外壁屋根塗装と腐った玄関支柱やひび割れた門塀の補修工事

先日お客様宅の工事をしていた際に、施主さまから「近所の人にうちの塗装工事のことを聞かれて、ご自分の家も塗装工事を考えていると言っていましたよ」とお聞きしました。

こうしたことはよくあることなのですが、工事をしているとご近所の方から塗装工事の質問や相談が入ることがあります。

 

今回も、そんな縁でご依頼を受けた工事でした。

工事の決まった経緯や依頼内容、そして補修工事についてお話し致します。

塗装職人の工事をご覧になったご近所様のご依頼

 

今回工事することになったお客様宅は、外壁の塗装工事を考えていらっしゃいました。

全体の工事をするついでに、気になっていた門塀の補修工事と、玄関の柱の補修塗装工事をしたいとのご希望も。

しかし、屋根だけは12年ほど前に葺き替えたばかりなので、まだ塗装工事は考えていないとのことでした。

そこで屋根を拝見してみたところ、コロニアル屋根に葺き替えがしてあったのですが、確かに葺いて12年なので、あと2〜3年ほどは状態が持ちそうです。

 

しかし、今回せっかく足場を建てますし、3年後に屋根のためだけに足場を建てるのは費用が無駄になってしまいます。

お客様に屋根の状態や足場についてご報告したところ、総合的に考えてゆっくりと見積りを検討したいとおっしゃっていましたので、菊池も説明するところは説明をして、お待ちしていました。

ところが…お待ちしている間に、お客様の塗装工事について考えが少し変わったのです。

 

お客様が参加された塗装工事についての勉強会とは

 

お客様は、弊社に見積り依頼をした後に、塗装工事の勉強会に参加されていました。

実は、この勉強会というのは塗装関連の会社が行っているものです。

最初は業者の選び方や、塗装工事の詳しい内容などについていろいろと講義をしてくれますが、最終的には家の点検時にいろいろと指摘して、工事業者を紹介しますという流れになることもあるのだとか。

 

お客様も、セールスはしないと言われて勉強会の最後に点検をお願いしたそうなのですが、屋根の状態についてあれこれ指摘を受けたそうです。

そして最終的には、工事をするために業者を紹介すると……。

これにはお客様も驚かれて、弊社にすぐご連絡をくださいました。

 

併せて観たいYouTube 外壁塗装の勉強会セミナー

最近では、こうした勉強会に参加されて点検内容などに驚き、弊社にご相談頂くお客様が増えています。

塗装工事のことを、いろいろ学んで頂くのは非常に良い事ですが、勉強会などで学ぶ際にはセールスをされる場合もありますので注意しましょう。

 

何かおかしいな?と思ったら、信頼ができる塗装業者に相談をして下さい。

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さて、話を戻します。

この勉強会の後、お客様は一気に屋根の状態が心配になってしまったご様子でした。

専門業者に指摘をされてしまうと、不安になる気持ちは分かります。

 

弊社にも再度屋根の状態についてご相談がありましたので、もう一度屋根を確認して塗装職人としての見解をご説明させて頂きました。

弊社の見たところでは、「今はまだそこまで酷い状態ではないが、2〜3年後には塗装をした方が良い」という内容で、見積もり時の現場調査結果と同じです。

そして、2〜3年後に足場を再度建てるのであれば、今回の工事で足場を建てるので一緒に工事すれば、費用を足場代の分だけ余分にかけずに済むことも再度お伝えしました。

 

お客様は改めて考えた上で、足場や屋根の状態の未来など総合的に考えて、屋根塗装を含めた全体の塗装補修工事でご依頼くださることになったのです。

 

スレート屋根の塗装時期とは

 

ここで少し、スレート屋根の塗装時期についてお話し致します。

お客様宅は12年前に、太陽光発電のパネルを設置するのを機に、化粧スレート屋根…いわゆるコロニアル屋根で葺きなおしていらっしゃいました。

コロニアルなどのスレート屋根ですが、昔は一度設置すれば塗装はしなくても50年は大丈夫という触れ込みがありました。

アスベストを使用した屋根材だったため、非常に強度があったのです。

 

しかしアスベストが使用禁止となった今は、昔ほどスレート屋根に強度が無いのでもちません。そのため、10年〜15年で塗りなおすことがおすすめです。

また、スレート屋根の下に敷く防水シートも30年で劣化してしまうため、やはり屋根を葺いて30年のうちに2回は工事を入れる必要があります。

ご自宅の屋根材がスレート屋根の方は、是非この基準を覚えておいてください。

屋根は家を守る際に一番重要な箇所なので、再塗装する時期の知識があるだけでも、家を守れる確率がアップします。

 

