちに3週間の工事期間にお茶でも買って飲んでもらおうと、ある程度まとまった金額でお茶代を用意されたのだそうです。
最初にやってきた職人さんに渡せば、お茶代をすべての職人さんで分けてくれるだろうと思い、足場を組みに来た業者さんにそのお茶代を渡されたとのこと。
ところがその足場チームは1日で足場を建てて帰り、次の日にはまったく別の職人チームが来て驚いてしまったのだとか。
その当時お客様は、足場工事も塗装工事もすべて同じ職人が担当すると思っていらしたのだそうです。
しかし、これは多くのお客様が思っていらっしゃる誤解なのかもしれません。
実際は、足場は足場職人、塗装は塗装職人、シール工事はシール職人、屋根が壊れているところは大工が直し、大工が修理した箇所に屋根を葺くのは板金職人が担当します。
すべて違う職人が担当し、連携して一軒家の工事は成り立つのです。
今回は、なぜそれぞれ違う職人(業者)が担当するのか、そしてこれらの職人にどのように依頼するのがお客様にとって一番いいのか、ご説明いたします。
それぞれ専門の職人だからできること
はじめに、なぜそれぞれ違う業者が担当をするのかということをご説明いたします。
家を補修して塗装し、さらに10年間家が持つようにするためには、実にいろいろな工事が必要です。
さまざまな工事ができる多能工が一人いれば、いっぺんに工事が進むように思われそうですが、それは違います。
というのも、足場、塗装、シール、大工、板金…と職人たちが着ている作業服は似ていても、その手に持つ工具や材料、そして必要とされる技術がまるで違うのです。
すべての工事を1社でまかなう場合、ヤード(工具や機器、材料を置く場所)を確保するだけでも広大な敷地が必要となるでしょう。
多能工とは、ある意味ファミレスと同じです。
ファミレスに行けばさまざまな料理が食べられますが、寿司屋の海鮮丼とファミレスの海鮮丼を比べたら、おいしいのは断然寿司屋の海鮮丼ですよね。
何でも工事ができる職人(業者)というのは、ある意味ファミレスと同じで、汎用性のある材料でほどほどに工事はできますが、専門職人の特化した技術と品質にはかないません。
足場は足場、シールはシール、防水は防水の専門業者に任せますからこそ、最高品質の工事が提供できます。
例えば「シールには専業の職人が必要」ということをアニメでご紹介しています。
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家の補修などは、この品質によってどれだけ長持ちするかが変わります。
最高品質の工事をして長く家を守るためには、こうした専門の職人や業者の一流の仕事が必要不可欠なのです。
塗装職人なら家のさまざまな工事内容を一括で依頼ができます
先ほど、品質が高い仕事をするためには、それぞれ専門の職人が必要だとお話いたしました。
しかし、そうした最高の職人を集めようとする場合、個人のお客様がそれぞれの業者を探すのは非常に難しいこと。
そこで出番となるのが、菊池のようなすべての工事を把握している「見積もり担当」なのです。
いつも菊池が塗装の見積もりでお客様宅へお伺いした際に、塗装のことだけでなくさまざまな家に関するお悩みについてご相談を頂きます。
シールのはがれた箇所のご相談であったり雨漏りであったり、ある時は壊れた雨樋の修繕についてなどなど。
本来、塗装会社では雨樋の修繕は板金業者の仕事で塗装業者とは仕事分野が異なるため、こうしたご質問を受けてもお答えできないことがあります。
ですが塗装職人では、家に関するあらゆるご質問やご相談にお答可能です。
というのも、菊池をはじめとする塗装職人の見積もり担当は多くの現場を経験していて、さまざまな専門の職人とつながりがあるため。
家に関する、あらゆる箇所の不具合にどのような工事が必要なのか、お答えができます。
このような見積もり担当がいるのが弊社の強みであり、そのために様々なご自宅の不安を弊社という窓口ひとつで解消できるのです。
外壁塗装工事に関わる職人には、代表的なものだけでも足場・塗装・シール・防水・板金・大工・左官工など、さまざまな業種があります。
もしも外壁だけでなく内装工事も含むとなれば、クロス、設備、フローリング、畳、クリーニング…とさらに沢山の業種の職人がいます。
必要な箇所にベストな専門職人を手配できるのは、長年塗装工事をしてきた弊社だからです。
見積もり担当が理解をしているので、シールが劣化しているのであればシール職人を、銅葺きの屋根の劣化であれば銅工職人を…と技術が確かな専門の職人を手配できます。
先日も、大谷石の擁壁で悩んでいるお客様がいらっしゃいました。
大谷石とは花崗岩の一種で、年数がたつにつれボロボロと崩れてきます。
これを直すには、大谷石の擁壁をモルタルで塗り込むことが必要です。
そのため菊池のほうで、塗装工事の間に擁壁の修理ができるよう左官職人の手配をいたしました。
弊社では、塗装工事の際にお客様が不安に思っていらっしゃる家のあらゆる箇所すべてを修理することができるのです。
適切な修理をすることで家の未来を守れるので、そのようなメンテナンスをご提案したいと考えているのです。
こちらは工事4年後にお客さのお話を聞いている菊池の動画です。
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お客様が長く安心して暮らせるように
私はいつもお客様にお会いする時に、できる限りお客様の不安を取り除きたいと考えています。
そして、たった1回の外壁塗装工事で終わりにするのではなく、将来にわたって家をメンテナンスできるようなお手伝いができればと思うのです。
ですから、お客様にはいつもなにかお困りごとがあった際には、どんなことでも気軽に聞いて頂きたいと思っています。
家の外壁だけでなく内装のことなども、いつでも塗装職人までおたずねください。
些細なことが、家の大事につながることもありますし、未来までしっかりとお客様が安心して暮らしていけるように、できる限りのメンテナンスをご提案したいと思います。
これまで菊池が関係を築いてきたさまざまな業種の職人とともに、お客様の家を支えます。
今回の記事のように、様々な職人が協力して完成させた現場を紹介した動画もあります。
築100年というお宅の工事でした。
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