塗装工事を通して分かる職人の質 

今回はいよいよ塗装職人の本番、外壁塗装のお話を致します。
これまで、ALC壁の補修、下地調整や引き継ぎなどについてお話してまいりました。
このブログでは外壁塗装を通して、職人の質についても詳しく解説いたします。

あわせて読みたい〔前回のブログ〕

工事の質を高めるために 班から班への引き継ぎが重要

塗装工事をするために必要な職人の資質とは

塗装工事の詳細前に、まずお話したいことがあります。
それは工事をする職人についてです。
塗装工事は、チームプレイだということを何度か僕のブログでお話して参りました。

もちろん他の工事もチームプレイではあるのですが、塗装工事は通常の戸建ての場合は2人〜3人ほどの職人で塗装を行いますので、塗装の仕上がりを均一にするためにもよりチーム力が問われます。
しかも今回のような同時に1階2階が別の建物という特殊な塗装を行う場合は、職人の人数も通常の戸建てよりは多くなり、全ての箇所で力量が揃うようにしなければなりません。

今回塗装チームのトップを務める竹山は、一級塗装技能士として技術もさることながら人間力にも優れていて、非常に人の采配が上手い職人です。
通常の現場であれば、複数人の職人で工事を行うと多少は手が遊んでしまう職人というのが出ます。

合わせて観たいYouTube〔竹山職人の外壁塗装〕

しかし、竹山の場合そこを上手く配置して、全ての職人の力量を調整しながら誰一人手が空くことなく工事を進行します。
そのため、工事が非常にスムーズで早く、よい仕上がりになるのです。

たまにテレビやネットの記事などを読んでいると、職人修行を10年もするのはあまり意味が無いという内容のものを目にします。
確かに技術だけであれば3年もすれば取得できるものもあるでしょう。

しかし、現場をまわす力や、トラブルや建物の予想外な状況への対応力は、3年ほどの職人歴では力をつけることはできません。
それどころか、どの職人も10年経てば技術とともに現場力がつくわけではないのです。
技術も力量も備える職人は、ある意味職人の精鋭といえます。
今回もそうした時間をかけて数々の現場をくぐり抜けた精鋭が行う工事だからこそ、非常に良い外壁塗装の仕上がりになりました。

サイディング塗装工事について

ではここからは、実際の工事についてご紹介いたします。
いよいよ工事も大詰め、1階の店舗、2階の住居ともに外壁塗装工事へと入りました。

まずは、店舗の上に建てられている戸建てのサイディング壁についてです。
外壁を塗る前に、エアコンホースの脱着を行います。
この時、剥がれてしまっているホースカバーなどは切り取りを。
こうしてエアコンホースを外すことで、エアコンホース内側にある外壁もしっかりと塗装するのです。

さらに、パテを使って壁に空いた穴などを埋めていきます。
サイディングの壁にあるデコボコや、補修箇所を綺麗にならせば下地調整は完成です。

下地調整の次は透明なシーラー(下地材)を塗り、その後中塗り、上塗りをします。
塗装職人は3回塗りが基本ですので、通常はこれで仕上げです。

合わせて観たいYouTube〔竹山職人のサイディング塗装〕

 

しかし、今回はレンガ調の外壁でしたので上塗りの後に、模様塗りを行います。

通常塗装をするローラーは、デコボコした面もすべて塗るために毛足の長いローラーを使いますが、模様塗りの場合は短毛のローラーを使うことで溝部分にはローラーが届きません。

上塗りと種類の違うローラーで塗ることで、目地の色とブロック部分の色分けを行います。

こうして2階の戸建て部分の塗装は終了です。

※この模様塗りの動画は近日公開いたします。

ALCの塗装工事について

こちらの建物の1階は、外壁がALCとなりますので、サイディング壁の塗りとは少し違います。
まずは、肌合わせと呼ばれる壁面をならす作業からスタートです。

ALC壁の補修した箇所に、砂骨ローラーでデコボコ模様をつけて、ALCの壁模様と合わせ補修箇所が目立たないようにします。これが『肌合わせ』です。
女性のお化粧でいうところの、お化粧した際に肌をツルリとみせるために、コンシーラーで傷跡やシミ、そばかすを隠して下地、ファンデーションを塗りますよね。それと同じイメージです。

肌合わせをした上から3回塗りをすることで、補修箇所を上手く隠します。

あわせて読みたい〔ALCの外壁塗装〕

ALCの外壁塗装

また1階部分は、エアコンのホースカバーも壁と同色にしたいとのリクエストが施主様からありましたので、カバーは外さず塗装をいたしました。
ただ、カバーの無いエアコンホースは新たにホーステープを巻いて、穴を塞ぐ粘土をつめます。塗装はできませんので、ホースの色はそのままに。

さらに、外壁に密着している分電盤の塗装です。
表面に赤サビが出ていましたので、錆止めを塗り(下塗り)、中塗り、上塗りをして仕上げます。

雨戸もスプレーを吹き付け、塗装して仕上げを。
今回は雨戸なので塗装ができたのですが、これがシャッターですと巻き上げた時に金具を噛ませることになるので、塗装がはがれてしまうため塗装はできません。

合わせて観たいYouTube〔雨戸吹き付け塗装〕

こうして、1階店舗部分の外壁塗装も完成しました。

塗装工事とはただ塗るだけの工事ではない

塗装工事というのは、このブログを見ると細かい技術などは省いて簡潔に紹介してあるため、手順通りに塗ればなんとなくできるのではないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。
工程について、さらっと書いてはいますが、実は工程もさることながら、塗装工事をするために建物の状態を把握することが何よりも難しいです。

ホームセンターや資材屋などに売っている塗料には「この壁にはこの塗料を塗りましょう」という塗料の使用方法が書いてありますが、実はこの用法はあまり当てになりません。
同じ素材の外壁でも、塗ってある塗料が特殊な場合もありますし、日の当たり方や最初に塗ってある塗料の状態などで再塗装する塗料が変わることがあるのです。

たまに、塗装工事の見積もり依頼者様で、ご自分で外壁を塗ってからご相談してこられる方がいらっしゃいます。
もちろん、奇跡的にDIYで塗装した方法と使用した塗料が外壁や塗り重ねる塗料のメーカーの用法と合っていれば問題はありませんが、ほとんどの場合間違った塗料が塗られていて、そこに業者が塗装工事を行ったとしても、メーカーの指定する材料の組み合わせではなくなるため保証が付かなくなるのです。
これでは安く済ませようと思ったDIYが、いらぬトラブルを呼んで逆に高くついてしまいます。

また塗る際にも、技術が必要ですし、さらには工事を的確に進める段取りも大切です。
塗装工事は、僕のような営業の経験や知識、職人の技とチームをまとめ工事を完成させる力、メーカーからの適切な材料などが必要となります。

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もろくなった屋根でも大丈夫 カバー工法と板金工事

ただ外壁を塗るのでは無く、家の症状に寄り添った塗装をするためには、材料についての知識や、長年培ってきた現場経験が必要なのです。
このブログを通して、少しでも外壁塗装をプロに頼むことの意味をお伝えできればと思います。
塗装職人の思いとして、一生で一番大きな買い物である家を長持ちさせるために、家に合った塗装を選んで頂けたら幸いです。

 

 

若い時から大手の大規模修繕の防水関係に携わり、官公庁の仕事も多くこなしてきました。知識は当然のこと現場も正しい仕事ができて当たり前です。仕事熱心で常にお客様の立場に回り物事を考えて行動しています。 雨漏り対策も得意分野で、2人の子供を抱えて毎日仕事に励んでいます。防水施工技能士。

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