併せて観たいYouTube スレート屋根の塗装

ここまでは、お客様からご依頼を頂いた経緯と、塗装工事の勉強会についてご説明致しました。

多くのお客様は、家全体の塗装工事を行う際に日ごろ気になっている箇所の補修工事も行います。

こちらのお客様も、門塀のクラックと、玄関に建てられた支柱が腐ってグラグラになっていることを気にしていらっしゃいました。

そこで、外壁塗装と一緒に補修工事もすることとなったのです。

全体の塗装工事と共に行う補修工事1「門塀のクラック補修」

 

まずは門塀からご説明致します。

 

もともと、この写真のように塀の上に笠木のついた門塀だったのですが、クラックが入り塀の中に水が染み込むようになっていました。

お客様の方でも、なんとか水の侵入を防ごうと、コーキングをしていらっしゃいましたが、モルタルにコーキングするのはかなり難しいため、すでに劣化して剥がれている状態です。

そこで、まずは綺麗にコーキングを取り除き、クラックの補修をし、下地を整えます。

しっかりと門塀全体を補修したら、次に軽モルタルを全体に吹付け補修痕もすべて消しました。

こうすることで、門塀の強度を上げて補修し、なおかつ綺麗に塗り上げます。

手前が吹き付け終わったところです。

クラックも補修でき傷跡もほとんど見えません。

大森職人が非常に美しく仕上げました。

お客様も、この門塀を見積時から気にされていたので、綺麗に補修できて本当によかったです。

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体の塗装工事と共に行う補修工事2「玄関支柱の補修工事」

 次に玄関にある支柱の補修工事です。

 

ひさしを支える形で建てられている柱なのですが、土台に固定してある鉄でできた金物部分が腐食し、グラグラになっていました。

お客様の方で添木をしてあり、なんとか柱を支えてあったのですが、いつ倒れるかわからない状態です。

 

そこで、腐食している金物部分と腐ってボロボロになった柱を切除し、新しく木を継ぎ金物部分を取り付けることになりました。

この柱の補修は、溶接の職人が必要となります。

そこで、伊藤職人に依頼をして補修工事をしてもらいました。

 

最近では、溶接と左官の職人は人数が少なく、工事できる人が減ってきています。

特に腕のいい職人となると、その数は限られているのです。

伊藤職人は、奥さんと二人で工事をするのですが非常に腕もチームワークも良い職人チームです。

そんな伊藤チームで、支柱の工事をしました。

まずは腐っている部分を切除します。

土台はこんな状態でした。金物が錆びきっています。

土台部分からコンクリートを取り除き、掃除した後、新しいコンクリートを流し込みます。

そこに新しいステンレス製の装飾柱受用の金物を準備し、新しい柱に取り付けます。

最後に溶接して、柱の補修工事は完成です。

完成した柱は、壁面に合わせて塗装しました。

今回は鉄ではなくステンレスの金具のため、これで錆びることはありません。

これで補修部分は完成です。

 

併せて観たいYouTube 伊藤職人の仕事を挿入の動画

 

塗装工事の時期と全体工事

 

家を建ててから10年以上経つと、どなたも一度は再塗装やメンテナンスを考えるかと思います。

しかし、再塗装は100万単位で費用が掛かるため、すぐに判断して工事することはできません。

そして来年こそは、また来年こそはと思っているうちに年数が経ってしまうのです。

 

ですが、本当に費用を抑えたいのであれば、きちんと耐用年数に沿って塗装工事や補修工事をするのがおすすめです。

 

外壁や、屋根が今は問題が無いとしても、きちんとメンテナンスすることで、その問題の無い状態の維持ができます。

問題が起こってからでは、費用も圧倒的にかかりますし、家の状態を元に戻すことはできません。

 

家を建ててから10年〜15年。塗装してから10年〜15年。この期間の間に一度は信頼のおける業者に相談をして、家の状態をチェックしてみて下さい。

屋根塗装、外壁塗装、そしてトラブルが起きている箇所の補修工事など…しっかりとメンテナンスすることで、家は長持ちするのです。

 

塗装職人の工事は、実際見て頂ければその品質をご実感頂けると思います。

もしも近所で、塗装職人の工事がありましたらご覧になってみて下さい。

誠実に工事していることが、お分かり頂けると思います。

 

 

 

見積りで大切なのはお客様宅を把握すること。ご要望をうかがい図面を精査し、最適な工事を提案します。高い技術とサービスをご納得いただけるよう、いつも心がけています。施工管理技士でもあります。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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